皆様、こんにちは!今年も師走を向かえ、とうとう毎年恒例となりました今年の漢字が発表されが選ばれましたね。安保条約や安心してくださいなど、色々な意味がある漢字だっただけに、確かに象徴されている漢字だなと感じました。今年の競馬界の安といえば、やはり安田記念が挙げられると思います。当時はロードカナロア以来、王者不在となっていたマイル界にモーリスがここまでの強さを持って降臨するとは誰もが思ってなかったのではないでしょうか。その強さは日本にだけに留まらず、香港でも勝利し、日本マイル界に向けて、絶対王者の誕生となった年になりましたしね。しかし、私が競馬界の今年の漢字を選ぶとすればを選びますね。衝撃のモーリスやドゥラメンテの2冠、藤田伸二君の引退、落馬して負傷してしまった福永君などがありましたからね。来年はどのような漢字が選ばれるか、もうすでにワクワクしてしまっている自分がいます。

モーリス

それでは先週のレースを振り返りましょう。阪神競馬場では2歳牝馬初のG1、阪神ジュベナイルFが行われ、ルメール騎乗のメジャーエンブレムが見事なまでのレースを見せ優勝を果たしました。ルメールはJRA所属になり初のG1制覇となりましたし、驚いたのは日本語の上達ぶり。4月の騎乗開始時期のインタビューと見比べると本当に見間違えました。その中にはジョークまで入れ込む余裕もありましたしね(笑)。


メジャーエンブレムがまさにロケットスタートを決め、逃げるのかな?と少し不安になった矢先にキリシマオジョウが出て行きました。そこで、一気にレースとしては楽になりましたね。前走では、ハナに行く馬がいないことにより、道中でうるさいところが出てしまい、それでも能力差で勝つか!?と思っていた時に外から差しきられましたからね。それを考えると前に馬を置けたことで落ち着きを取り戻し、しっかりと、あの馬の競馬ができたと思いますから。そして迎えた4コーナーでは前を行っていたキリシマオジョウの脚が上がり、下がるのを冷静に見て、コースを取ると、あとは女王の競馬だったと思います。今回の勝利では、全力を出し切ったという印象を受けなかっただけに、まだまだ可能性は秘めている馬だなと感じさせられたと同時に、伸びしろとしては少ない馬なのかなとも感じました。まぁ、それだけ出来上がっている馬に映りましたからね。

メジャーエンブレム

そして、このレースで残念だったのは期待していたアットザシーサイドアドマイヤリードの馬体が思っていたよりも減っていたことですね。難しい牝馬の、しかも2歳だけに体のコントロールというのは本当に難しいですが、今回は影響がなかったとはいえない結果となってしまいました。ただ、それを含めても来年のクラシックに向けては、まだまだ逆転の可能性も残していますし、能力的には格別に離れた馬はいないだけに今後も楽しみな世代となりました。

その楽しみな世代のチャンピオンを決める朝日杯フューチュリティSが阪神競馬場で行われます。今年はコパノディールが唯一の牝馬として挑戦してくる戦いとなりますが、その中でも、まず注目しなくてはいけないのはエアスピネルになるでしょうね。新馬戦での快勝に続き、前走では評価が高かったシュウジを置き去りしたあの末脚とスケールは、まさにG1馬の品格を持った馬のように見えましたしね。豊ちゃんの前人未踏の国内G1全制覇にも期待して、ここでも本命を打っていいのではないでしょうか。

2番手には、香港で騎乗停止処分となり急遽ライアン・ムーアから武幸四郎に替わったイモータルを挙げたいですね。前走は脚を少し余すところがありましたし、体付きを見ても、周りの馬と比べても良い意味で違いが見受けられますからね。その他には、未知の可能性がジョワドヴィーヴルのような衝撃をくれるかリオンディーズや、新馬戦から評価を上げてきているボールライトニングを推奨しておきたいですね。今年の漢字にかけて、安い馬券になるのか?それとも、冠をかぶった9-1の馬券になるのか?はたまた、ヤスと読んでヤスナリ君騎乗のシュウジになるのか?2歳は成長期、今までの成績とパドックで馬を良くみて、高い馬券を見事的中させてくださいね!!