2番人気ハープスターは接触のアクシデントで不完全燃焼の5着

●11月30日(日) 5回東京9日目 第34回 ジャパンC(G1)(芝2400m)

凱旋門賞では日本馬最先着となる6着。敗れはしたものの、直線ではひと際目を引く伸びを見せ、世界にその脚をアピールした3歳牝馬ハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)。帰国初戦となったこのジャパンCでも2番人気の支持を集めたが、勝負どころで故障したトレーディングレザーと接触。大きなロスがあって、5着まで追い上げるのが精一杯だった。

「3、4コーナー辺りで故障した馬が下がってきて、目の前だったので交わせず接触してしまいました。そこで躓きましたが、よく立て直して頑張ってくれたと思います。何より馬が無事であってほしいと思います」と川田将雅騎手は不完全燃焼の競馬に悔しさを噛みしめながらコメント。

道中は後方6番手あたりを追走。ロスなく上手に脚を溜めて、あとは『どこで外へ持ち出すか』とファンも注目する中で発生した突然のアクシデント。これが競馬と言ってしまえばそれまでだが、文字通り痛恨の不利だった。

国内の競馬で初めて連対を外してしまったが、これが能力でないのは誰の目が見ても明らか。次はこの悔しさを晴らすハープスターらしい競馬を期待したい。

ハープスター

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