【フェブラリーS】中央でリベンジ!ローマンレジェンド

18日、フェブラリーS(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。東京大賞典5着からの巻き返しを期すローマンレジェンド(牡7、栗東・藤原英厩舎)は岩田康誠騎手が跨がり、古馬1000万のサクセスグローリーをパートナーに坂路で併せ馬。3馬身ほど先行させたパートナーをアッサリ捕まえると、鞍上のゲキに応えてゴールでは逆に3馬身ほど突き放した。

表示された時計は4F51.6-37.4-24.3-11.9秒。追い切りを見届けた藤原英昭調教師は「けさは気を入れて体を動かしてもらったよ。この中間はマイルを意識した調整をやってきてるからな」とハードな攻めを課したこのレースへの思いを熱く語る。

昨年は復帰初戦のエルムSを勝利したものの、チャンピオンズC3着、東京大賞典5着とやや尻すぼみに。とりわけ期待された東京大賞典では勝ったホッコータルマエに1秒7もの大差をつけられた。「大井だとイライラした面をみせるが、中央場所ではそんなことがない。あとはどれだけ長くいい脚を使ってくれるか」と中央場所でのリベンジを誓う。

意外にもフェブラリーSは初参戦で、東京競馬場も初めて。とはいえ、左回りの中京ではジュライSをレコード勝ちし、2走前のチャンピオンズCで見せ場たっぷりの3着があるだけに、舞台設定は申し分なし。チャンピオンズC3着は今回出走のメンバーで最先着でもある。先行するコパノリッキーを目標に、ゴール前でスルスルと……。そんなシーンも十分ありそうだ。