【POG】11番人気サンヘレナが人気馬を抑えて押し切り…東京新馬

10月11日(日)、4回東京2日目4Rで2歳新馬(ダ1600m)が行なわれ、松岡正海騎手騎乗の11番人気・サンヘレナ(牝2、美浦・天間厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:38.9(稍重)。

2着にはクビ差で1番人気・アジュールローズ(牡2、美浦・古賀慎厩舎)、3着には1馬身1/4差で4番人気・トッコディルーチェ(牡2、栗東・中竹厩舎)が続いて入線した。

6枠12番タケルアローが好ダッシュを決めるも、更に外枠のトッコディルーチェ、ロンドンタウン、ファニーヒロインらがドッと押し寄せて先行激化の様相。そこへ内からサンアンダーソンも加わる。ワンダーウノは徐々にポジションを下げ、サンヘレナ、ラスベガスシチーらとともに中団に構える。そこから3馬身ほど離れてアジュールローズが追走。馬群は縦長となり、トッコディルーチェ、ロンドンタウンが並んで直線へ。
ロンドンタウンを振り切ったトッコディルーチェが粘るところ、直線半ばで馬場の真ん中からサンヘレナが交わして先頭。外から後方にいたアジュールローズが猛然と詰め寄ってくるが、サンヘレナがクビ差追い上げを抑えてゴール。

勝ったサンヘレナは近親に先の白山大賞典を勝ったマイネルバイカやオープン特別を3勝したケイアイテンジンがいる血統。パイロ産駒は昨日の京都でもオーマイガイが新馬勝ちを果たしている。
また、加藤オーナーの所有馬と松岡騎手のコンビといえば、2007年の皐月賞で15番人気のサンツェッペリンが2着に入って波乱を巻き起こしたが、ここも11番人気での勝利で高配当を演出する結果となった。

馬主は加藤信之氏、生産者は日高町の有限会社ケイズ。馬名の意味由来は「太陽+アメリカの都市名」。

1着 サンヘレナ(松岡騎手)
「スタートは速かったですけど、まだトモのハマりが良くないので中団辺りから進めました。外に出してからは、よく伸びてくれました。早目に抜け出す形になりましたが、他に切れる相手もいますし思い切っていきました。使って良くなりそうですね。距離は1600、1800くらいが良さそうです。先週、芝のレースを除外されてここを使ったことが運命ですね。ダートは合っていました」

2着 アジュールローズ(柴山騎手)
「前半は進んでいきませんでしたし、ゴーサインを出してもエンジンがなかなかかかりませんでしたが、直線では良い脚を使ってくれました。すぐにチャンスが来ると思います」

3着 トッコディルーチェ(吉田豊騎手)
「リズム良く運べましたし、最後もよく脚を使ってくれました。まだ初々しい雰囲気がありますし、使って良くなってきそうです」

4着 ロードゼフィール(石川騎手)
「返し馬では口向きの悪さを見せていましたが、レースでは素直で乗りやすかったです。まだ体を持て余している感じはありますが、センスが良いですし体がしっかりしてくればやれると思います」

5着 ラスベガスシチー(吉田隼騎手)
「トビが大きい馬でスタートの芝部分では遅れましたが、道中は4着馬の後ろで良いストライドで走れていました。直線で右手前に替えたときに、左にモタれてしまいました。調教ではそういう格好を見せませんでしたが、レースの速いペースで苦しくなったからかもしれません。叩いて良くなってくると思います。かからないので、距離はもう少しあっても良さそうです」

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サンヘレナ
(牝2、美浦・天間厩舎)
父:パイロ
母:クーニャン
母父:ジャングルポケット

サンヘレナ

サンヘレナ

サンヘレナ

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