【秋華賞】アンドリエッテ「ハミを変えた効果でいい動き」

15日、秋華賞(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、夕月特別を勝ってクラシックに挑むアスカビレン(牝3、栗東・中尾厩舎)は助手を背に坂路にて馬なりでの追い切り。今週の栗東坂路は時計を要する馬場状態という事もあり、4F57.5-43.2-28.0-13.9秒をマークした。

追い切りを見守った中尾秀正調教師は「変則日程なので月曜が本追い切りで今週は軽めに。うん、順調に調整ができてるよ。以前は装鞍所からレースまでイレ込みっぱなしだったけど、最近は返し馬を乗ったところで落ち着きを取り戻せるようになっている。そこらが成長だろうね」と、夏を超え成長を見せる同馬に対し、期待を感じれるコメント。2000mというのがカギになるが、勝ちを挙げたコースだけに侮れない1頭となる。

アスカビレン

▲今朝の追い切りの様子



前走、ローズS6着のアンドリエッテ(牝3、栗東・牧田厩舎)は川田将雅騎手が騎乗し、一杯に追われた古馬500万のエインセルとCWで併せ馬。0.2秒を追走する形から、内を馬なりで0.1秒先着する内容。余力を残しながらも先着する好内容から6F84.5-68.5-53.6-39.3-12.2秒の時計で最終追い切りを終えた。

牧田和弥調教師も「フォーム改善のために中間からハミを換えています。その効果もあったのか、今週はいい動きができてましたね。
時計的にはそんなに変わりないかもしれませんが、バネのある走りが戻っていましたから。前走と数字は変わりないかもしれませんが、馬体は締まってみえる。一度使った上積みはあるはずですよ」と馬具の効果に期待の口ぶり。鞍上が川田騎手に戻る事もプラスに働く事を考えれば、チューリップ賞2着の実力馬だけに、軽視は禁物と言ったところだろうか。

アンドリエッテ

▲馬具の効果が見込めそうなアンドリエッテ