※イチオシ馬&特注馬は3/14(金)に更新します!

スプリングS

金鯱賞

  • 3/15()夕方発行
    東京スポーツ(金鯱賞の予想を掲載)
  • 3/15()13:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
    (中山7~9Rパドック解説)

キングスコール

牡3
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
レインオンザデューン
母父:Frankel
通算成績 1戦1勝[1-0-0-0]
前走時馬体重 494kg
詳細
寸評

肩周りからクビさしの発達が目立つタイプ。背中に長さがあり、ストライドの大きな走りが特徴的。本質的には持続型のイメージも、後肢の仙骨は傾斜した「斜尻」の構造で、バネが利いて瞬発力を生み出せる構造。飛節は緩やかにカーブしていて、大柄でも回転力は十分、機動性を秘めている点が本馬の長所。総合力が高い。まだ前躯が勝っている感があり、骨格のバランスも含めて成長の余地を残す。休み明けの分、詰めた仕上がりには映らないが、毛艶は上々で体調は悪くない。

ダノンセンチュリー

牡3
[美]萩原厩舎

レース適性星
仕上がり星
フィエールマン
シャンブルドット
母父:Lope de Vega
通算成績 1戦1勝[1-0-0-0]
前走時馬体重 460kg
詳細
寸評

父フィエールマンと似た、長躯短背のバランス。胴周りを窮屈に見せず、ムダ肉は少なくスッキリと見せる体型から、父同様に中長距離適性が高そう。仙骨の角度はディープインパクト系らしい角度の「斜尻」で瞬発力を秘める。本質的には広いコースのほうが合っている印象で、小回り中山芝1800mへの対応がカギ。成長の余地を多分に残すものの、実戦を経験して馬体は引き締まってきた。

ピコチャンブラック

牡3
[美]上原厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
トランプクイーン
母父:ネオユニヴァース
通算成績 3戦1勝[1-1-0-1]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

ムダ肉が付きづらく、体つきはシャープに映る。クビは長さがある上に細く、走行時の振り幅が大きく、飛節は「曲飛」の構造でも、関節はしっかりと伸びて、持続力を感じさせる走りをする。距離は延びて良さが出そう。昨年末の立ち姿と比較して、腹周りやトモには少し厚みが出てきた。血統的にも馬体的にも晩成傾向の強いタイプだが、短期間に良化・成長していることが窺える。太め感はなく、力を出せる態勢に仕上がった。

イチオシ馬

マテンロウバローズ

牡3
[栗]昆厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロジャーバローズ
パルテノン
母父:キングカメハメハ
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

半兄にシンザン記念勝ち馬のマテンロウオリオン。兄よりも胴に伸びが感じられ、クビ周りもシャープ。マイル戦で結果を残している点は同じでも、本馬のほうが中距離寄りのタイプで、1ハロンの距離延長も不安なし。斜尻直飛の構造で、バネ感から瞬発力、ストライドが伸びる点から持続力を感じさせ、いい脚を長く繰り出せそう。後肢が長い分、やや腰高には映るが、筋肉の張りが良く完成度は決して低くない。肋骨もわずかに浮いて、理想的なボディコンディションに仕上がっている。

やーしゅん
兄よりも中距離志向の強い馬体構造で、1ハロンの距離延長は問題無し。毛艶、筋肉の張り感、そして完成度も水準以上。器用な立ち回りで差し切り勝ちを収めており、小回りコースも苦にせず立ち回れるでしょう。勝ち負け濃厚と見ています。
特注馬

ジェットマグナム

牡3
[栗]安達厩舎

レース適性星
仕上がり星
ヘンリーバローズ
ビビットオレンジ
母父:ルーラーシップ
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

父ヘンリーバローズと同様に肉付きのいい、筋肉質なフォルム。前躯の発達が目立ち、腹袋もふっくらと見せてボリューム感十分。末脚が切れるイメージは受けないものの、パワーに秀でていて、前後にまとまったバランス。機動力の高さを活かして好位から抜け出す競馬が得意なタイプ。きさらぎ賞時は少し冬毛が出ていたが、今回は毛艶も良化して、筋肉の輪郭が浮いて見える。使いつつも状態面は上向きと見て良さそう。

やーしゅん
前走はオーバーペースで失速してしまいましたが、機動力に長けた馬体構造で、本来は好位から器用に進められるタイプ。小回りの中山コースは適条件といえます。馬体の張りツヤは休養後で一番といえる状態。巻き返しに期待しています。

クイーンズウォーク

牝4
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
ウェイヴェルアベニュー
母父:Harlington
通算成績 8戦3勝[3-1-0-4]
前走時馬体重 534kg
詳細
寸評

前走時の体重が534キロとかなりの大型馬。骨量・筋肉量豊かで、胴周りにはまとまりが感じられる。大きな体格でも速い脚、瞬発力を秘めている点が本馬の長所。パワフルな馬体でスピード能力は高く、開幕週の馬場は好材料か。脚は長く、広いコースでこそ良さが出るタイプ。勝利したローズS時の立ち姿はイイ意味でのボリューム感があって、今回はスッキリと見せる。体つきにメリハリが感じられ、下腿部には血管が浮き、仕上がりは決して悪くない。

プログノーシス

牡7
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
ヴェルダ
母父:Observatory
通算成績 17戦7勝[7-4-2-4]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

背中を短く見せるバランスと、斜尻直飛の後肢はディープインパクト産駒らしい馬体構造。前後の連動性に優れ、良質な末脚を持続して繰り出せる点が本馬の長所。跳びが大きい馬で、広く直線の長いコースが合う。母方は欧州系の重厚なラインが形成されている影響か、腹袋が大きく重厚感がある。トモのボリューム、張り感はピーク時と比較してやや陰りを感じるが、春先でも毛艶が良く、体調は不安のない状態で臨めそう。

マイネルモーント

牡5
[美]高木登厩舎

レース適性星
仕上がり星
ゴールドシップ
ゲッカコウ
母父:ロージズインメイ
通算成績 16戦4勝[4-7-1-4]
前走時馬体重 470kg
詳細
寸評

440キロに満たない馬体重でデビューしているように、牡馬としてはコンパクト、そして体つきはシャープでしなやかに映るタイプ。ゴールドシップ産駒らしい成長力を示し、前走時で470キロと馬体を増やしているが、変わらずスッキリと映るバランスで立ち姿は素軽い。2000m以下の距離を使われているが、折り合い次第で少し距離が延びても対応できそうな印象を受ける。見栄えするタイプではないが、太め感なく仕上がっており、力を発揮できる態勢。

ライラック

牝6
[美]相沢厩舎

レース適性星
仕上がり星
オルフェーヴル
ヴィーヴァブーケ
母父:キングカメハメハ
通算成績 19戦2勝[2-1-2-14]
前走時馬体重 444kg
詳細
寸評

全体にムダ肉の少ない体型で、骨格のバランスに対し、背中に伸びが感じられるフォルム。中距離向きのイメージが強く、今回は2000m戦だがもっと距離はあっていい。細身ゆえ出力の大きさが問われるスピード勝負よりも、時計が掛かるタフな競馬のほうが相対的に得意そう。今回は冬毛がやや伸びていることもあるが、昨秋のエリザベス女王杯時と比較して、全体にふっくらと見せる。年齢的に大きな上積みこそ感じないが、ボリューム感がある点は悪くない。

ラヴェル

牝5
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー
通算成績 13戦3勝[3-1-0-9]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

四肢は長めで胴周りにも程よい伸びがあり、バランスがいい。ムダ肉が無くスッキリと見せ、筋肉の質感は柔らかく、関節の可動域も広い馬。一瞬の加速よりも、長くいい脚を繰り出せる持続力が本馬の武器といえる。トモがやや薄く見える馬で、極端な高速決着はどうかも、胸の深さは十分で心肺機能の高さを活かせれば。昨秋以来の出走でも太め感はなし。筋肉の張りは叩いて更に良くなりそうだが、今季初戦とすれば上々の仕上がりと言っていいだろう。

イチオシ馬

ホウオウビスケッツ

牡5
[美]奥村武厩舎

レース適性星
仕上がり星
マインドユアビスケッツ
ホウオウサブリナ
母父:ルーラーシップ
通算成績 13戦4勝[4-2-3-4]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

脚が短くて低重心なバランスの父・マインドユアビスケッツと比較すると、本馬は前肢が長く、伴って重心もやや高め。トモは斜尻寄りの構造でありながら、ボリューム感良好。背中周りを窮屈に見せず、スピードの持続力を活かした先行策でこそ、持ち味が活きる。開幕週の馬場を味方に付けられる点は魅力。除外などを挟んだ金杯時と比較して、筋肉の張りや毛艶は格段に良化しており、前走も悪くはなかったが、デキは更に上向きと見ていいだろう。

やーしゅん
金鯱賞は先行有利の傾向が強いレース。本馬は斜尻でもトモの筋肉量が豊富でスピード能力に優れており、安定した先行力を武器としています。前走時との比較で状態面に上積みが見込める今回は要注目の1頭です。
特注馬

キングズパレス

牡6
[美]戸田厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
ドバウィハイツ
母父:Dubawi
通算成績 23戦4勝[4-10-3-6]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

最新の写真は24年天皇賞(秋)
父似の筋肉質な馬体。前後にまとまりのある体型で、タメを利かせて瞬発力を活かす競馬が合う。常にメンバー上位の上がりを計時しているように、末脚には安定感がある。ピッチの利いた走りをする馬で、瞬間的な反応に優れており、加速は速いタイプ。筋肉量が多く、スローの決め手比べより、多少上がりを要する競馬のほうが合っている。平均ペース想定かつ、少頭数で捌きやすくなる点は魅力。

やーしゅん
近走は流れに乗り切れていませんが、末脚は堅実。少頭数で捌きやすくなる点と、有力馬に逃げ馬が揃い、極端に緩まないペースは悪くない展開といえます。コンスタントに出走していますが、調教の動きから状態の良さも窺え、ココもマークしておきたい存在です。
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