JBCクラシック

JBCスプリント

JBCレディスクラシック

アルゼンチン共和国杯

アポロケンタッキー

(牡6、栗東・山内厩舎)

Langfuhr
Dixiana Delight
母父Gone West
通算成績28戦9勝
重賞勝利 17年日本テレビ盃(Jpn2)
16年東京大賞典(G1)
16年みやこステークス(G3)
連対時
平均馬体重
546kg (最高:564kg)
(最低:524kg)
前走時馬体重558kg
POINT
現役屈指の大型馬で、骨量・筋肉量ともに立ち写真からそのスケールの大きさが伝わってくる。その筋肉量の多さはパワーに直結するため、どちらかといえばパサパサの良馬場のような、力を要する馬場向きの印象もある。スピード能力に長けたタイプではないので、前走で得意とはいえない1800mで好走したのは評価できる。馬体の張り良く、毛艶も上々。状態面では特にケチを付けるところはなく、あとは1年10ヶ月ぶりの中央場所のスピードに戸惑わなければ、ここでも好勝負。

オメガパフューム

(牡3、栗東・安田翔厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
オメガフレグランス
母父ゴールドアリュール
通算成績6戦4勝
重賞勝利 18年シリウスステークス(G3)
連対時
平均馬体重
453kg (最高:462kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重450kg
POINT
父スウェプトオーヴァーボードは短距離馬を多く輩出しているが、この馬は立ち姿でも分かるように四肢、特に前脚がスラッと長く、ストライドが広い走り方をするため、距離が延びても全く苦にしない。前走時で馬体重450キロとダート馬にしては華奢なタイプで、胸前やトモの筋肉、キ甲を見てもまだまだ伸びしろを残しており、この完成度で古馬を破ったのだから能力は高い。今回はメンバーが更に強化されるため一筋縄とはいかないものの、将来性も含めて期待したい1頭だ。
今週のイチオシ

ケイティブレイブ

(牡5、栗東・杉山厩舎)

アドマイヤマックス
ケイティローレル
母父サクラローレル
通算成績30戦10勝
重賞勝利 18年川崎記念(Jpn1)
18年日本テレビ盃(Jpn2)
18年ダイオライト記念(Jpn2)
17年帝王賞(Jpn1)
17年名古屋大賞典(Jpn3)
16年浦和記念(Jpn2)
16年兵庫チャンピオンS(Jpn2)
16年白山大賞典(Jpn3)
連対時
平均馬体重
484kg (最高:492kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重516kg
POINT
背中と腹側のラインが平行に近いシルエット。このような体型の馬は瞬間的な切れ味には欠けるものの、長く脚を使わせるとしぶとい競馬をする。コントロールの利く馬でもあるので、早めに動き出す競馬であれば堅実な走りを見せてくれる。杉山厩舎へ転厩してから初の立ち写真となるが、目野厩舎時代よりも全体的にシャープな造りになった印象があり、よりスピード感のある体つきになってきた。これなら京都の速いダートにも対応できるだろう。肋骨も薄っすら浮き、毛艶も抜群に良い。勝ち負けに期待。

サウンドトゥルー

(セ8、美浦・高木登厩舎)

フレンチデピュティ
キョウエイトルース
母父フジキセキ
通算成績50戦10勝
重賞勝利 17年JBCクラシック(Jpn1)
16年チャンピオンズカップ(G1)
15年東京大賞典(G1)
15年日本テレビ盃(Jpn2)
連対時
平均馬体重
475kg (最高:480kg)
(最低:470kg)
前走時馬体重478kg
POINT
肉付きの良い体つきと立ち気味の繋ぎは父フレンチデピュティ譲り。正方形で大きなトモを持っている馬で、後躯に力強さを感じる。8歳を迎えたが、筋肉量自体に変化は無く、良い意味で変わらない立ち姿・シルエットを見せてくれている。腹周りが若干太めに映るのは元々の体型で、腹袋の大きさが関係している。この馬としてはいつも通りの仕上げ、といった雰囲気だ。追込一辺倒な馬にとって京都は楽な舞台ではないが、自身の力は発揮できる。

ナックビーナス

(牝5、美浦・杉浦厩舎)

ダイワメジャー
レディトゥプリーズ
母父More Than Ready
通算成績28戦7勝
重賞勝利 18年キーンランドカップ(G3)
連対時
平均馬体重
513kg (最高:526kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重520kg
POINT
500キロを超える雄大な馬格の牝馬で、スピードは勿論のこと、急坂のある中山や洋芝で好成績を収めているように、パワーも牡馬顔負けの相当なモノを秘めている。ダートは未勝利勝ちの経験があるが、オープンに上がってからは昨秋の東京盃9着があるのみ。実績的には乏しいものの、体つきからは十分こなせると見ている。蹄はやや角度的に平たいので、雨が振って脚抜きが良くなれば更に良さそう。G1の後だが馬体の張りもキープしており、力は問題なく発揮できる仕上がり。

ネロ

(牡7、栗東・森厩舎)

ヨハネスブルグ
ニシノタカラヅカ
母父サンデーサイレンス
通算成績45戦8勝
重賞勝利 16~17年京阪杯(G3)
連対時
平均馬体重
466kg (最高:478kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重470kg
POINT
胴詰まりで正方形のシルエットはいかにも短距離馬といった雰囲気。7歳を迎えた今季も衰えを見せることなく好馬体を披露しており、特に胸前から肩にかけて盛り上がった筋肉は立派の一言。トモにもくっきりとスジが浮いており、前走の2着も評価できる。脚元はやや芝向きといった形だが、繋ぎが短く、芝ダート兼用タイプ。加齢とともにスピードが落ちてきているので、現状はダートがベターなのだろう。毛艶も光って代謝の良さが感じられ、勝ち負けも期待できる好仕上がりといえるだろう。
今週のイチオシ

マテラスカイ

(牡4、栗東・森厩舎)

Speightstown
Mostaqeleh
母父Rahy
通算成績20戦6勝
重賞勝利 18年プロキオンステークス(G3)
連対時
平均馬体重
510kg (最高:520kg)
(最低:498kg)
前走時馬体重508kg
POINT
丸みを帯びたトモの筋肉と、盛り上がった胸前。米国血統で坂路を多用する森厩舎ということもあり、とにかく筋肉量が多い馬。胴の長さも短く、シルエット的にも筋金入りのスプリンターといった雰囲気だ。後肢の下腿部には太い血管が浮き出ており、筋肉の張りは抜群に良く見える。前走の敗戦によるダメージはなさそうだ。比較的時計の出やすい平坦京都でスピード勝負になれば、当然巻き返す余地はある。勝ち負けに期待。

アンジュデジール

(牝4、栗東・昆厩舎)

ディープインパクト
ティックルピンク
母父フレンチデピュティ
通算成績16戦5勝
重賞勝利 18年エンプレス杯(Jpn2)
18年マリーンカップ(Jpn3)
17年スパーキングレディー(Jpn3)
連対時
平均馬体重
466kg (最高:474kg)
(最低:460kg)
前走時馬体重474kg
POINT
デビュー当初は芝を走っていたように、体つきはシャープで芝のスピード勝負に強そうな造りをしているが、注目すべきは脚元。前脚の繋ぎの角度がほぼ直角に近い角度で立っており、蹄も起きている。ココまで極端な形をしていると、芝の上級条件で走るのは厳しい。一方で、ダートは繋ぎが立っていると脚抜きが良くなるため、このような形は理想的。馬体の構造からも軽いダートが合っているイメージなので、京都ダ1800mは絶好の条件。毛艶・馬体の張りともの申し分なく、勝ち負けできるはず。

クイーンマンボ

(牝4、栗東・中竹厩舎)

マンハッタンカフェ
スズカエルマンボ
母父シンボリクリスエス
通算成績12戦4勝
重賞勝利 17年レディスプレリュード(Jpn2)
17年関東オークス(Jpn2)
連対時
平均馬体重
499kg (最高:506kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重506kg
POINT
500キロ近い大型の牝馬で、全体にどっしりとしたシルエット。スピード能力もさることながら、ややパワー寄りの馬体構造に映る体つきだ。比較的背中が長く見える馬で、一瞬で加速するというよりもジワッと徐々に加速していくタイプ。一度勢いが付けば渋とく末脚を伸ばしてくれるので、京都コースではマクリ気味に進出するくらいでちょうど良いのかもしれない。前走は7着と敗れてしまったたものの、立ち姿を見る限り、体調面に問題はなさそう。巻き返しに期待。
今週のイチオシ

プリンシアコメータ

(牝5、美浦・矢野英厩舎)

スパイキュール
ベルモントフェリス
母父アジュディケーティング
通算成績23戦6勝
重賞勝利 18年レディスプレリュード(Jpn2)
17年クイーン賞(Jpn3)
連対時
平均馬体重
470kg (最高:478kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重482kg
POINT
馬体のバランスが整っている馬で、シルエットが美しい。デビュー時には468キロだった馬体重が前走時には492キロと20キロ以上増えており、筋肉もパンと張って皮膚を薄く見せて成長が著しい。それを証明するかのように戦績も安定し始め、牝馬同士ならほとんど崩れていない。やや飛節の折りが深いことから小脚の使えるタイプで、テンのスピードも比較的速い。今回も先行策からの粘り込みが期待できる。毛艶も抜群で、体調も良さそう。立ち姿はこの馬が一番良く見えた。

ラビットラン

(牝4、栗東・中竹厩舎)

Tapit
Amelia
母父Dixieland Band
通算成績12戦4勝
重賞勝利 18年ブリーダーズGC(Jpn3)
17年関西TVローズS(G2)
連対時
平均馬体重
445kg (最高:450kg)
(最低:440kg)
前走時馬体重452kg
POINT
ダートの新馬戦を圧勝したが、3歳秋には芝のローズSで重賞初勝利を挙げているように芝ダート兼用のタイプ。馬体構造だけで見てみると、蹄は起き型で繋ぎも短く、脚元の造りだけならダート馬らしい形。ただこの馬は体の使い方が非常に柔らかく、筋肉の付き方もなだらかでスピード能力が高いため、芝でも十分に走れるのだろう。この両面の要素を加味すると、スピードが要求される京都ダートは合うイメージ。前走から間隔が開いたが腹周りもスッキリと見せて好仕上がり。好勝負できそうだ。
今週のイチオシ

ウインテンダネス

(牡5、栗東・杉山厩舎)

カンパニー
モエレメルシー
母父マジックマイルズ
通算成績30戦6勝
重賞勝利 18年目黒記念(G2)
連対時
平均馬体重
494kg (最高:502kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重504kg
POINT
父カンパニーはマイル~中距離を得意としていたが、この馬は比較的背中の長いところがあるため、距離は保つ。全体のバランスが整った馬で、500キロを超す大型馬ながら全く重苦しさを感じさせない。前走の京都大賞典も休み明けながらキッチリ仕上がっていたが、肋骨が薄っすらと浮いているボディコンディションをキープしつつ、馬体の張りと毛艶は形通りに良化。一度使った効果が出ている。重賞勝ちのある舞台で巻き返しの可能性大。

ガンコ

(牡5、栗東・松元茂厩舎)

ナカヤマフェスタ
シングアップロック
母父Singspiel
通算成績30戦6勝
重賞勝利 18年日経賞(G2)
連対時
平均馬体重
489kg (最高:504kg)
(最低:480kg)
前走時馬体重504kg
POINT
長距離戦で開花したが、胸前やトモの筋肉が立派で、腹袋も大きい。見方によっては短いところもこなせる馬体の造りをしている。心肺機能の高い馬ではあるが、本質的にはステイヤーというよりも、2000~2500mくらいの距離が合っているタイプと考えている。よって、この東京2500mという条件は悪くない。やや余裕を持たせた仕上げだったオールカマーと比較しても筋肉の張りはアップしており、腹周りも引き締まってきた。前走以上のパフォーマンスが期待できるだろう。

ノーブルマーズ

(牡5、栗東・宮本厩舎)

ジャングルポケット
アイアンドユー
母父Silver Hawk
通算成績29戦5勝
連対時
平均馬体重
479kg (最高:496kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重490kg
POINT
比較的肉付きの良いタイプではあるが、前脚をスラッと見せているように全体に伸びのあるシルエットで、中長距離でこそ真価を発揮する造りといえる。腹袋は父ジャングルポケット譲りで大きく発達しているためどうしても太めに映ってしまうが、血管がハッキリと浮き上がっているように馬体の張りは上々。休み明けでも力を発揮できる好仕上がりと見ている。宝塚記念時よりもパワーアップした印象があり、上位争いに期待したい。

パフォーマプロミス

(牡6、栗東・藤原英厩舎)

ステイゴールド
アイルビーバウンド
母父タニノギムレット
通算成績14戦6勝
重賞勝利 18年日経新春杯(G2)
連対時
平均馬体重
449kg (最高:452kg)
(最低:438kg)
前走時馬体重448kg
POINT
小柄ながらコンパクトにまとまった馬体の持ち主。骨格に対して胴周りの長さにゆとりがあるため、本質的に長い距離が合っているイメージ。長距離馬が活躍する傾向が強い東京芝2500mという舞台はピッタリの印象だ。京都大賞典に出走を予定していたが、熱発で回避。一頓挫を挟んでの参戦となるが、馬体も締まっているし、見た目に影響は感じられない。下腿部には血管も浮き上がっていることから、筋肉の張りも上々。好勝負できる。

JBCクラシック

JBCスプリント

JBCレディスクラシック

アルゼンチン共和国杯

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