【日本ダービー】3年連続二桁人気が爆走中!実は荒れるダービーを攻略せよ!…競馬JAPAN

※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

ラジオNIKKEI賞

CBC賞

  • 7/3()夕方発行
    東京スポーツ(ラジオNIKKEI賞の予想を掲載)
  • 7/4()14:45頃〜
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
    (福島10R〜12R)

ヴェイルネビュラ

牡3
[美]手塚厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
リングネブラ
母父:ハーツクライ
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 492kg
詳細
寸評

ロードカナロア産駒の中では比較的胴に伸びがあり、母父ハーツクライの影響が感じられる。中距離志向が強いので、マイルからの距離延長は好材料。ただ直飛で後肢がしっかりと伸び、ストライドも大きいため、本質的には広いコースが合っていそう。今回は小回りへの対応力が問われる。春よりも全体に筋肉が前面に主張したシルエットへと変化しており、緩さが解消されてきた。前腕から肩周り、後肢の下腿部には血管が浮き上がり、馬体の張りは申し分ない。両飛端に湿布を塗られた痕があるものの、毛艶は良好で体調自体はかなり良さそう。

シュヴァリエローズ

牡3
[栗]清水久厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
ヴィアンローズ
母父:Sevres Rose
通算成績 6戦2勝[2-1-0-3]
前走時馬体重 440kg
詳細
寸評

仙骨が傾斜した「斜尻」と飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」はいずれも父ディープインパクトと同じパーツの構造。バランスの整った骨格に小さめの頭部、440キロ台のコンパクトな馬格と父の特徴をしっかりと受け継いでいる。皐月賞時よりも全体にムダな肉が削げてきて、筋肉の輪郭が明瞭になってきた。短期間ではあるがしっかりと成長している。牡馬の中では小柄な分、小回りコースを器用に立ち回ることも出来そうで、直線平坦の福島も合っている印象。毛艶はこれまでの立ち写真でも一番と言っていいくらい光沢があり、状態の良さが伝わってくる。

タイソウ

牡3
[栗]西園厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
セラミックガール
母父:ダイワメジャー
通算成績 5戦2勝[2-0-1-2]
前走時馬体重 508kg
詳細
寸評

背を高く見せているように四肢が長い馬で、特に前脚の長さは目を引く。ストライドが大きく、典型的な大跳び走法の馬といえるだろう。高い素質を感じさせる一方で、今回はコーナー角度の急な福島コースへの対応がカギになる。できれば先手を取ってスムーズなコーナリングに持ち込みたい。背と腹側のラインが平行に近く、胴にも伸びがある持続力タイプ。ココも積極的な競馬に期待。京成杯や共同通信杯の頃と比べ、かなり中身が詰まってきた印象がある。馬体の張りは見違えるほど良くなっており、毛艶も非常にいい。腹周りもスッキリと仕上がっていて、文句無しの好仕上がり。

プレイイットサム

牡3
[栗]藤岡健厩舎

レース適性星
仕上がり星
クロフネ
ナリタカサブランカ
母父:ディープインパクト
通算成績 3戦2勝[2-1-0-0]
前走時馬体重 516kg
詳細
寸評

背中が長く映る胴長体型。四肢も長めで飛節は真っ直ぐに伸びている「直飛」の構造をしている。総合的に見て、持続力勝負に向いている形といえるだろう。スパッと切れるのではなく、先行もしくはマクるような脚の使い方が合っている。肩の角度も傾斜しており、ストライドも大きい。距離が延びて良さが出そうな体型だ。肉付きの良いパワフルな馬体で、時計の掛かる条件が合っている印象。全体にまだ緩さを残しており、本格化はもう少し先になりそう。腹周りをふっくらと見せているのは元々の体型。1週前の時点で動ける態勢に整っている。

リッケンバッカー

牡3
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
シティウェルズ
母父:City Zip
通算成績 8戦1勝[1-3-0-4]
前走時馬体重 466kg
詳細
寸評

太く逞しいクビさしが特徴的。トモも膨らむように発達しており、父ロードカナロア譲りの豊富な筋肉量を示している。その一方で胴周りは父と比較してやや伸びが感じられるため、距離に関してはある程度融通が利きそう。1800m戦はこなせる範囲と見ている。瞬発力と持続力がバランス良く整っていて、小回りコースでも速い脚を上手に繰り出せるようなら十分に対応できるはず。NHKマイルC出走時よりもボリューム感が出ており、特に後躯の成長が目立つ。腹周りは若干ふっくらとして映るものの引き締まっており問題ないレベル。毛艶にも良化が感じられ、好調そのもの。

イチオシ馬

アサマノイタズラ

牡3
[美]手塚厩舎

レース適性星
仕上がり星
ヴィクトワールピサ
ハイタッチクイーン
母父:キングヘイロー
通算成績 5戦1勝[1-1-1-2]
前走時馬体重 494kg
詳細
寸評

前脚が長く、500キロ近い大型馬ながら重たさを感じさせない、素軽いシルエット。以前よりも筋肉のメリハリが出てきた雰囲気で、キ甲にも伸びが感じられるようになってきた。緩く映った馬体が締まってきている点は好材料といえる。本質的にはパワー勝負が向いているタイプで、時計の掛かる馬場になれば要注目。飛節は父ヴィクトワールピサ譲りの「曲飛」で、馬格は大きいながらも小脚を使った加速も可能。小回りの福島コースも苦にすることはないはず。皮膚を薄く見せているほど馬体の張りが良く、毛艶にも光沢がある。前走以上の状態でレースを迎えられそうだ。

やーしゅん
以前よりも筋肉のメリハリが出て、完成度が高まってきました。大型馬ながら「曲飛」で小脚が使え、小回りコースへの適性も高そうです。心肺機能とスピード能力もココでは上位と見ました。
特注馬

ヴァイスメテオール

牡3
[美]木村厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
シャトーブランシュ
母父:キングヘイロー
通算成績 4戦2勝[2-0-0-2]
前走時馬体重 496kg
詳細
寸評

立ち写真は21年京成杯出走時
父キングカメハメハ譲りの豊富な筋肉量で、特に後躯の発達は目を引く。トモの横幅が広く、膨らみを感じさせるほど中身も詰まっている印象で、スピード能力に長けたキングマンボ系の特徴が発現している。道悪で2勝を挙げているが、開幕週の馬場でも十分にやれていい。前駆の縦幅があって胸も深く、心肺機能の高さも窺える。福島コースは全周にアップダウンがあり、イメージ以上にスタミナを要する舞台で向いているはず。前脚がやや短めで、走法的にピッチが速く、小回りコースへの適性も高い。

やーしゅん
心肺機能の高さが窺える深い胸に、発達した後躯。額面以上のスタミナと、開幕週で水準以上のスピード能力が問われるラジオNIKKEI賞への高い馬体適性を感じます。

タイセイビジョン

牡4
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
タートルボウル
ソムニア
母父:スペシャルウィーク
通算成績 10戦3勝[3-2-0-5]
前走時馬体重 486kg
詳細
寸評

タートルボウル産駒はがっしりとしたパワータイプの馬が多い中、本馬は全体にムダ肉の少ないシャープなシルエットで立ち姿は実に素軽い。スピードの出る条件が合っている印象で、平坦コースの小倉は向いている可能性が高い。馬体に重たい面の無い馬なので、1200mの距離も十分に対応できるはず。背中がやや短く、胴が詰まり気味の体型で、瞬発力を活かす競馬が合っている。ある程度の位置で脚を溜められれば面白い存在。蹄は薄い造りをしているので、良馬場でこそ本来の力を発揮できるだろう。開幕週の馬場は好材料といえる。完成度の高い馬なので大きく変わったところはないものの、皮膚を薄く見せているほど馬体の張り感があり、仕上がりは上々。

ビオグラフィー

牝4
[栗]藤岡健厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
チアズメッセージ
母父:サンデーサイレンス
通算成績 12戦4勝[4-0-0-8]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

胴詰まりで四肢が短く、重心の低い典型的な短距離向きの馬体構造。飛節の折りが深い「曲飛」でピッチの速い走りが特徴的。トモは父ロードカナロア譲りで容量豊富。今後さらに中身が詰まってきそうな印象がある。スタートから素早く加速できるのは後肢の造りによる部分が大きい。1400mでも勝利を挙げているが、持ち前のスピードはやはり1200mでこそ活きてくるだろう。繋ぎは立ち気味で蹄にも厚みがあり、馬場が渋っても問題なし。筋肉の輪郭を見るとまだ成長の余地を残している。毛艶は良好で馬体の張りも現状ベストの状態に仕上がっていると見た。

ピクシーナイト

牡3
[栗]音無厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
ピクシーホロウ
母父:キングヘイロー
通算成績 5戦2勝[2-0-1-2]
前走時馬体重 532kg
詳細
寸評

雄大な骨格と豊富な筋肉量が際立つ好馬体。以前は全体にシャープな印象だったが、今回は腹周りに膨らみを感じさせ、筋肉量も増えて重厚感が増してきている。よりパワフルな馬体に変化してきた印象で、短距離志向が強くなってきたのではないだろうか。1200m戦でもスピード負けはしないはず。直飛で背と腹のラインは平行に近い持続力タイプ。積極的に先行する競馬に期待したい。繋ぎが長めで跳びも大きく、綺麗な馬場でこそ持ち味が活きてくるため、開幕週の馬場も合いそう。馬体の張りは前走以上で、筋肉の輪郭もハッキリと浮き上がっている。文句無しの好仕上がり。

メイショウチタン

牡4
[栗]本田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
ラルティスタ
母父:マイネルラヴ
通算成績 20戦4勝[4-1-2-13]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

胸前から肩周りにかけて筋肉が盛り上がるように発達しており、実に力強い立ち姿。後躯の発達も目を引くものがあり、まず横幅が広い点は父ロードカナロア同様、スピード勝負に強いキングマンボ系の特徴といえる。胴も詰まり気味で、これまで1200mでの勝ち星こそないものの、距離が短すぎるということは無いはずだ。むしろ高速決着でこそ力を発揮するタイプで、良馬場なら要注目の1頭。背中には銭型が浮き上がっているように、代謝の良さが伝わってくる。腹周りは元々の体型で膨らみがあるものの、肋骨周りはムダ肉無く仕上がっており、デキは万全。

ヨカヨカ

牝3
[栗]谷厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクワートルスクワート
ハニーダンサー
母父:Danehill Dancer
通算成績 8戦3勝[3-2-0-3]
前走時馬体重 446kg
詳細
寸評

前脚が短めで、重心がやや前傾している。スピードの乗りが良いタイプで、1600mでも健闘しているものの、体型的には短距離色が強い。前走の葵Sではスタートで後手を踏みながらもタイム差なしの2着に入っており、スプリント戦への適性はかなり高い。ゲート五分なら先行できるだけのスピードは十分に秘めている。比較的完成度が高い印象があったものの、ココにきて馬体にメリハリが出てきており、さらにアスリートらしい馬体へと成長を遂げている。後肢の下腿部には血管が浮き上がっているように筋肉の張りも上々で、好調をキープできている。

イチオシ馬

アウィルアウェイ

牝5
[栗]高野厩舎

レース適性星
仕上がり星
ジャスタウェイ
ウィルパワー
母父:キングカメハメハ
通算成績 17戦4勝[4-1-3-9]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

四肢が短く低重心なスプリンター体型。筋肉量が豊富で、特にトモは横幅が広く立派な筋肉が付いている。ジャスタウェイ-ハーツクライと続く血統が影響して胴周りに伸びがあるため、持続力を要求される展開に強い。前が速くなって消耗戦になればなるほど、本馬の末脚が活きてくる。牝馬ながらパワータイプのため、時計は少し掛かるぐらいがベスト。梅雨時期ということもあり、当日の馬場状態は要チェック。今回は3ヶ月ぶりの実戦で若干腹周りをふっくらと見せているが、毛艶や張り感はG1好走時と遜色ないレベルに仕上がっている。

やーしゅん
今週末の小倉競馬場は雨模様。時計が掛かってハイペースの流れになれば、持続的な末脚が使えるこの馬の出番でしょう。休み明けでも毛艶、馬体の張りが目立ち、状態も良さそうです。
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