【キングジョージ6世&QES】ディープブリランテは惨敗、デインドリーム差し切り

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7月21日(土)にイギリスのアスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1)【King George VI And Queen Elizabeth Stakes (Sponsored By Betfair)】(3歳上、1着賞金:56万7,100ポンド、芝1マイル4ハロン(2,400m))は、A.シュタルケ騎手騎乗、ドイツのデインドリーム DANEDREAM(牝4、独・P.シールゲン厩舎)が、ナサニエルとの一騎打ちをゴール前で僅か制し、差し切り勝ち。

2着には昨年の覇者であるナサニエル NATHANIEL(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)、3着にはセントニコラスアビー ST NICHOLAS ABBEY(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)が入っている。

日本から参戦した岩田康誠騎手騎乗のディープブリランテ DEEP BRILLANTE(牡3、日本・矢作厩舎)は、道中、中団からレースを進めるも、直線で伸びを欠いて、8着に終わっている。

勝ったのはドイツの4歳牝馬・デインドリーム DANEDREAM。同馬は昨年、レコード勝ちで3歳牝馬ながら凱旋門賞を制覇。
ジャパンカップにも駒を進めた。社台ファームの吉田照哉氏が所有権の一部を購入しており、将来は日本での繁殖入りが見込まれている。なお、キングジョージのドイツ調教馬の初めてのこと。

キングジョージはこれまでに日本からは4頭が出走しているが、2006年のハーツクライの3着が最高着順だった。

【矢作 芳人調教師のコメント】
「枠順が外だったので、道中、外を走らされ微妙に掛かっていました。本来は早く内に入れたかったのですが、枠順的に厳しかったですね。これで終わりではありませんし、この経験を糧にして次に生かせるようにしたいと思います。今回は、馬の状態が非常に良いと思っていましたので、強い相手だったとはいえ残念です。今は心が折れそうですが、海外への遠征は続けないといけませんし、日本ダービーを勝ちましたので、次は世界で勝ちたいです」

【岩田 康誠騎手のコメント】
「率直に悔しいです。皐月賞の時ほどではありませんでしたが、力みがありました。レースでは内になかなか入れませんでした。途中から他馬の後ろに入れましたが、最初から内に入れられなかったので、直線に向いてからのスタミナに影響したと思います。今回は力負けだとは思いたくありませんし、今後につなげたいと思います。馬自身は日本ダービーの時以上の状態で、気持ちも身体も成長していました。今回も辛抱して頑張ってくれました。チャンスがあれば次は良い成績を残せるよう頑張りたいです」

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