ジェンティルドンナ2ページ目
2013/11/24(日)
昨年よりもタフになった精神面
-:馬体重に関しては、あまり気にしてはいなかったのですが、ジェンティルドンナはデビュー時に474キロあって、そこからレースを使って460キロくらいまで締まっていって、ローズSで12キロ増えて。それは成長分だと思うのですが、そこからあまり変わっていないのですね。最終的に480キロくらいになるのかな?と思っていました。
井:もうこれ以上大きくならないとは思うんです。かと言ってそんなに細いわけでもないですし、しっかり筋肉も付いていると思います。
-:斜め後ろから見ると「スゲェな」ってなりますからね。
井:今思うと、ローズSの時は若干太かったかもしれないです。
-:それが、今は太め感なく筋肉に変わってきたと?
井:以前はトモがそんなに大きい馬ではなかったんですけど、今はしっかりしていますしね。バランスよく見えますよね。
「時計感覚さえちゃんとしていれば、何秒でも乗れる馬ですよ。体感的には“凄く頑張っているな”という走り方でも、それほど時計が出ていないと思うことはあります」
-:姉のドナウブルーとは全然違うタイプですね。
井:走り方もちょっと違いますしね。向こうはもっとバネの効いた感じの走りです。
-:ジェンティルはタタタタタッと走る感じで。
井:普段乗っていて、あんまりスピード感は感じないんです。凄くゆっくり乗っているつもりでも、(1F)16秒くらい出ていたりして。大きなアクションは見せないんですけど、速く走れている感じです。
-:それは、スポーツ選手として凄いことじゃないですか?ポーンと投げているように見えてすごい球が飛んでくる、という感じで。
井:そんな感じなのかな。
-:他の馬に乗るときに困りませんか?ジェンティルドンナと同じ感覚で乗っていたら、もっと時計が出てしまうわけですから。
井:この子は言うことを凄く聞いてくれるので、時計感覚さえちゃんとしていれば、何秒でも乗れる馬ですよ。体感的には「凄く頑張っているな」という走り方でも、それほど時計が出ていないと思うことはあります。ジェンティルドンナには毎日乗っていますからね。
-:凄く贅沢ですね。毎日高級車に乗っている感覚じゃないですか。
井:そうですねえ(笑)。

-:今回のジャパンカップは、メンバー的には例年より小粒と言われる中で、おそらく1番人気に支持されると思います。
井:いやいや、ゴールドシップのように強い馬もいますし。
-:課題があるとすればどの辺りでしょうか。注意すべきポイントはありますか?
井:パドックに関しては変わらないですからね。東京競馬場はカメラマンが一箇所に固まっている場所があるのですが、あそこに行くと凄く写真を撮られるので、そこは嫌うポイントではあります。後はイレ込むとしたら、パドックの掲示板が、オッズ表示から馬の映像に切り替わるときに、それを見てたまにビックリすることがありますね。ただ、前回はそれほど気にしてなかったですけど。
-:パドックにいるお客さんは、うるさい仕草を見せていても気にしなくていいですか?
井:それはいつものことなんで、大丈夫です。
-:返し馬については、レースで勝利している時の返し馬のパターンはありますか?
井:そういうのはないですねえ。
-:昨年の秋華賞では、返し馬でジョッキーを振り落としたこともありました。
井:ありましたね。あの時のように何かに怖がったりということは、今はないですよ。
-:当時よりもタフになったということですね。
井:ゲート裏を見てもらえばわかると思うんですが、ゲートに入るまでは凄くテンションが高くて、イレ込んでいるように見えるんですけど、走り出してしまえば集中してくれるので、あまり心配なところはないですね。

今回もコンディションは文句なし
-:昨年の覇者ですが、今年まだ未勝利ということで「ジェンティルドンナの化けの皮が剥がれた」という辛辣な意見をいう人もいます。
井:勝ってないので偉そうなことは言えませんが、負けているとは言っても、3着までには来ているのでね。歯車がうまく噛み合っていなかっただけで。
-:今回はその歯車をキッチリかけると言いますか、万全を期するためにムーア騎手が手綱を執ると。
井:僕が決めているわけではないですけど、そういう風に思って変わったのかもしれないですね。
-:馬券ファンにとっては、騎手どうこうではなく純粋にジェンティルドンナに注目して見ればいいと言うことで。来週の最終追い切りは井上さんが乗られるんですか?
井:まだ指示も出ていないですし、どれだけの時計で走るかは分からないですけど。
-:あと10日ですが、何とか復活を。そして、今年初勝利をプレゼントしてあげてくださいね。
井:僕ができることは大したことではありませんけど、なんとかね。コンディションは凄くいいと思いますよ。
-:ムーア騎手に「日本にもこんなに凄い牝馬がいるんだぞ」ということを轟かせてもらいたいです。
井:そうですね。若馬の時は外国人騎手がテン乗りでコロコロ替わっても、ポンポンと勝っていたので、それほど乗り難しい馬じゃないと思うんですけどね。
-:これだけの安定した成績を残してる馬ですからね。それでは、10日後のジャパンカップを楽しみにしています。
井:頑張ります。応援よろしくお願いします。
←ジェンティルドンナの井上泰平調教助手インタビュー(前半)はコチラ
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●天皇賞(秋)前・ジェンティルドンナについてのインタビューはコチラ⇒

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