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東京ダービーを15年ぶり勝利!宝塚記念はダノンデサイルに再び騎乗!【戸崎圭太コラム】
2026/6/12(金)

祝・東京ダービーを勝利!勝利を挙げたフィンガーの手応えやレース運びの裏側、そして馬の成長や課題について率直に語った。さらに、自身にとって特別な一戦でもある東京ダービーへの思いや、今後の展望にも言及。そして、今週は宝塚記念にダノンデサイルと挑む。再コンビへの期する思いは…。
ダノンデサイルは本領発揮となるか
——まず昨日は東京ダービーをフィンガーで勝利されました、おめでとうございました!
戸崎:ありがとうございます。
——そして今週ですが、宝塚記念(G1)はダノンデサイルに騎乗されますが、こちらはいかがでしょうか。
戸崎:1週前追い切りに乗せてもらいました。前走は騎乗停止で乗れなかったのですが、前走からハミを替えたということで、それ以降初めて乗せてもらいました。右回りでは特にモタれる面が強く、まだコーナーでモタれる素振りは見せるのですが、直線の動き自体は良くなっているとは感じています。動きに迫力もありましたし、順調に来ていると思っています。
——昨年見られた折り合いなどの難しさと言いますか、テンションの面の心配はなさそうですか。
戸崎:当日の気配というか、そこが重要になってくるかなとは思います。ただ、国内ではそこまでイレ込んだことはないですし、厩舎側も気をつけてくれています。心配していないといいますか、問題ないのかなと感じています。
——JCの時は少し間隔が空いていましたが、今回は2ヶ月くらいの程よい間隔で挑めるように感じます。前走を使って臨むコンディションの良さを感じられますか。
戸崎:むしろ、そこは特に気にしていなかったです。何せドバイの時は追い切りが良くなかったので。それを考えると、どんな時が良いのか悪いのかがよく分からないところはあるので、レース当日次第かなと思っています。
——そして枠順が発表されましたけど。最近のG1では極端に内か外か、という感じですが……。
戸崎:まだ確認できていなかったですね。
——18頭立てで1番です。
戸崎:そうですか……。ラチ沿いを走ると、モタれすぎる懸念はあります。
——ハミを換えたとしても、まだその懸念もあるのですね。
戸崎:今までがそうですからね。追い切りでは良かったけど、実戦ではどうなるかわかりませんからね。やはり馬は機械ではないですからね。
——そして、天気は良さそうです。
戸崎:ダノンデサイルに関してはそういう条件というよりは、もう気持ちというか。気持ちが乗ってくれればいいなと思っているので、あまり色々考えるところは少ないですね。
——この前のYouTubeを見返して思い出しました。JCの時もボロが飛んできたという話もありましたし、それでも高いレベルで走れる馬ではあるわけですね。
戸崎:ああ、言っていましたね。確かにそれは言えると思います。
——まあそんな中でも3着とか走っているところを考えれば、と感じさせられます。
戸崎:いやいや、能力はあるので、実績どおり安定して走れるとは思います。あとは人で言えば、「ゾーン」に入ってくれればいいな、というところですね。
15年ぶりに東京ダービーを勝利!
——そして、フィンガーと臨んだ東京ダービーですが、どうだったでしょうか。
戸崎:正直この馬に関しては、思っている以上に走ってくれているという感触が本音です。ただ、今回に関しては、パドックでまたがった時に、気合い乗りと元気の良さを感じて、馬の成長もしっかり感じることができました。
——これまでは状態が少し落ちているかなというのがブルーバードカップだったと思います。それ以外は横ばいで来ているようなところから、ここは成長も感じられたという一戦だったのですね。
戸崎:そうですね。
——まず、基本的にはJRA所属馬が相手となってくると思うのですが、枠順は良いんじゃないかと感じたのですが、どうだったでしょうか。
戸崎:いや、今回に関しては内でもいいのかなとは思っていました。よっぽど内に速い馬がいると、ハナに行けないかなとは思っていたので、そこまであまり気にはしていなかったです。
——その中でハナを主張されました。パドックから成長を感じたということは、先週おっしゃっていたような感触よりは、やれるんじゃないか、と好転したところはあったのですか。
戸崎:いや、そこは走るまで心配もありましたけどね。
——スタートしてからはロックターミガンが行きました。戸崎さんからは強い主張を感じました。
戸崎:普段あまりやらないのですが、主張するといいますか、意識は強かったです。スタートも今までの中でやっぱり一番良かったですし、これはもう主張すると、そこで決めました。それでもロックターミガンもやっぱり速くて、一瞬どうしようかな、というところはありました。でも、馬と(田中博康)厩舎を信じて主張する形を取りました。
——先週は東京ダービーでは逃げ切りは難しい、という話でした。ある程度ハナというのは選択肢の中にあったという話ですけど、戦前からプランはあったと。
戸崎:そうですね。いつもよりは強く思っていました。
——前半の3ハロンの入りは結構速かったと思いますけど、ただそこからは少しペースも落とせていたような感じもありますが、そこら辺は意図してできていたのですか。
戸崎:そうですね、引っかかる馬ではないので、落とせたのかなという感じです。
——去年は同じコースのジャパンダートクラシックで勝たれていますけど、ナルカミとは少し違う行き方ですね。
戸崎:ただ、ナルカミの方がやっぱりスタートして二の脚のスピードの乗りというのはいいので、ある意味ナルカミの方が主張はできるかなという感じはします。フィンガーの場合はゲートも速い訳ではなく、二の脚も決して速くはないので。
——前走から成長を感じられたというところですが、今後もっと良くなりそうなところというのはありますか。
戸崎:どうですかね……。良くなってきてほしいですが、そんなにガラッと変わってくる感というのはどうなのかなとは思うのですが。どうしても、外国の血統なので比較的成長が早いんじゃないかという懸念はあるのも事実です。ここまで走れていれば、先々も楽しみかなと思います。
——精神面ではそこまで懸念するところはありませんか?
戸崎:いや、結構我が強いというか。ゲートもそんなにおとなしいわけではないですしね。
——東京ダービーを勝たれたということ自体に関してはどうでしょうか。2011年以来とのことです。
戸崎:それは感慨深いところはあります。東京ダービーというのはやっぱり地方ジョッキーの時にも勝ちたいレースでしたし。大井でJRAのジョッキーとして勝つことができたというのも特別です。そして、日本ダービーにも意識がありますし、「ダービー」に対する思いはありますね。
——普通であれば乗れる機会というのは本来なかったはずですよね。
戸崎:そうなんです。交流になったからということは事実です。それでも、(大井競馬出身として)交流競走になったというところは以前と変わらずに複雑な思いもありますが。
——南関東の地元関係者が勝つ可能性にもかかわる訳ですからね。そして、ここまで来ましたし、フィンガーはなんとか秋も勝てるように、という感じですね。
戸崎:そうですね、3冠目指して頑張りたいなと思っています。
——先週の安田記念(G1)のレーベンスティールはいかがだったでしょうか。
戸崎:ポジション、道中のリズムは悪くなかったかなという中で、直線の伸びがもう一つでした。僕の判断ですけども、G1での1600mのペース、やはり水分を含んだ緩い馬場というのが影響したのかな、とは感じています。
——状態はどうだったでしょうか。
戸崎:いや、僕は状態が良いと思っていました。
——それがもう少し外の枠であれば、もっと違ったというところはありますか。
戸崎:いえ、それはないと思っています。
——なかなかこれだけG2は勝っていますけど、前哨戦を勝っているだけであって、開催の早い段階のレースには強いことは間違いないです。やはり綺麗な馬場じゃないと、そんな面が大きいのでしょうか。
戸崎:今年、改めて乗せていただいて、そう感じました。
——リベッチオはその日の最終レースで4着でした。
戸崎:入場で落とされたのですが、少し気性が荒いなとは感じました。ただ馬のポテンシャルの高さを感じましたし、今後走ってきそうな感じはしますよ。体はまだ緩かったのも感じましたし、一度使った方がいいのかな、とは調教師さんも言っていたので、改めてというところですかね。
——適性としてやはり東京の1600mで勝っていますけど、このコースとなりますか。
戸崎:ポテンシャル的にも、まだそこを決めるのは早い段階かなと思います。このコースで結果を出していますが、まだコースを限定すべきではなく、条件は模索していってもいいように感じました。
——マジッククッキーはどうだったでしょうか。
戸崎:スタートしてつまずいてしまったので、そこが一番の敗因ですかね。馬は成長した感はありましたので、もう少し競馬が上手になってくるといいなというところはありますけども。
——ゴディアーモも惜敗でした。
戸崎:こちらは上手くいったかなと、思い通りにいったのかなと思ったのですが……。強いていえば1600mが少し忙しいのかな、と。惜しい結果でした。
——新馬のシアルナーレはいかがだったでしょうか。
戸崎:色々まだ変わってきてほしいなと感じました。それでも、特に今のところ癖もなく、乗りやすかったです。
——前日のところで気になったところで、エコールナヴァールはダートに戻りましたが、こちらはどうだったでしょうか。
戸崎:テンションが高く、少し線の細さも感じて、その辺り変わってきてほしいかなというところですね。
——今週はおめでとうございました。今年は交流重賞での活躍が目立ちますし、今後も楽しみですね。次週もよろしくお願いいたします。
戸崎:お願いします。
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