【マーメイドS】10年で7度の3連単10万越え!『日本一荒れる重賞』の鉄板ローテを発見…競馬JAPAN

エプソムC

マーメイドS

アトミックフォース

(牡4、美浦・武藤厩舎)

ワークフォース
タックスシェルター
母父フジキセキ
通算成績14戦4勝
連対時
平均馬体重
463kg (最高:482kg)
(最低:448kg)
前走時馬体重478kg
POINT
バランスの整ったシルエットで、パーツに窮屈さがない。480キロ前後の馬体重以上にスケール感を感じさせつつ、立ち姿自体は素軽い印象があるため、テンからスピードの乗りが良いことも頷ける。先行タイプではあるものの、飛節は緩やかにカーブしており、背中のラインも腹側に対して短く映る。先行して鋭い瞬発力を繰り出せる点がこの馬の長所と言っていいだろう。蹄は薄く、良馬場でこそ持ち味が活きてきそう。薄っすらと肋骨が浮く理想的なボディコンディションで、仕上がりはかなり良さそうだ。

サトノアーサー

(牡6、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
キングスローズ
母父Redoute’s Choice
通算成績18戦4勝
重賞勝利 18年エプソムカップ(G3)
連対時
平均馬体重
478kg (最高:492kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重486kg
POINT
飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」が特徴的なディープインパクト産駒らしいパーツの構造。とにかくバランスが良い馬で、更に筋肉もしっかりと付いている。現役馬の中でも指折りの見栄えする好馬体だ。前脚をスラっと見せているように、ストライドが綺麗に伸びる走りをする。伸び伸びと走ることのできる東京コースはピッタリの舞台と言っていいだろう。近走は勝ち切れない競馬を続けているものの、依然として筋肉の輪郭はハッキリと浮き上がっており、年齢による衰えも感じさせない。毛艶も黒光りして代謝の良さが伝わってくる。得意の舞台で改めて期待。

サラキア

(牝5、栗東・池添学厩舎)

ディープインパクト
サロミナ
母父Lomitas
通算成績15戦2勝
連対時
平均馬体重
443kg (最高:450kg)
(最低:436kg)
前走時馬体重460kg
POINT
背中側が短く、腹側のラインが後肢に向かって引き締まった体型で、胴自体が詰まって見える。牝馬らしい素軽さ、一瞬の切れが武器と言える馬体で、溜めて末脚を活かすような競馬が合う。シルエットが正方形に近いので、骨格はマイラー寄り。1600、1800mでより決め手が活きてきそう。前回の立ち写真と比較すると、まだ後躯の張りに良化の余地を感じる。もう一段階パンプアップしてきて欲しいところ。

ソーグリッタリング

(牡6、栗東・池江寿厩舎)

ステイゴールド
ソーマジック
母父シンボリクリスエス
通算成績25戦7勝
連対時
平均馬体重
478kg (最高:488kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重478kg
POINT
胸前や肩周りの筋肉が盛り上がるように発達しつつ、均整の取れたシルエットでバランスの良さも伝わってくる。パワーとスピードが高いレベルで整っているかなりの好馬体で、秘めたポテンシャルは相当なモノがありそうだ。総合力の高さが持ち味で、キャリア25戦のうち掲示板を外したのは2回のみ。舞台を選ばない活躍をすることができるタイプだけに、地力が要求される東京コースも合っているはず。前回の立ち写真よりも明らかに肌艶が良く、筋肉の輪郭も浮き上がっている。メイSを一叩きされた効果か、腹周りもスッキリ。文句無しの好仕上がりと言っていいだろう。

ダイワキャグニー

(牡6、美浦・菊沢厩舎)

キングカメハメハ
トリプレックス
母父サンデーサイレンス
通算成績23戦7勝
連対時
平均馬体重
492kg (最高:502kg)
(最低:484kg)
前走時馬体重516kg
POINT
とにかく筋肉量の豊富な馬で、特に後躯の半腱半膜様筋には大きなスジが浮き上がっているように、トモの発達が目立つ。父キングカメハメハも同様に充実した後躯が特徴であったように、父方の血統が発現した馬体と言えるだろう。大きな推進力を生み出せる馬体構造で、スピード決着に強い。繋ぎはクッションの利くタイプで、良馬場でこそ力を発揮すると見た。スピードを活かした先行策を持ち味としているものの、前後にまとまりがあり、飛節の折りも深い。上がりが速くなっても問題なく対応できるだろう。馬体的な衰えは無く、ボリューム感を維持している点に好印象。

ピースワンパラディ

(牡4、美浦・大竹厩舎)

ジャングルポケット
クリアソウル
母父アグネスデジタル
通算成績8戦4勝
連対時
平均馬体重
461kg (最高:468kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重466kg
POINT
胴周りをややゆったりと見せており、クビさしも十分にゆとりがある造り。距離に関しては折り合い次第である程度融通が利きそう。腹袋が大きく、父ジャングルポケットの馬体的特徴を感じる。本質的には上がりが掛かるような展開、馬場を得意とする体型だけに、道悪で強い競馬を見せている点も納得できる。右前腕の内側に湿布を塗った痕がある。前駆の発達が目立つため掻き込みが強くなり、その分ケアされているのだと推測する。全体にまだ良化の余地を残しつつも、筋肉の輪郭が感じ取れるように馬体の張りは十分。初の古馬重賞でも見劣りはしない。
今週のイチオシ

レイエンダ

(牡5、美浦・藤沢和厩舎)

キングカメハメハ
ラドラーダ
母父シンボリクリスエス
通算成績13戦4勝
重賞勝利 19年エプソムカップ(G3)
連対時
平均馬体重
483kg (最高:486kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重494kg
POINT
ダービー馬の全兄レイデオロを更に前後にまとめたような体型で、飛節もカーブを描くように折れている曲飛の持ち主。一瞬の切れ味という点では兄を凌駕するモノを秘めており、典型的な瞬発力タイプの構造と言っていいだろう。伸縮性に優れた胴と、回転力に秀でた後肢を有することで、鋭い決め手を発揮することができる。スローからのヨーイドンが最も得意で、ペースが落ち着きやすい東京芝1800mはこの馬向きの条件と言えそうだ。後肢の下腿部には網目のように血管が浮き上がり、トモのボリューム感も素晴らしい。皮膚も薄く感じられるほどパンと張っており、近走で一番と言っていいほどの好仕上がり。
今週のイチオシ

エメラルファイト

(牡4、美浦・相沢厩舎)

クロフネ
セトウチソーラー
母父スペシャルウィーク
通算成績13戦3勝
重賞勝利 19年フジTVスプリングS(G2)
連対時
平均馬体重
449kg (最高:454kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重464kg
POINT
※立ち写真は19年日本ダービー出走時
父クロフネの影響で肩周りにガッシリとした筋肉が付いており、腹袋も大きいタイプでどっしりとした印象がある。パワーに秀でたタイプで中山向きの印象が強いものの、新馬勝ちは東京コース。東京では過去に5回走って、マイル前後の距離であれば大崩れしていない。蹄底の厚さや立ち気味の繋ぎを見ても、荒れた馬場や道悪は得意そう。週中から週末にかけての降雨で若干時計の掛かる馬場状態が想定されるため、高速決着だった前走から条件は間違いなく好転するはず。最終追い切りでの動きも良く、穴候補として注目の1頭。

サラス

(牝5、栗東・西村厩舎)

オルフェーヴル
ララア
母父Tapit
通算成績13戦4勝
重賞勝利 19年マーメイドステークス(G3)
連対時
平均馬体重
513kg (最高:524kg)
(最低:504kg)
前走時馬体重524kg
POINT
500キロを優に超える大きな骨格が特徴で、実にスケール感のある立ち姿。胴が骨格のバランスに対して長く見える造りをしており、脚も長いため一完歩が大きい。長く良い脚を使える持続力タイプの構造で、ペースの流れやすいO型コースでこそ真価を発揮する。3コーナーから長く脚を繰り出す必要のある阪神芝2000mコースはこの馬にピッタリの舞台と言っていいだろう。繋ぎが長いためクッションが利きそうで、開幕2週目の馬場もマッチしそうだ。ムダ肉のほとんどない体つきながら、血管が浮き上がっているように馬体の張りは上々。長期休養明けを一叩きして状態は上向き。

センテリュオ

(牝5、栗東・高野厩舎)

ディープインパクト
アドマイヤキラメキ
母父エンドスウィープ
通算成績14戦4勝
連対時
平均馬体重
453kg (最高:466kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重470kg
POINT
小さな頭部と細く長めのクビさしで中距離への適性を感じさせる立ち姿。付くべきところに筋肉が付いていながら、全体的にシャープな印象があるように、本質的には素軽さが武器。やや背中が短く腹側のラインが後肢に向かって引き締まっている瞬発力タイプの造り。一瞬の加速力はなかなかのモノを秘めている。その一方で胴周りは窮屈さが全くないので、阪神の内回りでも仕掛けどころ次第で十分にやれるはず。直線まで末脚を温存できればチャンスアリ。エリザベス女王杯出走時よりも明らかに毛艶が良く、体調の良さが伝わってくる。巻き返しも期待できそうだ。
今週のイチオシ

ミスマンマミーア

(牝5、栗東・寺島厩舎)

タニノギムレット
サンデーメモリー
母父サンデーサイレンス
通算成績15戦3勝
連対時
平均馬体重
457kg (最高:466kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重466kg
POINT
筋肉の輪郭が浮き上がっているように、牝馬の中でも筋肉質なタイプ。特に肩周りの筋肉が発達していて、掻き込みが強そう。地方時代にはクラシック路線で活躍し、中央転入後は重馬場でも勝利した実績がある。力強さを感じさせる体つきを考慮すると、本質的には時計の掛かる条件が合っているイメージ。蹄にも厚みがあって重馬場も問題なし。胴周りにもゆとりがあって持続する末脚も使えるタイプなので、一雨降れば面白い存在。肋骨が薄っすらと浮き上がっているように、1週前の時点で仕上がりは万全。毛艶も文句無しに良い。

リープフラウミルヒ

(牝5、美浦・相沢厩舎)

ステイゴールド
ピノブラン
母父クロフネ
通算成績27戦3勝
連対時
平均馬体重
415kg (最高:430kg)
(最低:404kg)
前走時馬体重424kg
POINT
前走時の馬体重が424キロと小柄。骨格自体がコンパクトな印象が強い一方、肩周りやトモにはしっかりと筋肉が付いているので、数字以上に存在感のある立ち姿。胴に伸びがある体型で、前脚もスラっと長く見せている。切れよりも長く良い脚を繰り出すことで持ち味が活きてくる持続力タイプ。胸の深さも十分にあり、ムダ肉が少ないのでスタミナの消費も抑えられそう。初となる2000mの距離も無難にこなせそうだ。シャープな体つきでありながら、トモの半腱半膜様筋が浮き出ており、馬体の張りが素晴らしい。今が成長のピークと言っても過言ではない高い充実度を示している。

リュヌルージュ

(牝5、栗東・斉藤崇厩舎)

モンテロッソ
ムーンハウリング
母父メジロマックイーン
通算成績18戦3勝
連対時
平均馬体重
456kg (最高:470kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重470kg
POINT
まず目に留まるのが膨らむように発達した腹袋。決して太め残りではなく、同様に腹周りをボテッと見せる父モンテロッソ譲りの構造と言える。このような造りは上がりの掛かる苦しい展開でこそ本領を発揮すると言われており、2走前の中山牝馬Sでは不良馬場の中を14番人気で2着と激走。パワーと底力を要求される競馬でしっかり結果を出した。マーメイドSは内回りで行われることもあり、意外に前半からペースが流れることも多い。淀みない展開になった方が、この馬の渋とさが活きてくるはずで、道悪なら更に評価を上げたい1頭。背中に薄っすらと銭型が浮き上がっているように代謝の良さが見受けられ、馬体の張りも上々。状態面において不安は感じられない。

レイホーロマンス

(牝7、栗東・橋田厩舎)

ハービンジャー
スズカローラン
母父サンデーサイレンス
通算成績33戦3勝
連対時
平均馬体重
411kg (最高:420kg)
(最低:406kg)
前走時馬体重426kg
POINT
420キロ前後の小柄な牝馬。立ち姿からコンパクトな印象が伝わってくる一方、後躯の半腱半膜様筋にはしっかりとスジが浮き上がっており、付くべきところに筋肉が付いている。骨格に対して脚の長さが目立ち、ムダ肉も少ないため、牝馬にしては珍しい中長距離に適性を感じさせるタイプ。脚が長い分、小柄でも広いコースが合っているイメージ。内回りで持ち前の末脚を余すことなく発揮できるかがカギになりそうだ。年齢的に大きな上積みは感じないものの、良い意味で以前と変わらないフォルムを維持。仕上がりに関しては現状のベストと言っていい。

エプソムC

マーメイドS

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