【東京ダービー】浦和の刺客・ラッキープリンスがダービー制覇!

6月3日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第61回 東京ダービー(S1)(3歳 定量 1着賞金4200万円 ダート2000m)は、今野忠成騎手騎乗の9番人気・ラッキープリンス(牡3、浦和・小久智厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:07.5(稍重)。

2着には3/4馬身差で6番人気・パーティメーカー(牡3、浦和・小久智厩舎)、3着には半馬身差で10番人気・ヴェスヴィオ(牡3、大井・鈴木啓厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたオウマタイム(牡3、船橋・林正厩舎)は6着に敗れた。

ドライヴシャフトが最内からハナを主張。オウマタイムが2番手に付けて最初のコーナーを通過するが、向こう正面に入るとオウマタイムが我慢しきれずにハナへ。ティーズアライズ、ウインバローラス、ラッキープリンス、ララベルが続き、ミッドストラーダ、ジャジャウマナラシ、パーティメーカーが中団、羽田盃を勝ったストゥディウムは後方3番手から追走する。
オウマタイム、ティーズアライズ、ウインバローラス、ラッキープリンスの4頭が横並びで直線へ。いち早く抜け出したのはラッキープリンスで、力強く差を広げる。後方から悲願の東京ダービー制覇を目指して34回目の騎乗となった的場文男騎手鞍上のパーティメーカーがグングン迫ってくるが、その追撃を3/4馬身振り切って61代ダービーウイナーに輝いた。

勝ったラッキープリンスはデビューから4連勝を果たし、鎌倉記念(3着)、ハイセイコー記念(7着)ではともに1番人気に支持されていた素質馬。年明けのニューイヤーCで重賞初制覇を成し遂げたものの、京浜盃16着、クラウンC10着と大敗して評価が急落。しかし、今野騎手が初めて手綱をとった羽田盃で3着と復調気配を見せると、今回は早めに先頭に立つ積極的な競馬でビッグタイトルを獲得。小久保智調教師はパーティメーカーとのワンツーでダービー初制覇。今野騎手も嬉しいダービー初制覇となった。

馬主は国田正忠氏、生産者は浦河町の畔高牧場。

なお、上位2着までの馬には7月8日(水)に大井競馬場で行われるジャパンダートダービー(Jpn1)の優先出走権が与えられた。

【今野忠成騎手のコメント】
「まだ実感は沸かないです。今日は本当に元気よく走ってくれました。(羽田盃3着からの臨戦で)現時点で持っている馬の力を100%引き出せればチャンスはあるんじゃないかと思っていましたよ。動くのが早いかとも思いましたが、最後は馬がよく頑張ってくれましたね。僕をダービージョッキーにしてくれて、本当に感謝しています。これからも大井のジョッキーに負けないように頑張りますので、応援の程よろしくお願い致します」

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ラッキープリンス
(牡3、浦和・小久智厩舎)
父:サイレントディール
母:ウォータートスカ
母父:オペラハウス
通算成績:12戦6勝
重賞勝利:
15年東京ダービー(S1)
15年ニューイヤーC(S3)

ラッキープリンス

ラッキープリンス

ラッキープリンス

ラッキープリンス

9回目のダービー2着
悔しそうな表情を見せる的場文男騎手


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