【チャンピオンズC】今年こそホッコータルマエ 悲願の中央G1奪取!

12月7日(日)、4回中京2日目11Rで第15回チャンピオンズC(G1)(ダ1800m)が行なわれ、幸英明騎手騎乗の2番人気・ホッコータルマエ(牡5、栗東・西浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:51.0(良)。

2着には半馬身差で8番人気・ナムラビクター(牡5、栗東・福島信厩舎)、3着には3/4馬身差で3番人気・ローマンレジェンド(牡6、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたコパノリッキー(牡4、栗東・村山厩舎)は12着に敗れた。

クリノスターオーがハナに立ち、ホッコータルマエは2番手をキープ。グレープブランデー、ニホンピロアワーズと続き、5番手の内でナムラビクター、外をローマンレジェンドが併走する形に。
比較的落ち着いた流れで4コーナーを回り、直線入り口からホッコータルマエとローマンレジェンドの叩き合いに。残り200mを切ってホッコータルマエが単独先頭に躍り出ると、最後は外から懸命に迫ったナムラビクターを退け、先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったホッコータルマエは地方交流を含めて6つ目のビッグタイトル獲得も、中央G1は初制覇。旧ジャパンCダートは2年連続の3着、今年2月のフェブラリーSは2着と、いずれも僅差で敗退。その後のドバイ遠征中に体調を崩し、完調途上で迎えた前走JBCクラシックは4着敗退も、陣営の立て直しが大一番で結実。昨年同様早め先頭の態勢から、今年は後続の追撃を振り切って栄冠を掴んだ。

フェブラリーSを最低人気で制したことで一躍ダート界の主役に立ち、今回は春秋ダートG1連覇を狙ったコパノリッキーはスタートでやや後手を踏む痛恨のレース内容。見せ場なく12着に終わった。

馬主は矢部道晃氏、生産者は浦河町の市川フアーム。馬名の意味由来は「冠名+樽前山より」。

【幸英明騎手のコメント】
「本当に嬉しい気持ちと、ホッコータルマエが中央のG1を勝つことが出来て、ホッとしています。本当でしたら、去年のうちに(中央のG1を)勝ちたい気持ちが凄く強かったのですが、負けてしまいました。ようやっと勝つ事が出来て、うるうる来ていました。

展開はゲート次第だと思っていましたので、できるだけ前に行こうと思っていましたが、思いの他、良いポジションがとれたと思いました。直線を向いた時は手応えもあったのですが、横からも他馬が来ていましたので、必死の思いでしたよ。

もちろん自分がG1を勝てたことは嬉しいですけども、馬が勝てたことが一番です。きょうは寒い中、競馬場へ足を運んで下さいって、ホッコータルマエや競馬を応援してくださってありがとうございました」

チャンピオンズCの結果・払戻金はコチラ⇒

ホッコータルマエ
(牡5、栗東・西浦厩舎)
父:キングカメハメハ
母:マダムチェロキー
母父:Cherokee Run
通算成績:27戦13勝
G1勝利:
14年チャンピオンズC(G1)
14年川崎記念(Jpn1)
13年東京大賞典(G1)
13年JBCクラシック(Jpn1)
13年帝王賞(Jpn1)
13年かしわ記念(Jpn1)

ホッコータルマエ

ホッコータルマエ

ホッコータルマエ

ホッコータルマエ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。