
初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『夏休みの北海道遠征記』
2026/9/14(月)
皆さんこんにちはライター大和屋です。今回は7月末に行った北海道遠征のことを書こうと思います。かなり時間がたってしまいましたが、まだ見てきた馬たちに大きな変更はありませんのでそのまま書いていこうかと思います。
馬の様子を見に行ったのは、7月の27日。すでに一か月以上の時間が経過してしまっています。本当に申し訳ない。とはいえ親戚以外の誰もが期待しているわけではありませんのでまあよしとします。
千歳空港へと飛行機で降り立つとすぐにノーザンファームへと移動し、当時まだ北海道にいたバトーデュシエルの24(牝)、馬名はギョニソの写真です。 どうでしょう。順調にきていて現在は須貝きゅう舎へと無事入厩を果たしております。現在はゲート試験へ向けて調教を積んでいるかと思われます。なかなかの美人さんでしょう?
そして同じくノーザンファームで休養中のヒヒーンさんです。靭帯を痛めて長いこと休養しておりましたが、そろそろ移動してくれそうな感じです。順調にいけば年内に競馬を使えそうとのことですので楽しみにしたいと思います。
そして三頭目。マジカルステージの25(牡 父ルーラーシップ)、こちらも順調に来ております。相変わらず良い感じだそうですのでこのまま順調にいってくれることを願っております。そして車で一時間ほど移動して、日高へ。日高のノーザンファームさんでマジカルステージとマジカルステージの26(牝 父シスキン)とご対面です。こちらも良いとのことですので期待です。
鼻炎が長いこと続いていたらしいのですが現在は元気に放牧されているとのことです。良い成長曲線を描いているとのレポートを受けておりますので兄とともに期待の一頭といえるでしょう。
ノーザンファームの愛馬達の見学が終わるとブリーダーズスタリオンステーションへ。ジャスタウェイとの面会です。一年ぶりのご対面となりましたが元気そうで何よりでした。
去年は腰にテープを張っていて、少し心配しておりましたが、今年はそれほど種付けをしておりませんので元気がありあまっているようでした。人参をあげると、私の手もろとも狙っているようなそぶりでぼりぼりと食べてくれました。可愛いです。あとはもう長生きしてくれることを願うのみ。
とかいいつつ、まだまだ二歳、一歳、当歳とジャスタウェイ産駒がいますので、大活躍してくれる仔が出てくれることを願いつつですね。一歳のイイナヅケの仔、そして当歳のジェニファーの仔と楽しみな仔らがいますので頑張ってほしいですね。
ここで一日目は終了。浦河で一泊し次の日はBTCで育成中の愛馬達の様子を見に行きます。ウインナーとチイカマです。順調に調教を重ねている状況ではありますが、まだ移動の声はかかっておりません。馬体重的にはチイカマのほうが先に移動しそうかなぁ。
ウインナー
チイカマ
一歳馬の面々は、プリティジェニーの初仔がこの子で、イイナヅケの仔がこれで、マダムジェニファーの仔がこちらとなります。馬がいっぱいいるので誰がどれだかわからなくなってくるのが毎回悩みの種ですが、おそらくこれであっていると思われます。
母イイナヅケの25
ほんと、撮ってるその場では覚えているのですが、もどってくるとどれだっけ?という事態によくおちいります。さらに見かけたかわいい馬なんかがいると思わず写真をとったりするので、さらに難解なことになってくるのです。
ちなみにこちらが辻牧場さんで功労馬として余生をすごしているアドマイヤフジさんです。
では期待の一歳馬の次は私の功労馬たちの顔を見に行きます。オツウちゃんと今年繁殖を引退したイイナヅケちゃんです。前にも書きましたがオツウちゃんは数年前から後脚の腱が切れていますが、こうして元気に余生を過ごしております。
オツウ
イイナヅケ
そしてイイナヅケ、今は二人ともう一頭の三頭で放牧されているそうです。どちらも元気に過ごしているとのことですので、長生きしてくれることを願っております。余生を楽しく仲良くすごして欲しいです。
最後にマダムジェニファーとマダムジェニファーの当歳、ジャスタウェイの産駒です。こちらも今のところ順調とのこと。頑張っていい感じに成長してほしいです。
そしてもうひとつ良いニュース。今年のこの子が遅生まれだったので今年は種付けは難しいかなぁとかいうことになっていたジェニファーですが、今年もジャスタウェイを種付けしたそうです。勝手に今年は空胎かと思い込んでいたのですが、つけてくれていたそうです。良かったです。
そんな感じで北海道での愛馬視察ツアーは終了です。今年は助さんが教えてくれたむちゃうまなジンギスカンの店にいったり、見ごろが過ぎたラベンダー畑を見学したり行動展示が有名な旭山動物園へいってみたりしてみました。
これだけ北海道へは何度も足を運んでいたのに恥ずかしながら初の旭山動物園。行動展示の元祖というだけあって迫力の動物たちを拝ませていただきました。カバが凄かったです。
そんな愛馬達ですが、ギョニソが入厩しましたのでそう遠くない未来に競馬場で会えるのではと思っています。他、モチモチチャンは未勝利のまま引退。辻牧場さんに引き取っていただいて繁殖牝馬となることができました。ありがとうございます。
もう一頭の三歳馬、パピプペピンクは岩手の千葉きゅう舎へと転厩となりました。すでに能力試験にも合格していますので近いうちに走ってくるのではと思っています。
ちなみにこのパピプペピンクさん、前走で芝の切れ目で驚いてブレーキをかけてしまい、鞍上がそれを故障と勘違いし競馬をやめてしまいタイムオーバーとなってしまいました。
なんとタイムオーバーになった馬は地方競馬へ転厩できないのだそうで、今回は事情を説明した上で調教試験を受けた上で地方へと転厩ということになりました。まだまだ知らないことが多い競馬の世界です。
ちなみに賞金をある程度加算していないと地方でも行ける競馬場は限られているそうです。なんとも世知辛い世の中でありますね。というわけでそんなパピプペを受け入れてくださった岩手競馬さんには感謝しております。なんとか巻き返していっていただきたいと思います。
他では出戻り組のアーブルラーブルは茶木きゅう舎から戸田先生のところへ転厩となりました。状態をチェックした後放牧、英気を養って戸田先生のところで再出発となります。
同じく戸田きゅう舎のシックスパック、前走、前々走と前半はかなりいい競馬をしていましたが、3コーナーあたりで気の悪さが出てしまいました。次走はブリンカーをつけての出走となりそうです。パッカパッカブーは去勢したり、調教をジョッキーに任したりと、いろいろと試しましたが結果がともなわないので障害練習を開始しました。
障害練習をすることにより集中力を養えればという意図があるそうです。背中の感触は1勝クラスではないと言われてきていますので是非とも変わるきっかけをつかんでいただきたい。
来年の二歳は当たり年ですと言われていますが、来年を待つことなく今年が当たり年になって欲しいと願っています。今年の二歳の三頭には本当に期待しています。そして現役の愛馬達にも勿論期待しております。なんとか復活していただいて、私の中央連敗記録を止めて欲しいと思っています。良いニュースをお待ちしております。
了
プロフィール

大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。





