【神戸新聞杯】昨年も推奨馬が8番人気3着!「激走パターン」に該当した今年の穴馬候補は?

格上挑戦となるジュンブロッサム

格上挑戦となるジュンブロッサム


菊花賞トライアル・神戸新聞杯 (G2、中京芝2200m)はイメージ以上に穴馬が台頭しているレース。

阪神で開催されていた19年以から、14年2着のサウンズオブアース(8人気)や同年3着のトーホウジャッカル(9人気)、15年3着のトーセンバジル(7人気)など人気薄がたびたび好走。

中京芝2200mへ代替開催となった20年以降はさらに穴馬の存在感が増していて、20年は14番人気のロバートソンキーが3着、昨年も8番人気のモンテディオが3着に激走しました。

このように近年の神戸新聞杯は波乱続き。今年も確たる主役が不在な状況だけに、穴馬を狙ってみたくなりますよね?

過去10年で好走した人気薄の戦績を詳しく調べると、とある「共通点」が浮かび上がってきました。

多くの馬が「2勝クラスからの格上挑戦馬」だったんです!

▼2勝クラスから格上挑戦で激走した穴馬(過去10年)
21年3着 モンテディオ(8人気)
15年3着 トーセンバジル(7人気)
14年3着 トーホウジャッカル(9人気)
12年2着 ロードアクレイム(8人気)

昨年も『前哨戦ならではの「穴パターン」に合致した激走候補』の記事で条件に該当していたモンテディオが8番人気で3着。阪神でも中京でも使えるデータであることを証明しました!

近年、本番の菊花賞は最低でも2勝クラス勝ち、1500万円ほどの本賞金が出走のボーダーライン。一方で、賞金を満たしていない馬にとってはトライアルで1~3着に入って優先出走権を獲得する必要があります。

そのため実績では見劣ったとしても勝負度合いは高くなり、14年3着で優先出走権を得たトーホウジャッカルは当時2勝クラス在籍のまま菊花賞に出走、本番でもレコード勝ちを収めました。

「2勝クラス」から格上挑戦する馬の中でも、特にアツいのが「上がり3ハロン前走メンバー2位以内」だった馬。前述4頭のうち3頭が該当しており、直線の長い阪神外回り、中京コースで持ち前の末脚を発揮していました。

今年、この2項目に該当する穴候補がジュンブロッサムリカンカブールの2頭!

ジュンブロッサムは前走出雲崎特別を上がり33秒2の末脚で差し切りV。初の2200mに対応できれば一発あっても不思議ありません。

リカンカブールの前走は好位からメンバー2位の末脚を使っての快勝。今回と同コースで行われた京都新聞杯でも4着と健闘しており、こちらも要注目の穴候補です!