【東京新聞杯】元気一杯のタガノグランパ「動きは良い」

4日、東京新聞杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。タガノグランパ(牡4、栗東・松田博厩舎)は菱田裕二騎手が騎乗してCWコースを単走。ラスト1ハロンで一追いされ、時計は6F85.5-69.7-54.7-39.5-12.1秒を記録。メリハリのある調教となった。

「レース間隔は空いていますが、問題ないですし、動きも良かったですよ」と調教を終えた鞍上は納得した表情。前半を抑え気味に行き、終いはしっかりと伸ばしてきた。稽古後には菱田騎手を振り落とす場面も見られたが、それも活気に溢れている証し。久々の実戦に向けて、すでに臨戦態勢に入っている。

前走は3000mから1600mへと一気の距離短縮。「少し戸惑った感じはありました」と敗因を分析する。それを踏まえ、今年の初戦には再びマイル戦を選択。マイル以下の距離では、いずれのレースもキレ味のある末脚を披露しており、この辺りで久々の勝利が欲しいところ。鞍上も2週間ぶりの騎乗となるだけに、人馬ともに溜まった鬱憤を晴らせるか。