札幌記念

北九州記念

クロコスミア

(牝5、栗東・西浦厩舎)

ステイゴールド
デヴェロッペ
母父ボストンハーバー
通算成績22戦5勝
重賞勝利 17年府中牝馬S(G2)
連対時
平均馬体重
414kg (最高:428kg)
(最低:402kg)
前走時馬体重434kg
POINT
ステイゴールドの牝馬らしく小柄な馬で、シャープなシルエット。頭部が小さくクビさしもスラッと見せているように長いため、全体のバランスがいい。ムダ肉が少なく、胴の長さもゆとりがあるため、牝馬の中でも中距離以上に適性があるタイプだ。ドバイターフから5ヶ月ぶりの実戦となるが、腹周りはスッキリとしており、毛艶も上々でいきなり動ける状態に整っている。好勝負に期待。

ゴーフォザサミット

(牡3、美浦・藤沢和厩舎)

ハーツクライ
ラグジャリー
母父Storm Cat
通算成績7戦3勝
重賞勝利 18年テレビ東京杯青葉賞(G2)
連対時
平均馬体重
493kg (最高:496kg)
(最低:492kg)
前走時馬体重496kg
POINT
ハーツクライ産駒らしいゆったりとした胴周りで、長距離・広々としたコースが合っている体型。小回りの中山でも勝利実績があるものの、今回は古馬とのスーパーG2でどこまで対応できるかがカギになるか。バランスの良い立ち姿からは資質の高さを感じさせる。ダービー時よりも肉付きが良くなってきた印象で確実に成長しているが、馬体の張りにはまだ良化余地を残しているように、本格化するのは古馬になってからだろう。毛艶も良く、現状の力は発揮できそうだ。

サクラアンプルール

(牡7、美浦・金成厩舎)

キングカメハメハ
サクラメガ
母父サンデーサイレンス
通算成績23戦4勝
重賞勝利 17年札幌記念(G2)
連対時
平均馬体重
472kg (最高:484kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重478kg
POINT
盛り上がった胸前を見てもわかるように、筋肉量に恵まれた体つき。クビさしも太く、見た目から力強さを感じさせる立ち姿だ。パワーに秀でているタイプであり、洋芝や中山といった舞台で好成績を残しているのも頷ける。前走の函館記念はやや余裕のある腹周りでありながら2着に好走しており、今回は一度使って全体に締まってきた印象。毛艶も良好で、叩いた効果が表れている。引き続き上位争いできる好仕上がり。
今週のイチオシ

サングレーザー

(牡4、栗東・浅見厩舎)

ディープインパクト
マンティスハント
母父Deputy Minister
通算成績14戦6勝
重賞勝利 18年マイラーズカップ(G2)
17年毎日放送賞スワンS(G2)
連対時
平均馬体重
475kg (最高:482kg)
(最低:466kg)
前走時馬体重486kg
POINT
マイル路線を歩んできただけあって、トモの筋肉は出走メンバー1と言っても良いくらい発達している。ディープインパクト産駒らしいバランスの良さが光る立ち姿で、前脚をスラッと見せているように、2000mくらいまでなら十分にこなせる範囲。安田記念の時と比較すると全体的にシャープな印象を受けるが、距離に対応すべくムダ肉のない体型に仕上げているのだろう。背中には銭型も浮き始め、体調はすこぶる良さそうな雰囲気。札幌でも勝利実績があるように洋芝もOKだ。

ネオリアリズム

(牡7、美浦・堀厩舎)

ネオユニヴァース
トキオリアリティー
母父Meadowlake
通算成績21戦8勝
重賞勝利 17年Qエリザベス2世C(G1)
17年中山記念(G2)
16年札幌記念(G2)
連対時
平均馬体重
505kg (最高:514kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重526kg
POINT
7歳を迎えたが、相変わらず好バランスの馬体を披露。元々パワー型の造りをしていることもあって、力の要る印象がある、今年の札幌芝は合いそうなイメージだ。さすがに胸前の筋肉量は全盛期と比較して若干の物足りなさを感じるものの、後肢の下腿部は太い血管がくっきりと浮き上がっており、トモの状態はこの年齢を考えると立派の一言。腹袋が大きいこともあってやや太めに映るが、レースまであと1週あるので、当日までには絞れてくるだろう。復活の可能性も十分。

マカヒキ

(牡5、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ウィキウィキ
母父フレンチデピュティ
通算成績12戦5勝
重賞勝利 16年東京優駿(G1)
16年ニエル賞(G2)
16年報知杯弥生賞(G2)
連対時
平均馬体重
499kg (最高:506kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重500kg
POINT
昨年のジャパンC以来の実戦となるが、中間も豊富な乗り込みを積んでいることもあって太め感は無い。ディープインパクト産駒の中でも500キロ以上ある大型馬の部類に入るので、瞬発力やスピードだけでなく、パワーも兼ね備えている。札幌の芝コースは初めてだが、洋芝はむしろ合うのでは無いだろうか。馬体の張りはまだ完璧とは言えないが、それでも昨年の天皇賞時と同じくらいの状態までは整っているように見える。ここは地力で勝ち負けまで持ち込めると見た。

ミッキースワロー

(牡4、美浦・菊沢厩舎)

トーセンホマレボシ
マドレボニータ
母父ジャングルポケット
通算成績9戦3勝
重賞勝利 17年セントライト記念(G2)
連対時
平均馬体重
487kg (最高:494kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重474kg
POINT
現役の古馬でもトップクラスに馬体のバランスが良く、資質の高さが窺える。直飛で後肢を長く見せており、体も柔らかいので長く良い脚を使わせるようなレース展開に向く。適性的には小回りよりも外回りコースでノビノビと走らせたほうが持ち味の活きるタイプ。多少の距離ロスが生じたとしても、外々を回すようなレース運びが良いのでは無いだろうか。休み明けでも肋骨が薄っすらと感じ取れるほどの好仕上がりで、期待大。

モズカッチャン

(牝4、栗東・鮫島厩舎)

ハービンジャー
サイトディーラー
母父キングカメハメハ
通算成績11戦4勝
重賞勝利 17年エリザベス女王杯(G1)
17年サンスポ賞フローラS(G2)
連対時
平均馬体重
471kg (最高:476kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重480kg
POINT
背中が垂れているように見えるが、成長とともに徐々に解消されつつあり、元々の体型なので特に気にする必要はないだろう。トモは丸みがあって、豊富な筋肉量を誇る。正方形のシルエットの割に胴周りにゆとりがあるので、距離はある程度延びても大丈夫。本質的には大箱コースのほうが良いイメージがあるものの、背中が短く体の伸縮力があり、飛節もやや折れ気味で小脚が使えるので、小回りが苦手なワケではない。銭型も浮き始めているように代謝の良さも窺える。牡馬相手でも上位争いできる。

アサクサゲンキ

(牡3、栗東・音無厩舎)

Stormy Atlantic
Amelia
母父Dixieland Band
通算成績9戦2勝
重賞勝利 17年小倉2歳ステークス(G3)
連対時
平均馬体重
456kg (最高:470kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重458kg
POINT
胴が詰まった正方形のシルエットはいかにもスプリンターといった印象。成長とともに体幹がしっかりしてきており、キ甲も抜けつつある。肩周りには血管が網目状に浮き上がり、皮膚の薄さを感じさせるほど筋肉の張りが素晴らしい。蹄は立ち気味で、荒れた馬場も苦にしない作り。その一方、極端な高速決着になった時にどこまで対応できるか。まだ成長余地を残しつつも上々の立ち姿で、引き続き上位争いに期待。

アレスバローズ

(牡6、栗東・角田厩舎)

ディープインパクト
タイセイエトワール
母父トニービン
通算成績26戦6勝
重賞勝利 18年CBC賞(G3)
連対時
平均馬体重
485kg (最高:496kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重490kg
POINT
ディープインパクト産駒の特徴といえる斜尻直飛。一般に長く良い脚を使える馬に多いと言われる造りをしており、良い意味でスプリンターらしくない。ただ、胴は短く前後に詰まった体型で、若干前傾姿勢になっているところは短距離向き。胸前・トモの豊富な筋肉は力強さを感じさせ、かつ気性面も前向きなため、短い距離もこなせているのだろう。繋ぎ・蹄の角度は寝ているが、このような形は一般にパンパンの高速馬場向きで、重馬場は不向き。毛艶も光っており状態面も良さそう。雨さえ降らなければ勝ち負けは必至か。

ゴールドクイーン

(牝3、栗東・坂口則厩舎)

シニスターミニスター
サザンギフト
母父タイキシャトル
通算成績6戦3勝
重賞勝利 18年葵ステークス(重)
連対時
平均馬体重
456kg (最高:466kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重454kg
POINT
前脚が短めで、正姿勢を取るとバランスが自然に前傾するのはスプリンターの特徴。キ甲は徐々に伸びつつあるが、元々の造りを考慮しても若干腰高な印象があり、成長の余地を残している。蹄は小さく立っており、脚抜きの良い造り。肩の筋肉が目立ち、前駆の掻き込みも強そう。ダートで勝ち上がったことも納得できる。ムダ肉の少ない体つきで、レース1週前の時点で順調に仕上がっている。脚元を見る限り馬場は渋ったほうが良さそうなので、一雨降れば面白い存在。

セカンドテーブル

(牡6、栗東・崎山厩舎)

トワイニング
モカサンデー
母父サンデーサイレンス
通算成績26戦3勝
重賞勝利 14年京王杯2歳S(G2)
連対時
平均馬体重
469kg (最高:484kg)
(最低:442kg)
前走時馬体重482kg
POINT
四肢が短く、胴も詰まり気味。見た目から短距離馬らしい短距離馬と言える。ピッチは自然と小さくなり、飛節の折りも深くダッシュ力がある。同時に地面をしっかり噛んで走ることができるので、道悪も比較的上手にこなせるタイプだ。栗毛も相まっていつも毛艶は綺麗に見せる馬だが、今回も同様に光り輝いており、代謝が良さそう。前走はマイナス10キロの馬体重だったが、この写真を見る限り腹周りはふっくらしており、恐らく輸送を考慮して気持ち余裕ある造りにしているのだろう。レース当日にはちょうど良い目方で出走できるはず。
今週のイチオシ

ダイアナヘイロー

(牝5、栗東・大根田厩舎)

キングヘイロー
ヤマカツセイレーン
母父グラスワンダー
通算成績21戦7勝
重賞勝利 18年阪急杯(G3)
17年北九州記念(G3)
連対時
平均馬体重
464kg (最高:476kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重472kg
POINT
胴が詰まった典型的なスプリンター体型。父が欧州血統のキングヘイローということもあり腹袋が立派で、内蔵面もしっかりしている。前走時はややゆとりある造りだったが、函館SSを使って一変。全身の筋肉がパンとして張っており、背中~腰周りには銭型がハッキリと浮き上がるほど代謝が良さそう。この馬の立ち写真は以前から見てきたが、今回が一番と言えるほど良く見える。昨年勝利しているレースでもあり、今年も連覇に期待できる素晴らしい仕上がりと言えるだろう。

ダイメイプリンセス

(牝5、栗東・森田厩舎)

キングヘイロー
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績21戦6勝
重賞勝利 18年アイビスサマーD(G3)
連対時
平均馬体重
497kg (最高:508kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重502kg
POINT
牝馬らしく全体にシャープな造りに映るが、馬体重は500キロ近い大型馬。見た目以上に重いのは内蔵面がしっかりしている証拠だろう。アイビスSDを走った反動は全く見せておらず、基礎体力の高さを感じさせる。コンスタントに使っていることもあるが、ムダ肉の少ない体型で、1週前にして体はほぼ出来上がっているのではないだろうか。立ち写真では常に前傾姿勢を取っている典型的な短距離馬。千直の後でどんなレースをするかがカギになるが、この状態をキープしていれば自身の力は発揮できそう。

ラブカンプー

(牝3、栗東・森田厩舎)

ショウナンカンプ
ラブハート
母父マイネルラヴ
通算成績10戦2勝
連対時
平均馬体重
427kg (最高:432kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重424kg
POINT
牝馬らしいシャープな体つきで、ムダ肉の少ない体型。軽快なスピードを持ち味とする馬で、蹄の角度も平たく寝ている。良馬場・高速決着を希望する脚元の造りだ。430キロと小柄な馬ではあるものの、胸前の筋肉は前走より明らかに増えてきており、着実に成長している様子が窺える。腹周りはいつもスッキリして見える馬だが、このくらいふっくらしていれば問題はない。トモの筋肉もハッキリと1本の筋が入っているように張りは抜群で、ここでも勝ち負けが期待できる。

札幌記念

北九州記念

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