史上2例目の親子制覇! 有馬記念アラカルト

●12月28日(日) 4回中山8日目10R 第59回 有馬記念(G1)(芝2500m)

引退レースとなった有馬記念で有終の美を飾ったジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂厩舎)。通算成績を19戦10勝、G1・7勝とし、多くの伝説と記録を残してターフを去る。また、管理する石坂正調教師、鞍上の戸崎圭太騎手にとっても初の有馬記念制覇となった。

●歴代最多タイのG1・7勝目

昨年のジャパンC以来となるG1勝利を挙げ、歴代最多タイとなるG1・7勝目となった。牝馬としてはウオッカに続く快挙で、父ディープインパクトやシンボリルドルフ、テイエムオペラオーらと肩を並べた。

●6年ぶり5頭目の牝馬優勝

有馬記念を牝馬が制したのは、6年ぶりの快挙。他の優勝した牝馬には、ガーネット(56年)、スターロッチ(60年)、トウメイ(71年)、ダイワスカーレット(08年)の4頭がいる。

●有馬記念優勝からの引退式

有馬記念優勝後の当日に引退式を行ったのは、昨年のオルフェーヴルに次ぐ通算4頭目の出来事。他には03年のシンボリクリスエス、06年のディープインパクトがいる。

●中山初出走での優勝は17年ぶり

中山競馬場未出走馬による有馬記念優勝は、97年のシルクジャスティス以来、17年ぶりとなる。他には、オグリキャップ、ダイユウサク、マヤノトップガンなどがいる。

●4番人気馬の優勝はハーツクライ以来、10勝目

4番人気馬が優勝したのは、04年のハーツクライ以来となる10勝目。04年の有馬記念は父ディープインパクトが国内で唯一、敗れたレース。

●2例目の親子制覇

父ディープインパクトも06年にこのレースを制しており、親子での有馬記念制覇はシンボリルドルフ(84、85年)→トウカイテイオー(91年)に続く2例目となった。

●通算獲得賞金で歴代2位に

今回の優勝により、ジェンティルドンナの通算獲得賞金(JRA+地方+海外)は17億2603万400円となり、オルフェーヴルの15億7621万3000円を抜いて歴代2位となった。歴代1位はテイエムオペラオーの18億3518万9000円。

JRAのみでのジェンティルドンナの獲得賞金は13億2621万円で歴代5位、牝馬としてはブエナビスタに次ぐ歴代2位となる。

歴代獲得賞金馬BSET5      
順位 馬名 生年 総獲得賞金      
1 テイエムオペラオー 1996 18億3518万9000円
2 ディープインパクト 200214億5455万1000円
3 ブエナビスタ 200613億8643万3000円
4 オルフェーヴル 2008 13億4408万4000円
5 ジェンティルドンナ 2009 13億2621万円
地方・海外での賞金は含まない。

ジェンティルドンナ
(牝5、栗東・石坂厩舎)
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ
母父:Bertolini
通算成績:19戦10勝
重賞勝利:
14年有馬記念(G1)
14年ドバイシーマC(G1)
12~13年ジャパンC(G1)
12年秋華賞(G1)
12年優駿牝馬(G1)
12年桜花賞(G1)
12年ローズS(G2)
12年シンザン記念(G3)

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