グランデッツァが完全復活の日本レコードV…都大路S

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14年5月17日(土)、3回京都7日目11Rで都大路ステークス(芝1800m)が行なわれ、秋山 真一郎騎手騎乗の5番人気・グランデッツァ(牡5、栗東・平田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:43.9(良)。

2着には5馬身差で1番人気・ディサイファ(牡5、美浦・小島太厩舎)、3着には9番人気・テイエムイナズマ(牡4、栗東・福島信厩舎)が続いて入線した。

コスモセンサーが積極的にハナを主張して単騎で逃げ、その2馬身後方をサンシャイン、グランデッツァが内外並んで2番手を追走。さらにマコトブリジャール、シゲルササグリ、アドマイヤドバイなどが続き、リヤンドファミユ、エックスマークなどは後方からの競馬。1000mを57.6秒で通過するハイペースな流れの中で、直線を向くとコスモセンサーは失速。2番手を追走していたグランデッツァが先頭に立つと、そのまま後続を突き放して、日本レコードを更新する時計で圧勝。

勝ったグランデッツァは半姉に桜花賞を勝ったマルセリーナがいる血統。札幌2歳S、スプリングSと重賞2勝を挙げるなど、デビュー当時から素質馬として期待されていたが、ダービー敗戦後の秋に左前脚屈腱炎を発症。長期休養を余儀なくされ、今年の年始からはダートで使われつつ調子を上げていた。2年ぶりの芝でのレースとなった今回は、素質馬らしい圧巻の走りで完全復活を果たした。

なお、勝ちタイムの1.43.9(良)は3歳以上芝1800mの中央競馬レコードタイムで、以前の記録を0.2秒更新。従来のレコードは04年7月18日の北九州記念(G3)でダイタクバートラムが記録した1.44.1だった。

馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「偉大、雄大(伊)」。

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グランデッツァ
(牡5、栗東・平田厩舎)
父:アグネスタキオン
母:マルバイユ
母父:Marju
通算成績:10戦4勝
重賞勝利:
12年スプリングS(G2)
11年札幌2歳ステークス(G3)




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