【北九州記念】1週前 メイショウスザンナ「どれだけやれるか」

14日、北九州記念(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。メイショウスザンナ(牝5、栗東・高橋忠厩舎)は難波剛健騎手を背に坂路で単走。一杯に追われるとしっかり加速し、4F52.3-37.7-24.4-12.4秒の好時計をマーク。久々の重賞挑戦に向けて気合十分の内容だ。

3歳時にはフラワーカップで2着、桜花賞でもジェンティルドンナの5着とクラシック戦線で活躍。それ以来不振が続いていたものの、5歳になってから調子を上げ春には1000万条件を快勝。マイル路線から距離短縮で挑んだ前走テレビユー福島賞では上がり最速をマークして1馬身突き抜けての勝利。見事オープン入りを果たしてみせた。

「最近、ハミがかりが良すぎるところがあったので、気分良く走らせるために前走から千二へ。ハマった感もありますが、手応えよく運べてたし、最後もいい脚で抜けてくれました」と高橋義忠調教師は振り返る。

「短期放牧を挟みましたが、当初からここが目標。今週もしっかりと追い切れたし、最後まで良い反応を見せていました。重賞のメンバーでどうかも、ハンデ差もつきそうですからね。どれだけやれるか楽しみです」と、実に1年10ヶ月ぶりとなる重賞挑戦も師の期待は大きいようだ。短距離路線への転向で一花咲かせることができるか、これが試金石の一戦となる。