【新潟記念】ヴィクトリースター2度目の重賞挑戦に好感触

3日、新潟記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ヴィクトリースター(牡6、栗東・吉村厩舎)は助手を背に坂路で追い切り。力強い脚捌きで4F52.3-37.8-24.9-12.4秒をマーク。2度目の重賞挑戦で前進をうかがっている。

吉村圭司調教師は「最後で遅れたのは追走した分でしょうね。それに、元々がそんなに調教駆けする馬でもありませんから、この時計、動きなら上々でしょう。前走よりいい状態で臨めます」と確かな手応え。

あとは「前走、下を気にしてハミを取らなかった」という馬場。自慢の決め手を生かすためにも「何とか良馬場で走らせてやりたい」と当日の空模様を気にしていた。

デビュー25戦目にして重賞初挑戦となった七夕賞は、小回りコース、良馬場発表ながら時折雨も降る得意とは言えない条件・コンディションで不完全燃焼の競馬となった。過去にはトーセンラー、ヒットザターゲットに先着したこともあり、素質の高さは早くから一目置かれていた馬だけに、良馬場、そして直線の長い新潟でエンジン全開となれば、アッと言わせるシーンも十分ありそうだ。