好位抜け出しでセキショウがOPクラスへ返り咲き…日本海S

8月22日(土)、2回新潟7日目11Rで日本海S(芝2200m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の4番人気・セキショウ(牝5、美浦・杉浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:12.9(良)。

2着には半馬身差で5番人気・エーシンマックス(牡5、栗東・西園厩舎)、3着には半馬身差で2番人気・ショウナンバッハ(牡4、美浦・上原厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたアダムスブリッジ(牡3、栗東・石坂厩舎)は7着に敗れた。

スタンド前からの発走で、第1コーナーまで長い直線。揃ったスタートから、今回は逃げの手に出たエーシンマックスが押してハナを主張。続いて、セキショウ、アダムスブリッジ、ブライトボーイ、ダノンフェニックスが位置取り、ショウナンバッハは後方2番手からの追走。向こう正面でダノンフェニックスが押して3番手に詰める以外は、スムーズに流れ最終コーナーへ。
直線へ入ると、先頭のエーシンマックスにセキショウ、ダノンフェニックスが並びかけ、後方勢が一気に前に押し寄せる。残り100m付近でセキショウがエーシンマックスを捕らえると半馬身差で優勝。前の脚が緩まず捕らえることは出来きなかったが、ショウナンバッハが3着まで浮上。

勝ったセキショウは、桜花賞馬ラインクラフトと従姉妹関係となる血統。3歳時に紫苑Sを勝ちクラシックにも参戦するなど、元々実力馬でありながら、振るわない成績が続いたが、今回はテン乗りのM・デムーロ騎手が絶妙なレース運びを見せ、再度オープンクラスへと導いた。
馬主は山岸桂市氏、生産者は平取町の坂東牧場。馬名の意味由来は「石菖(セキショウ)」。

1着 セキショウ(M・デムーロ騎手)
「先生から先頭へ行かなくてもいいと伝えられたので、2、3番手の競馬をした。外枠だったし、好スタートを切れ、ペースもちょうど良かったよ。直線もよくがんばってくれた。先頭に出るとやめるところがあるので、ブリンカーの効果が大きかったね」

2着 エーシンマックス(石橋脩騎手)
「返し馬から元気一杯。すごく雰囲気が良かったですよ。自分のペースを刻め、最後までがんばっています。夏場がいい馬。内回りコースも合います」

4着 エーシングングン(酒井騎手)
「直線で追い出し、頭が上がりました。馬の間に入っていけましたが、他が楽に行っていたぶん、届かなかった。難しいところがある馬だけに、うまく気が向いてくれれば」

6着 ダノンフェニックス(蛯名騎手)
「いざとなり、もこもこして進まない感じ。早めに来られたなか、よくがんばっているんだけどね」

7着 アダムスブリッジ(和田騎手)
「動ける位置にいましたが、なかなか推進してくれない。ちょっと内容が物足りないですよ。もともとよく見せないタイプとはいえ、本来の脚は使っていません。敗因ははっきりわからない。でも、体の問題じゃないでしょう。気持ちの部分にあるとしか言いようがないですね」

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セキショウ
(牝5、美浦・杉浦厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:ホーネットピアス
母父:サンデーサイレンス
通算成績:31戦5勝

セキショウ

セキショウ

セキショウ


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