【スプリングS】キタサンブラック無傷3連勝!オーナーはサブちゃん

3月22日(日)、2回中山8日目11Rで第64回スプリングS(G2)(皐月賞TR)(芝1800m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の5番人気・キタサンブラック(牡3、栗東・清水久厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.1(良)。

2着にはクビ差で1番人気・リアルスティール(牡3、栗東・矢作厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・ダノンプラチナ(牡3、美浦・国枝厩舎)が続いて入線した。上位3頭には4月19日(日)に行われる皐月賞(G1)への優先出走権が与えられる。

内枠からキタサンブラックも先手を主張したが、出していったタケデンタイガーがハナへ。結果的にキタサンブラックは離れた2番手に待機、好位にダノンプラチナ、後方集団にリアルスティール、ベルーフが並んでが構える。ブラックバゴはその後方。
4F過ぎで馬群も凝縮し始めると、手応え良くキタサンブラックが先頭に踊り出て、ダノンメジャーも揃って進出。ダノンプラチナ、ベルーフら上位人気勢もすかさず追走するが、キタサンブラックが早めのスパート。坂下でリードを広げると、懸命に粘り込みを決めた。リアルスティールはゴール前での脚色は際立つも2着まで。1000m通過62秒6のスローペースを考慮すれば負けて強しの競馬はみせた。

勝ったキタサンブラックは近親に現役オープン馬のアドマイヤフライトがいる血統で、父のブラックタイドとのスプリングS父子制覇となる。
予てから関東圏に活躍の場を求める清水久詞厩舎らしく、今年1月、東京の新馬戦でデビュー勝ち。続く2戦目も同じく東京に矛先を向けて、3馬身差の快勝。自己条件ながらも素質の高さをみせていた。
無敗のスプリングS制覇は2001年のアグネスゴールド以来、14年ぶり11頭目の快挙。順調ならば次戦は皐月賞をに向かうことになるだろうが、サトノクラウンと同じく無敗の前哨戦勝ち馬として、クラシック制覇を目指すことになる。

馬主は有限会社大野商事の名義だが、国民的演歌歌手として知られる北島三郎氏。生産者は日高町のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。

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キタサンブラック
(牡3、栗東・清水久厩舎)
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
通算成績:3戦3勝
重賞勝利:15年スプリングS(G2)

キタサンブラック

キタサンブラック

キタサンブラック


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