トラストワン 2年ぶり勝利でオープン昇級…日本海S

8月23日(土)、2回新潟7日目11Rで日本海ステークス(芝2200m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の2番人気・トラストワン(牡6、栗東・庄野厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:13.7(良)。

2着にはクビ差で4番人気・ブリッジクライム(牝5、美浦・鈴木康厩舎)、3着には1馬身差で8番人気・アップルジャック(牡6、美浦・堀井厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたエスオンマイチェス(牡4、美浦・藤沢和厩舎)は7着に敗れた。

アップルジャック、レッドヴァンクールの2頭が後続を離して先行。3番手以下は差がなく各馬が続く中、トラストワンは後方3番手からレースを展開。
3コーナー付近から馬群が一気に凝縮し、トラストワンも外々を回って一気に進出を開始。直線でも最後までしぶとく末脚を発揮し、内ラチ沿いから迫ったブリッジクライムをクビ差退けて優勝。逃げたアップルジャックが3着に粘り込んだ。人気を分けあったエスオンマイチェスは伸びあぐね、ケイアイチョウサンは中団待機から末脚勝負に賭けたものの、残り200mを切って前が壁になる不利。いずれも掲示板外に終わっている。

勝ったトラストワンは2年ぶりの勝利で待望のオープンクラス昇級。前走は3コーナーで躓き、直線では進路を失うなど消化不良の一戦となったが、その悔しさを払拭する勝利となった。

馬主は大八木信行氏、生産者は浦河の村下農場。馬名の意味由来は「信頼+一番」。

1着 トラストワン(蛯名騎手)
「前走は不利を受け、消化不良の内容だった。ペース次第では自ら動こうと思っていたんだ。3コーナーから強気に動いたが、最後までしっかり走ってくれたよ。ここでは力が上だった」

(庄野靖志調教師)
「このクラスでも安定して走っていましたし、いつか順番が回ってくると思っていましたよ。これで新潟では3勝目。相性がいいですし、ジョッキーも2回目となり、うまく乗ってくれました。汗をかく夏場がいい馬ですしね。次走は馬の状態次第となりますが、中1週となる新潟記念ではなく、同じ舞台のオールカマーを視野に入れることになるでしょう」

2着 ブリッジクライム(柴田善騎手)
「ゲートを出たが、逆に折り合いに気を遣った。それでも、窮屈なインを突いて伸びたし、よくかんばっている」

3着 アップルジャック(田辺騎手)
「いいレースはできたのですが、もっと離して逃げたかったですね。なかなか進んでいかなかった」

4着 ヴァーゲンザイル(武士沢騎手)
「前走よりいいイメージで乗れました。でも、能力を出し切っていないと思いますよ。展開などがうまく噛み合えば、このクラスでもチャンスがあります」

7着 エスオンマイチェス(北村宏騎手)
「いずれ現級でもやれる馬だけど、まだスムーズに対応できないね。ペースが上がって置かれそうになったし、コーナーで仕掛けてトモが流れた。うまく緩急が付くようになれば」

9着 ヒラボクビクトリー(内田博騎手)
「逃げようと思ったくらい。いい位置で進められた。ただ、休み明けのぶんだね。ラストで甘くなった。これから良くなるよ」

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トラストワン
(牡6、栗東・庄野厩舎)
父:マイネルラヴ
母:イソノスワロー
母父:デヒア
通算成績:28戦5勝

トラストワン

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