伊藤工真騎手×高橋摩衣
初勝利で自分の中で変わったこと、それまで良い馬に乗せてもらって、チャンスもいただいていたんですけど、やっぱりそれで結果を出せていなかったって…。
2009/9/6(日)
--:本日は伊藤工真騎手をゲストにお迎えしました。よろしくお願いします。
高橋:よろしくお願いします。
伊藤:よろしくお願いします。
高橋:先日、地元の福島で初めての勝利をあげられましたね、おめでとうございます!
伊藤:ありがとうございます。やっぱり嬉しいですね。
高橋:知り合いの方もたくさん応援にいらっしゃいましたか?
伊藤:ああ、両親は来てくれていたみたいですね。
高橋:あれ、事前に「応援に行くよ」って連絡はないんですか?
伊藤:あまりそうやって言われるのは好きじゃないんです(笑)。土日合わせて16鞍とか、数を乗り出してから結構見に来てくれているみたいですけどね。
高橋:事前に連絡をもらうのは好きじゃないんですか?
伊藤:そうですね。競馬場で見かけるのもあまり好きじゃないです。僕の兄弟はみんなそうなんですよね。みんなスポーツをやっていたんですけど「親が見に来るのがイヤだ」って言ってました。
高橋:何でイヤなんですか?パドックで異常に見つめてくるとか(笑)?
--:メチャクチャ盛り上がってパドックで旗を振り出すとか(笑)?
伊藤:(笑)いや、ウチの親、そこまでひどくないです。
高橋:(笑)ですよね。正直照れくさいんですか?
伊藤:そうですね。
高橋:パドックに親がいたら分かりますか?
伊藤:はい、一番前にいればやっぱり分かります。もし見に来てくれているなら、どこから見られているか分からないと不安だから、分かりやすいところにいてくれた方がいいですね。
高橋:認識出来た方がいいんですね。ちなみにご兄弟って何人いらっしゃるんですか?
伊藤:4人兄弟なんですよ、僕は一番下です。一番上が今年27歳で男、次が25歳で女、次が23歳で男、最後がハタチの僕です。
高橋:兄弟の仲はどうですか?
伊藤:他の人たちの兄弟の話を聞くと、ウチは仲が良い方だと思います。
高橋:皆さんスポーツをされていて。
伊藤:はい、一番上がバレーをやっていまして。
高橋:えー、クラシックバレエですか?
伊藤:イヤ、ボールの方です(笑)。
高橋:ああ、ビックリした(笑)。何か全然イメージと違うと思って。ゴツくなった工真騎手がタイツを穿いてる姿を想像しちゃって(笑)。
伊藤:バレーボールです(笑)。それで姉がバドミントンで、下の兄が水泳、僕は中学校の頃は野球をやっていました。
高橋:工真騎手がジョッキーになろうと思ったのはいつ頃ですか?
伊藤:中2の終わりの2月くらいですね。たまたまテレビで観たのがキッカケです。それまで競馬は全く知らなかったんで。
高橋:福島には競馬場もあるし、もっと身近な存在かと思いました。
伊藤:家から競馬場まで車で1時間ちょっとかかる距離だし、福島に競馬場があるっていう事も全然知らなかったですね。両親も競馬をやらなかったんで。
高橋:その初めて観たレースが何だったか覚えていますか?
伊藤:イヤ、全然覚えていないです…。もう、人が馬に乗って走っているっていう事にビックリして。普通考えられないじゃないですか。
高橋:初めてレースを観てすぐに「ジョッキーになりたい」と思ったんですか?
伊藤:そうですね。元々動物が好きなんですけど、何故かその中でも馬が好きでしたし、スポーツをやっていたんで競い合う事も好きだったので。
高橋:競うの好きなんですか。見た目のイメージと違います。見た目は癒しのオーラが出ていて、穏かな雰囲気なので。周りからも言われませんか?
伊藤:ああ、言われます。
高橋:ちなみに工真騎手は自分の性格をどんな性格だと思いますか?
伊藤:やっぱり周りから「大人しい」って言われるので、大人しいんじゃないですかね(笑)?
高橋:アハハ(笑)。でも自分ではそう思っていない感じですね。
伊藤:自分では、そんなに大人しいとは思わないですね。
高橋:工真騎手は「真面目」っていうイメージもあるんですけど。
伊藤:それもよく言われます。
--:あんまり周りに「真面目」ってイメージを持たれると、息苦しくなったりしませんか?
伊藤:やっぱりそうですね。固いイメージを持たれ過ぎると…。僕もロボットじゃなくて人間なんで(笑)。
高橋:実は感情の昂ぶりが激しくて、勝負ではアツくなったり。
伊藤:いや、叩き合いだったらアツくなりますけど、基本的に走るのは馬ですから(笑)。
高橋:そうですよね。いくら人間がアツくなっても馬の気持ちが走る気になっていなかったら意味ないですもんね。
伊藤:やっぱり馬の気持ちを理解してあげなきゃ走りたくない訳ですし、こっちばかりいくら気を揉んでも馬がその気じゃなかったら走ってくれませんよね。
高橋:馬に声を掛けたりしてコミュニケーションを取りながら、その気にさせたり。
伊藤:そうですね、馬が不安だったり気負ったりしている時は、こちらに気を向かせるように声を掛けたり、触ってあげたりします。
高橋:そうやって馬をリラックスさせるんですね。何か工真騎手、落ち着いてしっかりしていて末っ子っぽくないですね。妹とかいるのかなと思いました。
伊藤:いや、下はいないんですよね。でもよく「しっかりしてそう」とは言われますね。
高橋:じゃあ大体「大人しくてしっかりしてそう」と言われることが多いんですね。
伊藤:はい。初めて会った人からは大体そう言われますね。
高橋:他にも言われることはありませんか?例えば「肌がキレイだね」とか。
伊藤:それ、何でか分からないですけどよく言われます(笑)。
高橋:本当に羨ましいです(笑)。何かお手入れしているんですか?
伊藤:全く何もやっていないです。乾燥肌ですし、そんなに大したことないですよ。
高橋:その「大人しくてしっかりしてそう」と思われることに違和感はないですか?
伊藤:うーん、周りの人がそう思うのも間違ってはいないような気はします。
高橋:レースの時に我を忘れて興奮することなんかはありました?
伊藤:いや、そこまでは無いですね。頭が真っ白になった事も無いです。
高橋:今までで一番緊張したレースは何ですか?
伊藤:やっぱりデビュー戦ですね。
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2008年に美浦・古賀史生厩舎からデビュー。
JRA通算成績は14勝(09/7/22現在)
初騎乗:2008年3月1日 2回中山1日1R トウショウブリーズ(9着/16頭)
初勝利:2008年10月26日 4回東京6日1R サザンスターディ
デビュー年は1勝をあげるにとどまったが、2年目の09年は既に13勝をあげ、自己最高記録を更新中。競馬ラボでは昨年トークダイナマイトにゲスト出演し、谷中公一氏と対談。「俺と同じ左利きだし、これから伸びる」と谷中氏からお墨付きをもらう。
星座・ふたご座 出身地・東京 血液型・O型
趣味・ダンス ぬいぐるみ集め 貯金
特技・ダンス 料理 書道(二段)
好きな馬券の種類・応援馬券(単勝+複勝)
出演番組
「Hometown 板橋」「四季食彩」(ジェイコム東京・テレビ) レギュラー
「オフ娘!」(ジェイコム千葉)レギュラー
「金曜かわら版」(千葉テレビ)レギュラー
「BOOMER Do!」(J SPORTS)レギュラー
「さんまのスーパーからくりTV」レギュラーアシスタント
2006年から2008年までの2年間、JRA「ターフトピックス」美浦担当リポーターを務める。 明るい笑顔と元気なキャラクターでトレセン関係者の人気も高い。 2009年より、競馬ラボでインタビュアーとして活動をスタート。 いじられやすいキャラを生かして、関係者の本音を引き出す。
高橋:よろしくお願いします。
伊藤:よろしくお願いします。
高橋:先日、地元の福島で初めての勝利をあげられましたね、おめでとうございます!
伊藤:ありがとうございます。やっぱり嬉しいですね。
高橋:知り合いの方もたくさん応援にいらっしゃいましたか?
伊藤:ああ、両親は来てくれていたみたいですね。
高橋:あれ、事前に「応援に行くよ」って連絡はないんですか?
伊藤:あまりそうやって言われるのは好きじゃないんです(笑)。土日合わせて16鞍とか、数を乗り出してから結構見に来てくれているみたいですけどね。
高橋:事前に連絡をもらうのは好きじゃないんですか?
伊藤:そうですね。競馬場で見かけるのもあまり好きじゃないです。僕の兄弟はみんなそうなんですよね。みんなスポーツをやっていたんですけど「親が見に来るのがイヤだ」って言ってました。
高橋:何でイヤなんですか?パドックで異常に見つめてくるとか(笑)?
--:メチャクチャ盛り上がってパドックで旗を振り出すとか(笑)?
伊藤:(笑)いや、ウチの親、そこまでひどくないです。
高橋:(笑)ですよね。正直照れくさいんですか?
伊藤:そうですね。
高橋:パドックに親がいたら分かりますか?
伊藤:はい、一番前にいればやっぱり分かります。もし見に来てくれているなら、どこから見られているか分からないと不安だから、分かりやすいところにいてくれた方がいいですね。
高橋:認識出来た方がいいんですね。ちなみにご兄弟って何人いらっしゃるんですか?
伊藤:4人兄弟なんですよ、僕は一番下です。一番上が今年27歳で男、次が25歳で女、次が23歳で男、最後がハタチの僕です。
高橋:兄弟の仲はどうですか?
伊藤:他の人たちの兄弟の話を聞くと、ウチは仲が良い方だと思います。
高橋:皆さんスポーツをされていて。
伊藤:はい、一番上がバレーをやっていまして。
高橋:えー、クラシックバレエですか?
伊藤:イヤ、ボールの方です(笑)。
高橋:ああ、ビックリした(笑)。何か全然イメージと違うと思って。ゴツくなった工真騎手がタイツを穿いてる姿を想像しちゃって(笑)。
伊藤:バレーボールです(笑)。それで姉がバドミントンで、下の兄が水泳、僕は中学校の頃は野球をやっていました。
高橋:工真騎手がジョッキーになろうと思ったのはいつ頃ですか?
伊藤:中2の終わりの2月くらいですね。たまたまテレビで観たのがキッカケです。それまで競馬は全く知らなかったんで。
高橋:福島には競馬場もあるし、もっと身近な存在かと思いました。
伊藤:家から競馬場まで車で1時間ちょっとかかる距離だし、福島に競馬場があるっていう事も全然知らなかったですね。両親も競馬をやらなかったんで。
高橋:その初めて観たレースが何だったか覚えていますか?
伊藤:イヤ、全然覚えていないです…。もう、人が馬に乗って走っているっていう事にビックリして。普通考えられないじゃないですか。
高橋:初めてレースを観てすぐに「ジョッキーになりたい」と思ったんですか?
伊藤:そうですね。元々動物が好きなんですけど、何故かその中でも馬が好きでしたし、スポーツをやっていたんで競い合う事も好きだったので。
高橋:競うの好きなんですか。見た目のイメージと違います。見た目は癒しのオーラが出ていて、穏かな雰囲気なので。周りからも言われませんか?
伊藤:ああ、言われます。
高橋:ちなみに工真騎手は自分の性格をどんな性格だと思いますか?
伊藤:やっぱり周りから「大人しい」って言われるので、大人しいんじゃないですかね(笑)?
高橋:アハハ(笑)。でも自分ではそう思っていない感じですね。
伊藤:自分では、そんなに大人しいとは思わないですね。
高橋:工真騎手は「真面目」っていうイメージもあるんですけど。
伊藤:それもよく言われます。
--:あんまり周りに「真面目」ってイメージを持たれると、息苦しくなったりしませんか?
伊藤:やっぱりそうですね。固いイメージを持たれ過ぎると…。僕もロボットじゃなくて人間なんで(笑)。
高橋:実は感情の昂ぶりが激しくて、勝負ではアツくなったり。
伊藤:いや、叩き合いだったらアツくなりますけど、基本的に走るのは馬ですから(笑)。
高橋:そうですよね。いくら人間がアツくなっても馬の気持ちが走る気になっていなかったら意味ないですもんね。
伊藤:やっぱり馬の気持ちを理解してあげなきゃ走りたくない訳ですし、こっちばかりいくら気を揉んでも馬がその気じゃなかったら走ってくれませんよね。
高橋:馬に声を掛けたりしてコミュニケーションを取りながら、その気にさせたり。
伊藤:そうですね、馬が不安だったり気負ったりしている時は、こちらに気を向かせるように声を掛けたり、触ってあげたりします。
高橋:そうやって馬をリラックスさせるんですね。何か工真騎手、落ち着いてしっかりしていて末っ子っぽくないですね。妹とかいるのかなと思いました。
伊藤:いや、下はいないんですよね。でもよく「しっかりしてそう」とは言われますね。
高橋:じゃあ大体「大人しくてしっかりしてそう」と言われることが多いんですね。
伊藤:はい。初めて会った人からは大体そう言われますね。
高橋:他にも言われることはありませんか?例えば「肌がキレイだね」とか。
伊藤:それ、何でか分からないですけどよく言われます(笑)。
高橋:本当に羨ましいです(笑)。何かお手入れしているんですか?
伊藤:全く何もやっていないです。乾燥肌ですし、そんなに大したことないですよ。
高橋:その「大人しくてしっかりしてそう」と思われることに違和感はないですか?
伊藤:うーん、周りの人がそう思うのも間違ってはいないような気はします。
高橋:レースの時に我を忘れて興奮することなんかはありました?
伊藤:いや、そこまでは無いですね。頭が真っ白になった事も無いです。
高橋:今までで一番緊張したレースは何ですか?
伊藤:やっぱりデビュー戦ですね。
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伊藤 工真
1990年福島県出身。2008年に美浦・古賀史生厩舎からデビュー。
JRA通算成績は14勝(09/7/22現在)
初騎乗:2008年3月1日 2回中山1日1R トウショウブリーズ(9着/16頭)
初勝利:2008年10月26日 4回東京6日1R サザンスターディ
デビュー年は1勝をあげるにとどまったが、2年目の09年は既に13勝をあげ、自己最高記録を更新中。競馬ラボでは昨年トークダイナマイトにゲスト出演し、谷中公一氏と対談。「俺と同じ左利きだし、これから伸びる」と谷中氏からお墨付きをもらう。
高橋 摩衣
生年月日・1982年5月28日星座・ふたご座 出身地・東京 血液型・O型
趣味・ダンス ぬいぐるみ集め 貯金
特技・ダンス 料理 書道(二段)
好きな馬券の種類・応援馬券(単勝+複勝)
出演番組
「Hometown 板橋」「四季食彩」(ジェイコム東京・テレビ) レギュラー
「オフ娘!」(ジェイコム千葉)レギュラー
「金曜かわら版」(千葉テレビ)レギュラー
「BOOMER Do!」(J SPORTS)レギュラー
「さんまのスーパーからくりTV」レギュラーアシスタント
2006年から2008年までの2年間、JRA「ターフトピックス」美浦担当リポーターを務める。 明るい笑顔と元気なキャラクターでトレセン関係者の人気も高い。 2009年より、競馬ラボでインタビュアーとして活動をスタート。 いじられやすいキャラを生かして、関係者の本音を引き出す。