【秋華賞】レーヴデトワール 川田将雅騎手一問一答

16日、秋華賞(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。レーヴデトワール(牝3、栗東・松田博厩舎)は助手を背にCWコースで単走。終盤に向けて徐々にピッチを上げていき、6F86.3-70.6-55.4-40.4-12.2秒をマーク。

この中間は一度も跨っていないという川田将雅騎手だが、「追い切りの普段の様子であるとかは伺っていますけど、順調に来られていると思いますよ」と語るように、最終リハでも軽快なフットワークを披露。

前走、紫苑Sではレース前の豪雨に見舞われながらも、見事勝利で至上命題だった出走権を獲得。「秋緒戦はいい内容で走ってくれたんですけど、だからと言って常に安定して走れるかと言うと……」とデビューから手綱を執る主戦はまだ半信半疑の様子だが、この馬も僚馬ハープスター同様、2歳時から大きな期待を背負ってきた一頭。最後の一冠が懸かる大舞台で良血開花となるか。



10月19日(日)に行われる秋華賞(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。

レーヴデトワールに騎乗予定の川田将雅騎手の一問一答は以下の通り。

●どうこうしたいと言うより、気持ちよく走ってほしい

-:まずは前哨戦の紫苑S、不良馬場の中を好位追走で、最後は上がり最速でキッチリと勝ちましたけど、振り返っていかがですか?

川田将雅騎手:ゲートも上手に出てくれて、ちょっと進み過ぎるくらい進んでいったので、何とかなだめながら追走して、という感じになったのですけど、ああいう馬場でもしっかりと走ってくれましたし、最後まで本当にいい脚を使ってくれたなと思います。

-:タフな馬場だったと思いますけど、その辺りで反動とか疲労とかありませんでしたか?

川:そういう話は聞いていないので、そこまで順調に来られていると思います。

-:この馬は非常に良血で、期待もされています。夏を越して良くなったと思うところ、成長度がありましたら教えてください。

川:本当にこれだけ期待されてきた馬、2歳から期待されていましたけど、なかなか安定して力を出せないことが続いていました。走る時と走らない時の差が激しすぎて、進む時と進まない時があるのですが、進むから良いという訳ではなくて、進まないからダメという訳でもなく、掴みどころがない難しい面がありました。

秋緒戦はいい内容で走ってくれたんですけど、だからと言って常に安定して走れるかと言うと、まだ何とも言い辛いところがあるので、ここでも安定して走ってくれればいいなと思いますけどね。


-:それはもう性格によるところなのでしょうか。

川:そうですね。女の子ですし、やっぱり難しい面があるんだと思います。

-:その状態面、紫苑S以降は乗っていらっしゃらないということですが、何か陣営からは聞いていらっしゃいますか?

川:追い切りの普段の様子であるとかは伺っていますけど、順調に来られていると思います。

-:舞台が京都になりますけど、京都では2勝しています。今回は内回りの2000mになりますが、このあたりでイメージされることはありますか?

川:何よりも進む日と進まない日があるので、ゲートを出てからこの子がどういう反応をするのかにもよるのですが、とにかく気持ちよく走ってくれたら……。どうこうしたいと言うよりも、気持ちよく走ってくれればいいなと思います。

-:ハープスター不在の中、同厩舎の有力馬の一頭ですけど、改めて秋華賞に挑むお気持ちをファンの方にメッセージお願いします。

川:無事に抽選を突破すれば、松田博厩舎は4頭出しになりますし、その中でも血統的に元から期待されている馬でしたから、無事に皆が良い結果を得られるようにしたいですし、何よりもこの子が秋緒戦のように安定して走ってくれることを願っています。