【毎日王冠】サンレイレーザー「良馬場で走らせたい」

8日、毎日王冠(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。サンレイレーザー(牡5、栗東・高橋忠厩舎)は難波剛健騎手(レースでは田辺裕信騎手が騎乗予定)が跨がり、ポリトラックで一杯に追われて7F92.5-75.7-61.9-48.9-35.9-11.7秒を計時。力強い脚捌きが目を引いた。

「今週も終いまでしっかりと。ひと追いごとに動きも沈み込む、いいフォームが戻ってきているね。このひと追いできっちり態勢も整いそうです」と矢野調教助手は仕上がりに満足の様子。

何よりも今回の舞台はエプソムCでクラレント、ジャスタウェイと0秒1差の接戦を繰り広げた東京1800m。「スピード勝負は歓迎だし、直線が長いコースも合う。力を出せる条件だし、ここ勝負のつもりで仕上げてきました」とその言葉にもひと際力が入っている。

気になるのは週末に接近が予想される台風の行方。「あとは天気。台風の状況はどうなんですか? 前走でもノメって力を出せなかった。良馬場で走らせたい」と空模様を気にしていた。

前述のエプソムCやグランプリボスに半馬身差まで迫った昨年のマイラーズCなど、秘めた脚はゆうに重賞レベル。その脚を初コンビとなる田辺騎手がどう引き出すかも見ものとなる。