
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
長距離は騎手で買え!
2026/10/29(木)
皆様、こんにちは!とうとう我が家は冬の代名詞コタツが登場しました。まだ電源までは入れていませんが、1年が過ぎる早さに驚きながらもキムチ鍋など冬の味覚を楽しみにしています。

先週日曜の京都競馬場ではクラシック最後の難関菊花賞が行われ、ゴーイングトゥスカイと豊ちゃんのコンビが勝利を挙げました。昔から長距離は騎手で買えといわれる格言そのもののレースになったと思います。
午前中は降っていた雨が上がり、良に回復した馬場でスタートから丹内君とキンググローリーが1000m 57秒台とまさかのペースでの大逃げを打つ展開に。スタンド前ではシートゥーサミットがマクり上げさらに動きがある中、豊ちゃんは動かず、向正面からジワッとポジションを上げました。4角では動けない位置に入りましたが、スっと前が空くと一気に差し切っての戴冠。
そこまでの組み立て、陣営が治してきた馬の癖と全てが噛み合い、レジェンドにしては珍しくジョッキーカメラに入った「よっしゃ!」の声は痺れましたね。一体いつまで勝つんだと驚くレースをしてくれる豊ちゃんに、まだまだ現役でいてほしいなと思うレースでした。


今週は2場開催となり東京競馬場では天皇賞(秋)が行われます。クロワデュノールがクリスチャン・デムーロを新相棒にどんな走りをしてくれるのか楽しみにしています。
そこに力をつけてダービーのリベンジに挑むマスカレードボール、ベリベリホースダノンデサイルの再覚醒や中山だけでないぞのレガレイラなど豪華メンバーが集まります。気候は寒くなってきましたがお財布はポカポカになることを願っています!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。




