「トレセンLIVE!」でお馴染みの双子騎手
2010/8/20(金)
柴田大知騎手&未崎騎手
高:よろしくお願いします。お二人のブログ、いつも読ませていただいています。
大・未:ありがとうございます。あまり更新出来なくてすみません(笑)。
高:以前ブログで、一緒に山登りに行ったお話がありましたよね。お二人でどこか出かけられることは多いんですか?
未:いえ、最近は一緒にどこかに行くというのは減りましたね。
大:たまに一緒にスナックで飲んだりね。
高:スナックですか。ちなみにお酒は何がお好きなんですか?
大:日本酒が好きですね。一人でチビチビ飲んでいます。
未:僕は、日本酒は飲まないですね。ビールの350缶を一本くらいで。
高:お二人ともお酒を飲むと、どうなるんですか?
未:僕は特に変わらないですけど、大知は飲むと寝ますね。
大:そうなんです。飲みながら一人でバーッと喋って、納得したら寝ちゃいます(笑)。飲んでいるうちに楽しくなって、ワーッと喋っているうちに段々静かになっていく、という(笑)。
高:楽しいお酒で良いですね(笑)。
大:面白くないことがあってイライラしていても、家に帰って飲んでいるうちに忘れちゃって、そのまま寝たら次の日は何も覚えていない、みたいな(笑)。ストレスが溜まらないタイプかもしれないですね。
高:いいですね。ちなみにお二人がジョッキーになるキッカケを教えていただきたいんですけど、どちらかが「ジョッキーになりたい」って言い出したんですか?
大:いや、そういうのは無かったですね。まず乗馬を始めたんですよね。当時、宇都宮にJRAの育成牧場があって、そこにあった乗馬の少年団に小学校5年生のときから通ったんです。
未:昔から体が小さかったですし、乗馬をやっている先輩も結構いたので始めてみました。そのときに一緒にやっていたのが小林淳一さんなんです。
高:そうなんですか。
大:その小林さんが競馬学校の騎手過程に受かった、というのを聞いて「そういうのがあるんだ」と思いました。あと、その少年団の先生や周りの人たちから「お前たちも体が小さいからジョッキーになったら?」と勧められて。
未:あの頃は受験者数が多くて、僕らのときには600人くらいいたので、2人同時に受かるのは難しいと思っていましたけどね。無事に合格することが出来て。
大:中学校の同級生はみんな受験があるから勉強していたんですけど…。
未:競馬学校に入ることが決まって勉強をしなくなったら、みるみる成績順位が下がりました(笑)。
高:お二人とも成績が良かったそうですね。
未:はい。頑張って勉強していたので順位も上の方にいましたよ。やっぱり他の人に負けたくないじゃないですか。
高:やるからには負けたくない、と。
未:そうですね。でももう進路も決まって「あ、もういいや」って(笑)。
高:そうしたら成績がガタガタと下がって(笑)。頑張っていた頃は勉強の成績は良かった、ということですけど、運動面はいかがでした?
大:とりあえず何でもこなしていましたよ。
高:部活は何かされていましたか?
大:未崎は弓道をやっていましたよ。
高:ええ?中学校で弓道ですか?
未:はい。面白かったですよ。まあ、弓道場のある学校は珍しいでしょうね。大会で武道館まで行きましたよ。あと中禅寺湖でも舟の上の扇を狙うような大会があって、それにも出ました。
高:大会での結果はいかがでした?
未:それは…、まあ遊びみたいなものだったので(笑)。でも弓が的に当たったときの音が良いんですよ「パコーン」って。気持ち良いですよ。
高:そうですか。大知さんは何部だったんですか?
大:僕は卓球をやっていました。体育館に遊びに行って卓球をしているうちに、面白くなって入部しました。
未:僕たちの中学校は卓球が凄く盛んで、全国大会にも行くようなところだったんですよ。
大:でも部員数が少なかったから、遊びがキッカケで入部したような僕でも、すぐ試合に出してもらえました。それでも強いんですよ。全国大会で優勝してアジア大会にも行くような凄いメンバーが同級生にいたりして。
高:世界に進出しちゃってますね。
大:その中に何故か僕が入っていて。僕は大会の1回戦で不戦勝になって「おー、やったよ!」みたいな(笑)。
高:クジ運も良く(笑)。
大:そして二回戦でコテンパンに負けて(笑)。
高:アハハ(笑)。騎手になってからも卓球はされましたか?
大:ジョッキーの寮の中に卓球台があって、そこでやりましたよ。一時は熱くなって毎日やっていたから、みんな上手くなりました。でもジョッキーは熱しやすく冷めやすく…(笑)。
高:いつの間にかブームが終わったんですね(笑)。熱しやすく冷めやすい、ってご自身にも思い当たるところはありますか?

未:あります。典型的なB型なので(笑)。
高:お二人ともB型なんですよね。ケンカもされたりします?
大:しますよ。でも、すぐ忘れちゃいますよ(笑)。
未:…。
高:それ、すぐ忘れるのは大知さんだけじゃないですか?お酒を飲んで(笑)。
大:アハハ(笑)!そうなのかもしれないですね。
未:俺はワラ人形を打ち付けたりして(笑)。
高:アハハ(笑)。本当にやっていたら、陰湿ですねえ(笑)。さて、お二人は1996年にデビューされて今年で14年になりますけど、騎手生活を続けてきて何かご自身で変化を感じる点はありますか?
未:そうですね、若い頃よりは冷静に乗れるようになったと思います。前はただガムシャラに「走らせなきゃ」という気持ちで乗っていましたけど、今は冷静に馬の特徴を考えながら乗れるようになってきたと思います。
大:昔みたいに人の指示に従うだけではなくて、自分の考えを伝えるようにしたり、ダメ元でも思い切って乗ったり。「その結果、降ろされても仕方ない」くらいの気持ちでやれるのは、長く経験を積んできたからかもしれませんね。
高:お二人は障害レースに騎乗されていますよね。知り合いに「障害レースは怖くて見ていられない」という人がいるんですよ。
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■出演番組
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2006年から2008年までの2年間、JRA「ターフトピックス」美浦担当リポーターを務める。明るい笑顔と元気なキャラクターでトレセン関係者の人気も高い。2009年より、競馬ラボでインタビュアーとして活動をスタート。いじられやすいキャラを生かして、関係者の本音を引き出す。 |










