小倉記念

レパードS

キョウヘイ

(牡4、栗東・宮本厩舎)

リーチザクラウン
ショウナンアネーロ
母父ダンスインザダーク
通算成績16戦3勝
重賞勝利 17年日刊スポシンザン記念(G3)
連対時
平均馬体重
427kg (最高:436kg)
(最低:416kg)
前走時馬体重436kg
POINT
430キロと牡馬にしては華奢な馬体で、筋肉も全体的になだらかな付き方をしている。昨年のダービー後はマイル路線を中心に使われているが、胴の長さには比較的ゆとりがあり、2000mくらいまでなら無難にこなせそう。飛節の折りが深く、このような造りの馬は瞬発力に秀でていると言われているが、同時に一完歩が小さくピッチが利くタイプなので、道悪でもノメることなく走ることができるのだろう。毛艶も良く、馬体の張りも十分で、好勝負が期待できる。
今週のイチオシ

サトノクロニクル

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ハーツクライ
トゥーピー
母父Intikhab
通算成績12戦3勝
重賞勝利 17年チャレンジカップ(G3)
連対時
平均馬体重
453kg (最高:456kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重458kg
POINT
3000mの阪神大賞典でも2着しているが、骨格はやはり中距離馬。2000mに距離が短くなるのは好材料と言えるだろう。腹回りが多少立派に映るが、母方の血統から遺伝した大きい腹袋を持っているためであり、天皇賞・春からの休み明けになるが太め感はない。未完成な体つきだった3歳時から馬体のバランスが整っていたように高い素質を示していたが、ここに来て筋肉の張りもアップしてきた。休養効果がしっかりと身になっていると考えていい。順当に勝ち負けできるはず。

ストロングタイタン

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

Regal Ransom
Titan Queen
母父Tiznow
通算成績17戦6勝
重賞勝利 18年鳴尾記念(G3)
連対時
平均馬体重
522kg (最高:530kg)
(最低:516kg)
前走時馬体重522kg
POINT
背中が長く、一瞬の切れ味というよりも長く良い脚を使うような展開・レース運びに向いている体型。大型馬特有の緩さを感じさせるシルエットで、一見すると広いコース向きの印象があるものの、比較的テンのダッシュ力があるので、小回りも苦にしない。ただ、蹄が薄いタイプなので雨は良くない。明らかに良馬場向きの蹄と言える。開幕週の小倉芝はかなり速い時計が出ていたので、適性的には合致する条件。トモの下腿部には血管が浮いており、馬体の張りも上々。上位争いに期待。

マウントゴールド

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ステイゴールド
マウントコブラ
母父Mt. Livermore
通算成績10戦3勝
連対時
平均馬体重
448kg (最高:452kg)
(最低:442kg)
前走時馬体重442kg
POINT
ムダ肉の少ないシャープな造りの体つきで、胴も骨格に対して長く見える体型。距離適性は比較的長いところにありそうだ。ステイゴールド産駒は比較的飛節の折りが深い馬が多い印象だが、この馬は真っ直ぐに伸びている直飛。戦績を見てもわかるように、切れるというよりも好位から長く脚を使って押し切る競馬が得意。スピード・先行力があるので、小回りコースでも十分に対応可能だろう。本質的な適性はもっと長距離にありそうだが、馬体の張り、毛艶も良好で、力は発揮出来ると見た。

メドウラーク

(牡7、栗東・橋田厩舎)

タニノギムレット
アゲヒバリ
母父クロフネ
通算成績34戦6勝
重賞勝利 18年七夕賞(G3)
連対時
平均馬体重
499kg (最高:508kg)
(最低:492kg)
前走時馬体重506kg
POINT
父がブライアンズタイム~ロベルト系のタニノギムレットということもあり、腹袋が大きい。他馬が苦しくなるような展開でこそ強さを発揮するタイプで、道悪+ハイペースだった前走の七夕賞はまさしく好走条件が合致したと見て良いだろう。7歳馬で筋肉の張りは特筆すべきモノではないが、毛艶も良く、肋骨が薄っすらと見えるように仕上がりは上々。高速馬場への対応がカギとなるが、馬場が渋れば引き続き面白い1頭だ。
今週のイチオシ

アルクトス

(牡3、美浦・栗田徹厩舎)

アドマイヤオーラ
ホシニイノリヲ
母父シンボリクリスエス
通算成績6戦3勝
連対時
平均馬体重
527kg (最高:534kg)
(最低:518kg)
前走時馬体重532kg
POINT
530キロを超す雄大な馬格。胸前、トモの筋肉いずれも非常に肉付きが良く、見た目からその力強さが伝わってくる。馬体のバランスも整っており、背中もゆったりとした造りのため、今後距離はある程度延びても対応可能と見ている。この体でもまだキ甲が抜け切っておらず、身長が伸びることで更に馬っぷりも良化していくはずだ。背中には代謝が良い時に現れると言われる銭型がハッキリと浮いており、毛艶乗りも抜群。初の重賞挑戦となるが、勝ち負けに期待できる好仕上がり。

エングローサー

(牡3、栗東・清水久厩舎)

トランセンド
エンブレイス
母父アフリート
通算成績10戦2勝
連対時
平均馬体重
471kg (最高:476kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重480kg
POINT
2歳時は芝を使われていたが、小さく立った蹄は砂向きの印象。まだ腰高で成長余地を感じるが、筋肉量・骨量の豊富な血統背景ということもあり、フレームはがっしりとして立派な印象を受ける。今後この骨格に筋肉が付いて、完成した時が楽しみな1頭だ。もちろん、現状でも後躯の下腿部には血管が浮いているように馬体の張りも十分。ダート馬にしてはムダ肉が少なく素軽さを感じるので、芝と同様の瞬発力を発揮することができるのだろう。今回も上位争い候補だ。

グリム

(牡3、栗東・野中厩舎)

ゼンノロブロイ
ブランシュネージュ
母父サクラバクシンオー
通算成績6戦3勝
連対時
平均馬体重
494kg (最高:496kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重498kg
POINT
ゼンノロブロイ産駒らしい重厚感のあるパワータイプな馬で、前駆後躯ともに筋肉量が豊富。胴の長さは比較的ゆとりがあるものの、母父サクラバクシンオーが影響してか肩の角度が立っている。前脚が大きく前に踏み出すタイプではないのでピッチの利くダートが合っており、そして距離はあまり延びないほうが良さそう。前走はよもやの大敗となったが、馬体にダメージは無く引き続き筋肉の張りも良好。巻き返しの可能性も十分。

グレートタイム

(牡3、栗東・藤原英厩舎)

キングカメハメハ
ミラクルレジェンド
母父フジキセキ
通算成績8戦2勝
連対時
平均馬体重
470kg (最高:472kg)
(最低:470kg)
前走時馬体重470kg
POINT
非常にバランスの良い体型で、筋肉量も豊富。素質の高さが窺える。曲飛節で瞬間的に速い脚を使え、ユニコーンSやJDDでは狭いところを割って追い込んでくる一面を見せていた。前走よりも腹回りは立派に映るものの、夏場でこれだけ充実した肉付きを見せているのはそれだけ飼い食いが良い証拠でもあり、毛艶も黒光りして体調はかなり良さそうだ。近走はチグハグな競馬が続いているものの、スムーズに回ってこられればまず大崩れはしないだろう。

ドンフォルティス

(牡3、栗東・牧浦厩舎)

ヘニーヒューズ
グロッタアズーラ
母父フジキセキ
通算成績7戦4勝
重賞勝利 17年北海道2歳優駿(G3)
連対時
平均馬体重
493kg (最高:502kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重502kg
POINT
まず目に付くのが馬体の張り。胸前・トモの筋肉がはちきれん状態に張っており、筋肉量の多さと中身が詰まっている様子が伝わってくる。バランスが良いので距離もある程度延びてもこなせるが、肩がやや立っているところも見受けられ、2000mよりは1800mのほうが合っているだろう。距離短縮で一押しが利くはずだ。前走は休み明けながらマイナス体重だったが、馬体も戻りつつ肋骨が薄っすらと感じられる仕上がり。毛艶も光っており体調は相当良く見える。上位争いは必至か。

コマビショウ

(牡3、栗東・南井厩舎)

エンパイアメーカー
サウンドバイト
母父ホワイトマズル
通算成績7戦2勝
連対時
平均馬体重
500kg (最高:502kg)
(最低:498kg)
前走時馬体重486kg
POINT
【抽選で除外に】父エンパイアメーカーでがっしりとした体型。全体的に重厚感があり、スピードよりも馬力で勝負するタイプの造りをしている。背中と腹側のラインが平行で、このようなシルエットをした馬は瞬間的な脚こそ使えないものの、バテずに長く脚を使うことができるので、マクリ気味に進出した時に好成績を残しているのも頷ける。毛艶も良く、肋骨も薄っすらと感じるほどムダ肉の無い仕上がりで、一発が期待できるデキにあると見た。

小倉記念

レパードS

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