アウォーディー

(牡8、栗東・松永幹厩舎)

Jungle Pocket
Heavenly Romance
母父Sunday Silence
通算成績39戦10勝
重賞勝利 16年JBCクラシック(Jpn1)
16年日本テレビ盃(Jpn2)
16年アンタレスステークス(G3)
16年名古屋大賞典(Jpn3)
15年シリウスステークス(G3)
連対時平均馬体重501kg (最高:514kg) (最低:492kg)
前走時馬体重508kg
POINT8歳を迎えたが、大きく変わらないシルエットを維持。500キロを超える大型馬だが、重苦しさを感じない立ち姿には好感を受ける。冬毛も全く伸びておらず、体調はかなり良さそう。仕上がりに関しては特に注文を付けるところはないだろう。課題は芝・ダート通じて初となるマイル戦。近走はややスピード負けしているようなところも感じるので、どこまで対応できるか。

インカンテーション

(牡8、栗東・羽月厩舎)

シニスターミニスター
オリジナルスピン
母父Machiavellian
通算成績31戦11勝
重賞勝利 17年武蔵野S(G3)
17年白山大賞典(Jpn3)
17年マーチステークス(G3)
15年平安ステークス(G3)
14年みやこステークス(G3)
13年レパードステークス(G3)
連対時平均馬体重486kg (最高:504kg) (最低:472kg)
前走時馬体重502kg
POINT胴詰まりの体型で、本質的にはマイルくらいの距離がやはりベストの印象。特に成長とともに筋肉量が増え、よりその傾向が強まってきたように思える。故障で休んでいたこともあって、衰えは全く感じさせない。毛艶も良く、体調面に不安は無いだろう。今年のフェブラリーSは逃げ先行馬が例年よりも少ない印象もあり、展開利も見込めそうで警戒が必要だ。

キングズガード

(牡7、栗東・寺島厩舎)

シニスターミニスター
キングスベリー
母父キングヘイロー
通算成績31戦8勝
重賞勝利 17年プロキオンステークス(G3)
連対時平均馬体重443kg (最高:458kg) (最低:434kg)
前走時馬体重476kg
POINT昨年から成長の著しい1頭で、前走はデビュー以来最も重い476キロでの出走。勿論若干の余裕残しだったとはいえ、確実に良化してきていることが伝わって来た。今回は一度使われて全体的に引き締まってきており、叩いた上積みが馬体面に如実に表れていると言っていいだろう。ただ、左回りは内にササる面があり、根岸Sも内ラチ沿いを走りづらそうにしていた。状態面では文句ないが、適性的にアタマまで来られるかどうか。

ケイティブレイブ

(牡5、栗東・目野厩舎)

アドマイヤマックス
ケイティローレル
母父サクラローレル
通算成績26戦8勝
重賞勝利 18年川崎記念(Jpn1)
17年帝王賞(Jpn1)
17年名古屋大賞典(Jpn3)
16年浦和記念(Jpn2)
16年兵庫チャンピオンS(Jpn2)
16年白山大賞典(Jpn3)
連対時平均馬体重484kg (最高:492kg) (最低:478kg)
前走時馬体重512kg
POINT近年の活躍馬には珍しい平尻で瞬発力はやや欠けるものの、長く良い脚を使うタイプ。思い切って逃げるか、マクリ切るような競馬が合っているだろう。この馬の立ち写真は良くも悪くも毎回大きく変化しないのが特徴で、今回も馬体はしっかりと締まっているし、ハードなローテーションでも表立った疲れは見せていない。スピードで押すような逃げ馬ではないので、マイルの距離に対応できるかがカギ。ベストはやはり中距離だろう。
今週のイチオシ

ゴールドドリーム

(牡5、栗東・平田厩舎)

ゴールドアリュール
モンヴェール
母父フレンチデピュティ
通算成績13戦6勝
重賞勝利 17年チャンピオンズカップ(G1)
17年フェブラリーS(G1)
16年ユニコーンステークス(G3)
連対時平均馬体重521kg (最高:538kg) (最低:512kg)
前走時馬体重538kg
POINTダートを主戦場にしている馬は、どうしても重苦しく見えてしまう馬も多いのだが、この馬は非常にバランスが良く、大型馬にも関わらず素軽ささえ感じるほど。昨年の立ち写真と比較して、1つ歳を重ねたこともあって筋肉量が格段にアップしてきた。休み明けとなるが馬体の張りは素晴らしいものがあり、毛艶もピカピカ。このレースに照準を合わせてキッチリ仕上げられてきたことがわかる。帰厩直前は体重がかなり増えていたとのことだったが、1週前としては太め感なく仕上がっている。連覇に期待したい。

サウンドトゥルー

(セ8、美浦・高木登厩舎)

フレンチデピュティ
キョウエイトルース
母父フジキセキ
通算成績47戦10勝
重賞勝利 17年JBCクラシック(Jpn1)
16年チャンピオンズカップ(G1)
15年東京大賞典(G1)
15年日本テレビ盃(Jpn2)
連対時平均馬体重475kg (最高:480kg) (最低:470kg)
前走時馬体重478kg
POINTシルエットの割にクビが長めで、距離はマイルよりも1800~2000mくらいが良さそう。蹄が小さく立っており、芝では行き脚が付きづらい。元々スタートが速い馬でもないので、芝スタートの東京ダ1600mは鬼門。筋肉量は維持しているし、冬毛もそこまで伸びていない。能力を発揮できる仕上がりではあるが、条件的にどこまで追い込めるかがカギ。

サンライズノヴァ

(牡4、栗東・音無厩舎)

ゴールドアリュール
ブライトサファイヤ
母父サンダーガルチ
通算成績12戦4勝
重賞勝利 17年ユニコーンステークス(G3)
連対時平均馬体重533kg (最高:546kg) (最低:526kg)
前走時馬体重532kg
POINT成長段階にある4歳馬だが、筋肉量が多くバランスも良い好馬体を披露しており、素質は相当高い。東京ダ1600mの条件も絶好で、脚が長くストライドも大きく広いコースでノビノビと走らせたい1頭。根岸S時でもかなりデキが良かったが、今回も大きく変わらない状態をキープ出来ている。前走は先に動き出したところを差されているものの、自分のペースで仕掛けられれば本番で逆転も可能と見た。

テイエムジンソク

(牡6、栗東・木原厩舎)

クロフネ
マイディスカバリー
母父フォーティナイナー
通算成績25戦9勝
重賞勝利 18年東海テレビ杯東海S(G2)
17年みやこステークス(G3)
連対時平均馬体重490kg (最高:498kg) (最低:480kg)
前走時馬体重498kg
POINT大型馬らしい緩さを感じる造りだが、トモの膨らみからも筋肉量は多く、さすが現役トップクラスのダート馬。重苦しさを感じないシルエットで、好位を良いスピードで立ち回れるのはこの造りによるもの。元々立ち写真で見栄えする馬ではないので、見た目で前走から大きく変化したところは感じられなかったものの、一度使っての上積みもあるだろうし、期待大。ただ、距離は幾分短い印象で、そこをこなせるかが一つの焦点になりそう。

ニシケンモノノフ

(牡7、栗東・庄野厩舎)

メイショウボーラー
グリーンヒルコマチ
母父アフリート
通算成績34戦9勝
重賞勝利 17年JBCスプリント(Jpn1)
17年北海道スプリントC(Jpn3)
16年兵庫ゴールドトロフィ(Jpn3)
13年兵庫ジュニアGP(Jpn2)
連対時平均馬体重503kg (最高:516kg) (最低:494kg)
前走時馬体重514kg
POINTガッチリとした立派な骨格はいかにも短距離馬といった体型。筋肉量も多く、スプリント適性が向上してきているので距離延長は疑問。シルクロードSの時もそうだったように毛艶は光っており、引き続き体調は良さそう。芝を使ったことへのダメージも全く感じないので、距離さえ誤魔化せれば残り目があっても良い。

ノンコノユメ

(セ6、美浦・加藤征厩舎)

トワイニング
ノンコ
母父アグネスタキオン
通算成績20戦7勝
重賞勝利 18年根岸ステークス(G3)
15年ジャパンダートD(G1)
15年武蔵野S(G3)
15年ユニコーンステークス(G3)
連対時平均馬体重450kg (最高:456kg) (最低:444kg)
前走時馬体重456kg
POINT前走は過去最高馬体重で復活の勝利。去勢後馬体を減らした時期もあったが、ここに来てようやく馬が充実してきた印象。今回も腹回りは若干立派に見えるが、これは元々の腹袋と成長分。全く余分な肉は無いと見ている。根岸Sの仕上がりがかなり良かったのでそれ以上…とはなかなか言い切れないものの、今回も毛艶は抜群で体調の良さが伝わってくる。トモにもスジがくっきりと浮いて素晴らしい張り。連勝も期待できる状態と言っていい。

ベストウォーリア

(牡8、栗東・石坂厩舎)

Majestic Warrior
Flirtatious Miss
母父Mr. Greeley
通算成績32戦9勝
重賞勝利 14~15年南部杯(Jpn1)
14~15年プロキオンステークス(G3)
13年ユニコーンステークス(G3)
連対時平均馬体重511kg (最高:520kg) (最低:504kg)
前走時馬体重出走取消
POINT外国産馬らしいガッチリとした体型で、正方形のシルエット。明け8歳を迎えたが筋肉量は相変わらず豊富。肋骨が浮いて見えるのはいつものこと。加齢によって体が徐々に硬くなり始めているので、道悪高速馬場より、良馬場の力比べになったほうが力を発揮できそう。根岸Sをフレグモーネで回避したが、見た目での印象は根岸S前のほうが良かった。頓挫明けでどこまで巻き返せるか。

ララベル

(牝6、大井・荒山厩舎)

ゴールドアリュール
ブリージーウッズ
母父ティンバーカントリー
通算成績18戦8勝
重賞勝利 17年JBCレディスクラシック(Jpn1)
連対時平均馬体重529kg (最高:567kg) (最低:492kg)
前走時馬体重564kg
POINTゴールドアリュール産駒らしい後肢の造りをしており、幅があって牝馬とは思えないほどの迫力がある。骨格自体が大きく太く、相当なパワーを秘めていそうな立ち姿。冬場の牝馬はどうしても代謝が落ちやすくなるが、冬毛も伸ばすこと無く馬体の張りも上々。腹回りもスッキリとして好仕上がり。中央の古馬牡馬が相手で胸を借りる立場ではあるものの、能力を出し切れる状態で警戒が必要。

ロンドンタウン

(牡5、栗東・牧田厩舎)

カネヒキリ
フェアリーバニヤン
母父Honour and Glory
通算成績22戦7勝
重賞勝利 17年コリアカップ(韓国G1)
17年エルムステークス(G3)
17年佐賀記念(Jpn3)
連対時平均馬体重510kg (最高:516kg) (最低:504kg)
前走時馬体重518kg
POINT若干腰高に見えるのは元々の体型。500キロ以上ある大型馬とは思えないシャープなシルエットで、スピードがありそうな体付き。胴回りも詰まり気味で、距離短縮はプラスに働きそうな印象。1400m戦での実績もある。ムダ肉も少なく毛艶も良い。仕上がり自体は特にケチを付けるところもない。できれば高速決着になってくれたほうが持ち味が生きそうだ。

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