アイビスSD

クイーンS

ダイメイプリンセス

(牝5、栗東・森田厩舎)

キングヘイロー
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績20戦5勝
連対時
平均馬体重
497kg (最高:508kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重498kg
POINT
前脚が短く前傾気味の姿勢。このような体型の馬はスピードに乗りやすい一方、距離が持たない傾向にある。飛節の折りも深く回転の速いフットワークで、1000mへ距離が短くなるのは好材と言えるだろう。500キロ近い馬体重で、特に胸前とトモの筋肉量が豊富。横見ではシャープに映る造りだが、骨格も比較的しっかりとしているため牡馬相手でも当たり負けない。前走のダメージも感じられず、好調子をキープしている印象だ。

ナインテイルズ

(牡7、栗東・中村厩舎)

ローエングリン
マイネフォクシー
母父メジロライアン
通算成績50戦5勝
連対時
平均馬体重
476kg (最高:480kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重472kg
POINT
父ローエングリン、母父メジロライアンと血統だけ見れば適性はマイル~中距離くらいにありそうだが、気性的な面を考慮して短距離を使われているのだろう。馬体のシルエットはマイラーといった印象を受ける。実際デビューから5歳まではマイル以上の距離を使っており、純粋なスプリンターといった雰囲気は無い。ただ、短距離を使うようになってから筋肉量が増えてきたのは確かで、馬体の張りも毛艶も良い状態。うまく流れに乗れれば上位進出も。

ペイシャフェリシタ

(牝5、美浦・高木登厩舎)

ハーツクライ
プレザントケイプ
母父Cape Cross
通算成績20戦6勝
連対時
平均馬体重
484kg (最高:490kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重492kg
POINT
父ハーツクライに似た胴長の体型。一見距離はある程度長いほうが良さそうだが、肩のラインが立っており、前脚も短め。体型から距離を見抜くのが難しい1頭だが、筋肉量が多くスピードを秘めているので、短距離でもスピード負けはしない。ただ千直はテンからスピードに乗らないと勝負にならないので、胴が詰まっているタイプのほうが有利。この体型がレースでどう影響するだろうか。前走は出遅れて掛かったのが敗因で、馬体を見る限りダメージも無く、体調面での不安は感じられない。
今週のイチオシ

ラインスピリット

(牡7、栗東・松永昌厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
リボンストライプ
母父トニービン
通算成績44戦8勝
連対時
平均馬体重
433kg (最高:446kg)
(最低:418kg)
前走時馬体重438kg
POINT
立ち写真をひと目見ただけでわかる胴の短さ。胸前の筋肉量も豊富で前駆の造りが力強く、より胴が詰まって見える体型。テンからスピードに乗る必要のある直線競馬は適性的にピッタリと言えるだろう。牡馬にしては小柄なタイプだが、昨年の立ち写真と比較しても筋肉量が増えており、光線の当たり方を考慮しても今年のほうが毛艶が良い。昨年以上の順調度と見ている。ここ2走差の無い競馬を続けており、勝ち負けに期待したい。

ラブカンプー

(牝3、栗東・森田厩舎)

ショウナンカンプ
ラブハート
母父マイネルラヴ
通算成績9戦2勝
連対時
平均馬体重
428kg (最高:432kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重424kg
POINT
牝馬らしいシャープな体つきで、ムダ肉の少ない体型。軽快なスピードを持ち味とする馬だけに、絶対的な速さが求められる直線競馬は向く可能性が高い。430キロを切る馬体でも筋肉は付くべきところにしっかりと付いており、斤量のアドバンテージがあれば古馬相手でも十分に通用するのではないだろうか。肋骨が若干浮いて見えるように1週前にして体は出来上がっており、輸送も考慮するとこの状態をキープしておきたいところだ。

レジーナフォルテ

(牝4、美浦・佐藤吉厩舎)

アルデバラン2
ナイキトライアンフ
母父ボストンハーバー
通算成績20戦5勝
連対時
平均馬体重
489kg (最高:498kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重498kg
POINT
父、母父ともに米国の短距離血統で、骨量・筋肉量ともに豊富な牝馬。蹄、繋ぎも立ち気味で、比較的ダート的要素が問われる新潟千直は合っているコースと言えるだろう。脚元の造りにゆとりがあるタイプではないが、前走も1分7秒1の好タイムで駆けているようにスピード能力も高い。腹袋が立派な体型とはいえ、もう一絞りできそうな見た目。ただこの暑さで馬体減りしている馬が多い中、これだけ体を維持出来ているということは、すなわち飼い葉食いが良く、体調も良いのだろう。好勝負に期待している。

アンドリエッテ

(牝6、栗東・牧田厩舎)

ディープインパクト
アナバシュドチャーム
母父Silver Deputy
通算成績28戦4勝
重賞勝利 18年マーメイドステークス(G3)
連対時
平均馬体重
451kg (最高:474kg)
(最低:436kg)
前走時馬体重474kg
POINT
ディープインパクト産駒らしい好バランスの馬体。仙骨の角度が斜めになっており、このような形をした馬は一般に瞬発力に秀でていると言われている。母父が米国血統のSilver Deputyということで繋ぎは比較的立ち気味で、洋芝は合うイメージ。若駒の頃は430キロほどだった馬体も成長するに従ってボリュームアップし、筋肉もパンと張って見栄えのする立ち姿になった。毛艶も良好で体調はかなり良さそう。好勝負が期待できる。
今週のイチオシ

エテルナミノル

(牝5、栗東・本田厩舎)

エンパイアメーカー
ダイワジェラート
母父フジキセキ
通算成績24戦6勝
重賞勝利 18年愛知杯(G3)
連対時
平均馬体重
443kg (最高:458kg)
(最低:434kg)
前走時馬体重462kg
POINT
馬体重は460キロほどと平均的な牝馬といったイメージだが、ムダ肉が少ない割に全体的に筋肉量が多く、数字以上に立派に見せる立ち姿。繋ぎ、蹄ともに立った造りをしており、極端な高速馬場は不向きな一方、渋った馬場や荒れた馬場は得意。開幕週ということで時計勝負になると厳しそうだが、本質的に洋芝は向いているはず。毛艶もピカピカで、ココに来て調子を上げてきた感があり、馬体減りも見られない。更にパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。

ソウルスターリング

(牝4、美浦・藤沢和厩舎)

Frankel
スタセリタ
母父Monsun
通算成績11戦5勝
重賞勝利 17年優駿牝馬(G1)
17年チューリップ賞(G3)
16年阪神ジュベナイルF(G1)
連対時
平均馬体重
476kg (最高:480kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重484kg
POINT
現役の古馬牝馬でもトップクラスに馬体のバランスが良い。マイルでも2400mでも勝利を収めているが、シルエットはやはり中距離馬といった印象で、2000m前後がベストの距離ではないだろうか。筋肉の張りは最も良いと感じた3歳春にはまだ及ばないものの、今年の春と比較して胸前の筋肉が戻ってきており、フィジカル面は徐々に復調している。毛艶も春先と比べて明らかに光っており体調は良さそう。このメンバーなら格好は付けたい。

フロンテアクイーン

(牝5、美浦・国枝厩舎)

メイショウサムソン
ブルーボックスボウ
母父サンデーサイレンス
通算成績20戦2勝
連対時
平均馬体重
459kg (最高:474kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重474kg
POINT
飛節の折りが深い曲飛タイプ。広いコースでの好走歴もあるが、小脚が使えるだけに小回りコースでこそより持ち味が活きる。父メイショウサムソンで重馬場が上手そうなイメージがあるものの、蹄の形状を見るとやや平たく薄いため、良馬場でこそ能力を発揮するだろう。5歳夏を迎えて随所に本格化の証が見受けられ、特に後躯の下腿部にはくっきりと血管が浮き上がっており、筋肉がはちきれんばかりに張っていることがわかる。引き続き上位争いだろう。

アイビスSD

クイーンS

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