【エ女王杯】1週前 豪快スマートレイアー 久々騎乗ユタカも惚れぼれ

5日、エリザベス女王杯(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。スマートレイアー(牝4、栗東・大久龍厩舎)は主戦の武豊騎手を背にCWコースで併せ馬。序盤から速いペースでピッチを上げていき、最後まで一杯に追われる意欲的な攻めを消化。先行した僚馬キングズバーンをラスト1F付近で並ぶ間もなく交わし去り、6F78.5-64.2-50.3-37.5-12.4秒の好時計をマーク。1秒以上追いかける形のスタートから、最終的に4馬身ほど先着を果たした。

「元々が調教で動く馬ですが、今週もしっかり動けましたね。状態の良さが伝わってくる動きでした」と名手も思わず唸る1週前リハ。ここ2戦は手を離れていたものの、大一番で満を持しての再タッグ。早くも手応えは十分か。

昨年の秋華賞で2着に食い込んではいるが、ここまでの勝ち鞍は1400~1800mに集中。今回は未知の距離となる2200mへの挑戦となる。この課題については「距離は少し長いかもしれないが、牝馬限定戦で京都の外回りは良さそうな馬なので」と不安を認めつつも、克服に向けて作戦を練っている様子。

デビューから常に高い支持を集め続けており、終いのキレ味は世代屈指のスマートレイアー。淀の外回りを舞台に、“ユタカ・マジック”は飛び出すか。

スマートレイアー