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現代競馬のトレンド?「ぶっつけG1」の是非を出資者目線で問う

小:載せられない話題も含め、今日はタップリと話していただきましたが…(苦笑)、そろそろ締めのお話に移っていきたいところ。しかし、サートゥルナーリアでも話題になりましたが、ぶっつけで本番というのは出資者的にはどうですか?

森:アーモンドアイやステルヴィオなども結果を出していますからね。

大:でも、(前哨戦を)1回使ってくれれば4000万くらい入ってくる可能性がある訳じゃない?

森:そこを使って、本番に体調を崩して、例えば、この前の弥生賞でも雨で馬場がグチャグチャだった訳ですよ。だから、結果論を言うと、その辺りは使わないでぶっつけで良かったかなという気もするし。

狩:それは間違いないですね。

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▲昨年の桜花賞もシンザン記念以来となるアーモンドアイが勝利した

森:言ったらやっぱり400分の1なので、4000万のレースでちょっと賞金をもらうよりは、大きいタイトルを確実に獲りにいけた方が嬉しいと言えば、嬉しいですね。

大:でも、両方勝てるなら。

森:勝てるようなら、それはそうですけどね~。

大:森川さんの馬は大体ぶっつけられるじゃないですか。

聡:クラブ馬というのはそういう宿命だよね。

大:調整出来れば、間で使わなくても結果を出せるという話だからね。

森:だけど、レイデオロが皐月賞を獲りにいっていたら、ダービーがあの僅差だったから、順位がどうなっていたか分からない訳じゃないですか。

大:わからなかったかもしれないね。

森:勝てたということを考えると、結果、その選択が良かったのかなと思いますけどね。そこは終わってみないと分からないですけど、レイデオロで言うと、去年は京都記念を叩いてからドバイに行っている訳ですよ。ドバイへ行った馬はみんな年内で叩いた馬が勝っている訳で。

狩:最近は逆に叩いて負けているじゃないですか。そういう考え方もあるんじゃないですか。

森:でも、有馬記念から直行で行って、勝っている馬は少ないんじゃないですか。

小:以前、ワンアンドオンリーが有馬記念から直行で3着はありましたね。

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▲中山記念をステップにドバイデューティーフリーを制したジャスタウェイ(2014年)

大:天皇賞(秋)を勝ったら、休んで中山記念を叩いて、ドバイに行けば良いんじゃないですか。

森:ジャスタウェイのローテと(笑)。あれはベストでしたね。しかも、中山記念を勝って行きましたからね。それにしても、良い馬は色々とローテーションに悩むんでしょうけどね。

大:もともとドバイに憧れがあったというのもあったからね。

森:あの時、大阪杯がG1でもドバイに行っていましたか。

大:今だったら分からないけど、前だったら迷っていないです。天皇賞(秋)を勝つ前から、ドバイに行きたいな、という話をしていましたからね。勝ったらどうする、という話をみんなでしていたら、休ませるということに落ち着いたから、そこは迷いがなかったですね。

森:ジャパンC使ってから休むということでもなかったと。

大:あの頃は2000を使って行こうという話があって、あれを勝ったら、絶対にドバイに呼んでくれるという確信があったので。それに、夏からずっと使っていたからね。

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小:ガンガン使うクラブもあるわけじゃないですか。そういうのもありじゃないと思ったりもしますね。

狩:でも、クラブ的には2、3着を繰り返したいのが本音だと思いますよ。

森:なるほど、クラスを上がらずにね。

狩:社台グループの方はやっぱり上のデカイところを狙っていますからね。

聡:2着に来られるタイミングで使うスタイルというのは、クラブ運営としては間違っていないと思うんだよね。

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小:500万、1000万と上に行って、箸にも棒にも掛からないよりは、ということですね。ダービーまで2カ月半ですね。そろそろお開きの感ですが。

聡:そうですね。トップになれるチャンスがある人は3人くらいですかね。

狩:僕もノーチャンスです。出来るだけ多く出てくれれば楽しいですけどね。

聡:これはダービーまでなので、中間報告ということで締めましょうか。

小:いつも坦さんが酔っ払って、大和屋さんは寝ちゃっていますからね。

森:おっしゃる通りですね。でも、企画としては、それぞれみんなクラシックに乗りそうな馬を抱えていて。

大:一番勝っている人がよく言うわ、ハハハ。

森:すいません(笑)。毎年勝っているんですけどね。

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▲毎年活躍馬を多数出資している森川さん。
サートゥルナーリアが皐月賞を勝てば出資馬の牡馬クラシック完全制覇を経験することに

大:重賞勝ち馬とG1勝ち馬を持っているからね。

小:負ける要素がないですね。

聡:この企画はちゃんとクリックされているのですか。

小:大丈夫です(笑)。

大:本当に見ている人はいるの。3人くらいじゃないですか。

小:そんなことはないですよ。では、最後に一言ずつお願いします。

森:僕も指名馬がクラシックに乗れそうなので、無事に出走出来て、勝てたら良いなと思いますので、楽しいクラシックが迎えられたら良いなと思います。

聡:企画的には、アーデンフォレストが復帰まで1年だし、スイープセレリタスがどこまで活躍するか、みたいな話なんですけど、個人的な話でも良いですか。セダブリランテス(牡5、美浦・手塚厩舎)に復帰してもらいたいです。

狩:残念ながら、怪我が続きますね。

聡:セダブリランテスに復帰して欲しいです。ちょっと趣旨と違いますけど、ごめんなさい。

森:骨折したのは新潟記念を使った後ですよね。

聡:そうです。去年の8月。

小:最後に大和屋さん、お願いします!

大:週末頑張ります。

小:今回もありがとうございました!

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