【オークス】桜3着コンテッサ「距離が延びても対応してくれる」

20日、オークス(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、桜花賞3着のコンテッサトゥーレ(牝3、栗東・安田隆厩舎)は、坂路でC.ルメール騎手が騎乗し、古馬500万のハイキートーンと併せ馬。先週ビッシリと追われていることから、今週はゆったりとした入りで終いの感触を確かめる調整となったが、軽やかな脚色で馬体を併せてゴールし、4F57.0-40.8-26.0-12.9秒を計時した。

「少し遅くなったね」と鞍上は全体時計にやや不満げながら、「でも、先週にしっかりと速い追い切りをやっているし、きょうはラストをやっただけだから。2400mは分からないけど、桜花賞では4角で少し忙しかった。折り合いもつくし、距離が延びても対応してくれると思う。その桜花賞で“次はもっとやれる”と思ったしね」と桜花賞から800m延びるオークスでの好感触を口にしている。昨年は桜花賞3着のヌーヴォレコルトが優勝。その走りが注目される。

コンテッサトゥーレ

▲桜花賞3着からの逆転を狙うコンテッサトゥーレ


前走、桜花賞6着のアンドリエッテ(牝3、栗東・牧田厩舎)は川田将雅騎手が騎乗して坂路で4F55.4-40.1-26.1-13.0秒と軽めの調整。古馬500万クラスのトゥインクルをパートナーに脚色を確かめながら同入フィニッシュ。牧田和弥調教師は「先週にしっかりとやってあるし、けさは併せ馬でサッとやっただけ。時計もこんなものでいいでしょう。いい雰囲気を保っているし、順調にこられましたね」と仕上がりに胸を張る。

東京コースはクイーンCで経験。4着と敗れたが、勝ったキャットコインとは0秒1差。「前回の東京遠征での馬体減りの理由がはっきりしませんが、火曜の時点で442キロある。前走と同じぐらいで出れると思います。コース経験もあるし、折り合いもつく。距離も問題ないと思います。うまく末脚を生かしたい」と大一番での逆転を狙う。

アンドリエッテ


前走、桜花賞13着のペルフィカ(牝3、栗東・岡田厩舎)は助手を背に坂路で最終調整。単走で4F56.2-39.8-25.0-12.3秒をマークし、全体の時計は少し要したが、馬なりでラスト1F12秒3は非常に優秀。デキ落ちは微塵も感じられない。

岡田稲男調教師も「けさは終い重点で、しっかり動けていたね。桜花賞からここまで順調に調整ができたし、いい具合でこられている。あとはこの距離でどんなレースをしてくれるか、だね」とニッコリ。父はこのレースと相性のいいゼンノロブロイ。穴党は要注目の血統だ。

ペルフィカ