【オークス】レッツゴードンキ 梅田智之調教師一問一答

5月24日(日)に行われるオークス(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。
レッツゴードンキ(牝3、栗東・梅田厩舎)を管理する梅田智之調教師の一問一答は以下の通り。

●リラックスして走れるような雰囲気に

-:桜花賞で見事にクラシックを制覇されました。あれから1ヶ月少々経ちましたが今のお気持ちはいかがでしょう。

梅田智之調教師:ありがとうございます。桜花賞を勝った時は嬉しくて喜んでましたけれど、すぐに切り替えて、普段と変わらない生活をしています。

-:今日は(5/20)は6時に坂路で調教が行われました。狙い、テーマはどの辺りだったのでしょうか。

梅:桜花賞とオークスは距離も違うので、できるだけテンションを上げないように折り合い重視で。あとは終いの反応を確かめる程度で、そんなにやらなくてもいいと判断して、強くはやってないですね。

-:その折り合い、追ってからの反応、先生のジャッジはいかがでしょう?

梅:乗り役の感触もそうですし、上がってきた馬の息遣いもすぐ見に行ったんですけど、ここまで順調にきてますね。

-:前走の桜花賞と比べて、今回の追い切りはどうなんでしょうか?

梅:桜花賞はマイルなので気を入れて行こうかなと思っていたんですけど、今度は2400mと距離も長くなるので、リラックスして走れるような雰囲気に持っていけるように、あまり攻めていかないようにしています。

レッツゴードンキ

-:追い切った後の馬のテンションはどうでしょうか?

梅:いつもと変わらないですね。栗東にいる時は追い切りもそうですが、普段の調教でもカアーッとすることがないので。競馬に行けば別ですけど、ここまでは本当に落ち着いてますね。

-:ということは前走、あるいはそれ以上の状態でオークスに臨めそうですか?

梅:そうですね。状態に関してはこちらが思っている以上にいいのかなと。

●気になる距離は?

-:今度は距離が2400mと一気に延長されます。

梅:そこは正直やってみないと分からないですけど、何とかジョッキーがしてくれると思っています。

-:体型的に長距離というのはどうなのでしょうか?

梅:体型、血統などを言えばデータ上は短いほうと聞きますけどね。僕らはどうやって行くかというのが大事だと思っているので、あまり気にしないようにしています。

-:馬も札幌で450キロでデビューして、順調に成長を遂げている感じがしますが、ここまで肉体面、精神面と成長の跡をどのように考えていますか?

梅:間隔をあけながらここまで6戦して、前走は少し減りましたけど、本当に使いながら体重が増えていっている女の子にしては珍しいタイプです。普段から落ち着いている、牝馬にしては扱いやすいですね。

-:その辺のところが抜群の安定感に繋がっているのかもしれませんね。

梅:今までは安定感があるものの勝ち味に遅いタイプだと思っていましたが、前走はそれを帳消しにしてくれたので、ひとつ勝つことによっていい意味で変わってくれたらと。

-:桜花賞は逃げて勝ちました。逃げてよし、控えてよし、色々な戦法で好戦を続けてきました。オークスはどんな展開になりそうでしょうか?

梅:開けてみないと分からないし、枠順やら馬場状態やら、相手の馬の入る場所もありますからね。ゲートが開いたら後は乗り役に任せるしかないので、どうなるかは分からないです。

-:オークスに向けて、悔いのない仕上げはできたと見てよろしいでしょうか。

梅:状態に関しては悔いがないと思っています。

-:レースに行っての課題があるとすれば、どの辺でしょうか?

梅:折り合いの一点だけですね。

-:そこさえクリアすれば?

梅:折り合いだけクリアしたら、終いは前回みたいに伸びてくれるかなと、そう思っています。

-:二冠に挑戦する権利はこの馬一頭だけしか持っていません。オークスに向けての意気込みをお願いします。

梅:前走の勝ち方が鮮やかでした。フロック視されていますが、そうでないというところを見せてくれたらと思っています。

-:素晴らしいレースを期待しています。

梅:どうもありがとうございます。