【JDD】カゼノコがゴール寸前差し切りV!ハッピー三冠ならず

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14年7月9日(水)、大井競馬場で地方交流重賞・第16回 ジャパンダートダービー(Jpn1)(3歳 定量 指定 1着賞金4500万円 ダート2000m)が行われ、秋山 真一郎騎手騎乗の2番人気・カゼノコ(牡3、栗東・野中厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:03.9(稍重)。

2着はハナ差で1番人気・ハッピースプリント(牡3、大井・森下淳厩舎)、3着には6番人気・フィールザスマート(牡3、美浦・新開厩舎)が続いた。

エスティドゥーラが先手を主張。ノースショアビーチが2番手に控え、ハッピースプリントは3番手からレースを展開。カゼノコはゲートで出遅れて後方からの競馬となったが、向正面半ばから徐々に前との差を詰め、中団のポジションで直線を迎えた。
直線半ばでハッピースプリントが先頭に立ち、押し切りを図ったところへカゼノコが一気の追い込み。鼻面を並べてのゴールとなったが、写真判定の結果カゼノコに軍配が上がった。

勝ったカゼノコは500万下戦、オープン特別の鳳雛Sをいずれも上がり最速の末脚を発揮し連勝、中央勢の中心として大井に乗り込んだ。今回も後方からの競馬となったが、直線では大外から持ち前の末脚が炸裂。大本命と目されたハッピースプリントをゴール寸前で差し切り、3歳ダート戦線の頂点に立った。

母タフネススターは現役時代にカブトヤマ記念勝ちの実績。馬主は母も所有していたヌデ島 孝司氏、生産者は新ひだかの田中 裕之氏。馬名の意味由来は「風の子」。

羽田盃、東京ダービーをいずれも圧勝し、南関東クラシック三冠が期待されたハッピースプリントは、堂々の先行策から直線半ばで先頭へ。三冠達成は目前かと思われたが、最後はカゼノコの強襲にハナ差屈し、快挙を逃した。デビューから続いていたダート戦での連勝は「8」でストップとなった。

【秋山真一郎騎手のコメント】
「スタートしてすぐ不利を受けて減速してしまったので、開き直って馬の走りたいようにリズム良く行こうと思いました。(向こう正面では)手応えが良かったので、反応してくれるかなと思いました。いい馬に乗せていただいて、関係者の皆様に感謝しています。今日は雨の中応援していただいてありがとうございます。これからももっと頑張るので、僕もカゼノコも応援して下さい」

カゼノコ
(牡3、栗東・野中厩舎)
父:アグネスデジタル
母:タフネススター
母父:ラグビーボール
通算成績:12戦4勝
重賞勝利:
14年ジャパンダートダービー(Jpn1)






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