【神戸新聞杯】成長アルバートドック12秒2「反応は良かった」

24日、神戸新聞杯(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。アルバートドック(牡3、栗東・松田博厩舎)は藤岡康太騎手が騎乗して、CWコースでの併せ馬。タガノエトワールを先行する形で最後は遅れたが、余力残しの内容で88.3-71.9-56.9-42.0-12.2秒をマークした。

同馬のキャリア8戦全てで手綱を執ってきた藤岡騎手は「先週にびっしり追ってあるので、今週は1Fの反応を見るように乗りました。ええ、反応は良かったですよ」とコメント。追い切りの意図を明かしたが、続けて「春はそんなに動くタイプじゃなかったのが動けるようになってきました。幼かった気性も成長してきたように感じますね」とひと夏を越しての心身の変化を感じとっていた。

春は毎日杯、京都新聞杯といずれも勝ち馬から0.1秒差など、惜敗続きでクラシックは未出走。しかし、オープン特別の白百合ステークスを制し、菊花賞出走当確ラインともいえる賞金を手にした。
キャリア2戦目以降はすべて掲示板を確保しているように、底を見せていない点は強み。主戦の手応えどおりの成長がレースでも見せることができれば、クラシック最終戦の主役候補へ名乗りを挙げても不思議ではない存在だ。

アルバートドック

併せ馬を行うアルバートドック(写真手前)


アルバートドック