【七夕賞】フラアンジェリコ「コース形態が馬に合っている」

8日、日曜福島11レース・七夕賞(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、新潟大賞典6着のマイネルディーン(牡6、美浦・鹿戸雄厩舎)は、柴田大知騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.7-53.3-39.4-13.4秒をマークした。

【鹿戸雄一調教師のコメント】
「前走は体調が良かったですしやれるかと思っていましたが、少し待たされた分追い出しが遅れました。スムーズならもっと際どいところまで来たかもしれません。レース間隔をあけながら使っているので、馬は元気一杯です。今日の追い切りも、先行する形で良い動きでした。以前はかかったり口向きの悪さを見せることがありましたが、皇成が乗って準オープンを勝った辺りから折り合いが上手くつくようになりましたし、馬が成長しています。

2走前に初也が乗ったときも終いに良い脚を使っていましたし、福島コースも大丈夫だと思います。ハンデも54キロですし、展開ひとつでチャンスはあると思います」

マイネルディーン

▲軽やかな脚捌きで先着するマイネルディーン(手前)


前走、ダービー卿CT10着のフラアンジェリコ(牡7、美浦・斎藤誠厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F65.2-50.6-37.0-13.3秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「洋芝の函館記念も考えましたが、福島記念でも好走していますしコース形態が馬に合っていると思うのでここを使うことにしました。春先は脚部不安の尾を引いていましたが、今はその頃と比べて状態は良くなっています。今日の追い切りは、前を目標にして、馬に余力があれば前に追いついてもいいという指示でした。仕掛けてからの反応も速かったですし、動きは良かったと思います

。田辺騎手は、相変わらず硬いと話していましたが、以前と比べて馬はだいぶしっかりしてきていると思います。先週のラジオNIKKEI賞を見ると前が引っ張ってもそのまま上位に残っていましたし、開幕2週目でまだ馬場が良いかもしれませんが、上手く捌ければ十分チャンスはあると思っています」

フラアンジェリコ

▲昨秋の福島記念2着が光るフラアンジェリコ


前走、目黒記念16着のグランデスバル(牡7、美浦・星野厩舎)は、助手を背に南Aコースで追われ、4F60.0-44.0-13.1秒をマークした。

【星野忍調教師のコメント】
「前走はG2でしたし、相手も強かったですね。相変わらず追い切りが出来ないので、今日はAコースを使って併せ馬で強目のキャンターをしてからプールに行きました。レースを使いながらアバラもうっすら見えてきて、体つきもスッキリしてきました。距離はもう少しあった方が良いかと思いますけど、前で競馬が出来るし、小回りの福島で上手く立ち回れればと思います。馬場は悪くなっても気にしないと思います」