ストレイトガール 圭太とのコンビで女王襲名!

●5月17日(日) 2回東京8日目11R 第10回 ヴィクトリアマイル(G1)(芝1600m)

6歳の夏を目前に、6度目のG1挑戦で戴冠を果たしたストレイトガール(牝6、栗東・藤原英厩舎)。新パートナー・戸崎圭太を背に、ここまでの無念を晴らす痛快な差し切り勝ちを収めた。

好スタートから道中は好位をキープし、直後にヌーヴォレコルトを従えながらの追走。ハナを切ったミナレットとの差が徐々に広がる展開に「あそこまで流れるとは思っていませんでした」と振り返った鞍上だったが焦らず直線勝負へ。坂を上ったところから一気に前との差を詰めにかかると、最後は2番手から押し切りを図ったケイアイエレガントをゴール寸前で捕らえてみせた。

「前の馬が相手だと思いましたが、ケイアイエレガントもしぶとかったですね。最後は馬に勝たせてもらいました」と戸崎騎手もパートナーに最敬礼。昨年はリーディングの座にも輝き、今年もトップから僅差の2位と勝ち星を積み重ねている反面、G1戦線でもどかしい結果が続いたこともあってか「G1で沢山良い馬に乗せてもらっていながら、歯がゆい思いがあったのですが、勝てて本当に嬉しいです」と安堵の表情を浮かべた。

昨日の京王杯スプリングC(サクラゴスペル)に続いて、土日ダブル重賞制覇に加え、G1勝利で負の流れを断ち切ったか。「毎週のように良い馬に乗せてもらっていますし、まだまだG1での騎乗も続くので責任はあります。一つ一つ大事に、気持ちを込めて乗っていきたいです」と次の戦いに向けて意気込みを表明。次週のオークスではルージュバックに騎乗予定。桜花賞の借りを返す戦いが待っている。

【藤原英昭調教師のコメント】
「待ちに待ったG1。長かったですね。去年のヴィクトリアマイルも惜しい競馬で、その後、牡馬と闘い、香港にも行って、モマれてきた経験がいきたのかもしれませんね。いつもなら敗因が分かるるものですが、前回の大敗はこちらも分かりませんでした。馬はいい状態でしたし、一つ歳をとって、ナーバスに感じるところもありましたが、体は若々しかったですね。これまでは天気などに泣かされることもありましたが、きょうは好天にも恵まれ、東京コースを熟知している戸崎君と久しぶりに条件が揃いました。良い枠を引けたので“この枠を利用した競馬をしよう”と話していたのですが、予想していた展開と外れましたね。それでも内枠なりの競馬で、最後の坂で脚が鈍るところを、もうひと伸びみせてくれました。おそらく今年が最後のシーズン。今後は暮れの香港などを視野に大目標を決めて、そこの前にひと叩きする形で向かいたいです。無事にここまで頑張ってくれたストレイトガールと、日頃の調教に励んでいるスタッフたちに感謝したいです」

ヴィクトリアマイルの結果・払戻金はコチラ⇒

ストレイトガール
(牝6、栗東・藤原英厩舎)
父:フジキセキ
母:ネヴァーピリオド
母父:タイキシャトル
通算成績:26戦9勝
重賞勝利:
15年ヴィクトリアマイル(G1)
14年シルクロードS(G1)

ヴィクトリアマイル

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