今週は3日間開催。阪神では、POGお馴染みの有力厩舎が連日新馬戦を賑わせる。そして10月デビューを目指し、POG人気馬が続々入厩している。

9月15日(土)
◆阪神芝1600m(牝)

オーロトラジェ(牝、オルフェーヴル×ミュージカルウェイ、栗東・池江厩舎)
半姉はオークス、秋華賞勝ち馬のミッキークイーン。「牝馬にしては筋肉質で上とはタイプが違う。オルフェーヴル産駒で気性的な心配をしているが、今のところは大丈夫」と池江師。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、CWでいっぱいに追われ6F82秒台、5F66秒後半、1F11秒後半をマークし、古馬500万と併入。池江厩舎では水準レベルも、他の厩舎の馬と比較すれば速い。鞍上はM.デムーロ騎手。

ビーチサンバ(牝、クロフネ×フサイチエアデール、栗東・友道厩舎)
母は重賞4勝、全兄にG1ウイナーのフサイチリシャール(朝日杯FS)がいる。「重苦しさがなくて芝向きの走り。血統も筋が通っているし、この馬もやはりいいモノがある」と友道師。調教はCWで5F68秒、上り11秒後半で、ダービー4着のエタリオウに先着している。鞍上はルメール騎手。

◆中山芝1600m(牝馬限定)

スコッチリール(牝、ジャスタウェイ×ストラスペイ、美浦・林厩舎)
母の兄にポップロック(G1で2着3回)がいる。調教は、2週連続で美浦坂路で53秒後半、1F12秒後半の時計を出しており、順調に仕上げられている。

9月16日(日)
◆阪神芝1800m

フランクリン(牡、ディープインパクト×ロベルタ、栗東・音無厩舎)
全兄は現2勝で、今年の京都新聞杯で1番人気に推されたフランツ。母の兄にリンカーン(G1で2着3回)、ヴィクトリー(皐月賞)がいる。「まだ目覚めていない感じだが、背中の感触が良くていいフットワークをする。実戦の芝にいって良さそう」と音無師。調教はCWで5F66秒台も、上りは13秒後半とかかってしまい、併せたクリソベリル(新馬)に遅れてしまった。ただ乗り味は良いという話で、血統から変わっていきそうな雰囲気だ。鞍上はルメール騎手。

◆中山芝1800m

ポートロイヤル(牡、キングカメハメハ×グレナディーン、美浦・高柳瑞厩舎)
母は3勝(ファンタジーS3着)、母の兄にヒシアトラス(重賞3勝)がいる。調教は美浦ウッドで4F53秒半ば、1F13秒5(いっぱい)と目立たないが、8月半ばにはウッドで上がり12秒台の時計も出しており、仕上げは進んでいる。鞍上は大野騎手。

スティーリア(牝、シンボリクリスエス×シナノネージュ、美浦・池上厩舎)
半姉はブランネージュ(フローラS2着)。美浦ウッドで5F70秒、上りも14秒かかってしまったが、この日のウッドは雨の影響で重かったうえ、外目を回ったものなので大きなマイナスではない。鞍上は石川騎手。

エレンボーゲン(牝、ブラックタイド×ショアー、美浦・鹿戸厩舎)
半兄にエックスマーク(5勝)、イモータル(重賞2着2回)。美浦ウッドで4F56秒台、上り13秒半ばの時計は平凡も、古馬1000万と併入。余裕を残しての手応えで、時計はまだ詰められる。鞍上は三浦騎手。

9月17日(月)
◆阪神芝1400m

レッドルゼル(牡、ロードカナロア×フレンチノワール、栗東・安田隆厩舎)
母は4勝。調教はCWで6F80秒台、5F66秒台、上り12秒半ばと速めの時計をマークし、デビュー勝ちへ向けて意欲満々。陣営に近い記者も、「スピードがある。初戦から楽しみ」と評価していた。鞍上は北村友騎手。

クオンタムシフト(牡、タートルボウル×セレブリティモデル、栗東・牧田厩舎)
母はオープン・忘れな草賞の勝ち馬。調教は坂路54秒6-12秒8(いっぱい)と全体時計は目立たないが、上り12秒台が出ていれば悪くない。鞍上は藤岡佑騎手。

シャムラマート(牝、ベルシャザール×セインクレンド、栗東・杉山厩舎)
母は4勝。母の妹にクーデグレイス(秋華賞4着)がいる。調教は芝コースで5F67秒、1F12秒。重い馬場でも、しっかり動けている。鞍上は藤岡康騎手。

タイセイビルダー(牡、ヘニーヒューズ×ラフィカ、栗東・矢作厩舎)
半姉はエアパスカル(チューリップ賞)。セレクトセールでは4968万円(税込み)で落札された。調教はCWで5F72秒台と平凡も、上がりは12秒半ばの時計が出ている。

◆阪神ダート1800m

クリソベリル(牡、ゴールドアリュール×クリソブレーズ、栗東・音無厩舎)
半姉にマリアライト(G1を2勝)、半兄にリアファル(神戸新聞杯)、クリソライト(ジャパンダートダービー)がいる。8月12日の新潟でデビュー予定も除外になり、ダートの中距離戦のここまでデビューを待った。当然乗り込み量も多く、調教も馬ナリでCW6F81秒の好時計が出ている。初戦から期待大だ。鞍上は川田騎手。

◆新規入厩

キスラー(牡、ディープインパクト×シャンパンドーロ、栗東・池江厩舎)
セレクトセールでは2億1060万円(税込み)でインゼル(キーファーズと同グループ)が落札。半兄はフォギーナイト(現5戦3勝)。

◆未出走馬の再入厩

ワールドプレミア(牡、ディープインパクト×マンデラ、栗東・友道厩舎)
全兄はワールドエース(重賞2着、皐月賞2着)。菊花賞デーの新馬戦を目標に仕上げていく。

エデリー(牡、ディープインパクト×ヴァレリカ、美浦・藤沢和厩舎)
春には「ダーレーの一番馬」との声も挙がっていた評判馬。

バイキングクラップ(牡、ハーツクライ×マジックストーム、美浦・堀厩舎)
半姉ラキシス(エリザベス女王杯)、半兄サトノアラジン(安田記念)と、上にG1馬が2頭。晩成タイプで、堀厩舎はピッタリ。

シェドゥーヴル(牡、オルフェーヴル×ヒルダズパッション、美浦・木村厩舎)
半兄ヨシダはアメリカでG1を2勝。先日のウッドワードSでは、日本生産馬初のアメリカダートG1制覇の快挙を成し遂げた。

シャルマント(牝、エンパイアメーカー×ライツェント、美浦・鹿戸厩舎)
半姉ディアドラ(秋華賞)、半兄オデュッセウス(オープン特別2勝)。再入厩だが、前回入厩時はゲート試験に受からないまま外傷を負って放牧。まずはゲート試験合格が目標になる。