【フェブラリーS】1週前 念願のG1へ エアハリファ「やっと来れた」

11日、フェブラリーS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。エアハリファ(牡6、栗東・角居厩舎)は助手を背に坂路コースでの調教となったが、中2週での出走となるだけに軽めの調整。時計は4F62.0-45.7-30.2-15.2秒をマーク。動きには重さは感じられず、好調をキープしている印象を受けた。

重賞初制覇を成し遂げ、念願のG1出走を手繰り寄せた前走を「本当に良い状態だった」と清山宏明調教助手は振り返る。そこからのローテーションとなるが、「少しずつですが上積みもありますし、下降しているということはない」と断言。前走並みの状態となれば、自然と期待は高まってくる。

能力の高さはG1級と言われながらも、出世はとんとん拍子とはならなかった。その原因を「持っているポテンシャルと精神的なところのバランスが合わなかった」と分析。その上で「時間を掛けて徐々にクリアしてきてくれた」と愛馬の心身両面での成長に目を細めた。

「結果を残している馬たちを相手に勝負できるところまでやっと来れた」とあくまでもチャレンジャーの立場であることを強調する。遅れてきた大器がいよいよ挑むG1の舞台。頂点まで駆け上がる準備はもう出来ている。

競馬ラボでは15日(日)にエアハリファ陣営の独占インタビューを公開予定です。お見逃しなく!