鋭い伸び脚を披露しヒストリカルが勝利!…アイルランドT

10月18日(日)、4回東京5日目11RでアイルランドT(芝2000m)が行なわれ、田中勝春騎手騎乗の3番人気・ヒストリカル(牡6、栗東・音無厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:59.2(良)。

2着には半馬身差で7番人気・ライズトゥフェイム(牡5、美浦・加藤征厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・ファントムライト(牡6、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたメドウラーク(牡4、栗東・橋田厩舎)は5着に敗れた。

ほぼそろったスタートをきった12頭。押してヒュウマが抜け出し、その後を追うようにしてセキショウが2番手につける。その後少し間隔を開けてトラストワン、アンコイルド、人気のメドウラークと続く。ほぼ平均ペースのまま4コーナーを過ぎ、直線に入ると、セキショウ、アロマカフェ辺りが先頭を伺うが、外からヒストリカルが鋭い伸びを見せ、これらをまとめて交わしゴールした。2着には連れて伸びたライズトゥフェイムが入った。

勝ったヒストリカルは3歳春に毎日杯を勝つなど早くから活躍しており、今回は3番人気に甘んじていたものの、結果的には地力上位を示した格好。兄カンパニーは8歳の秋に天皇賞、マイルCSを連勝するなど全く衰えを見せなかっただけに、弟もそれに続く活躍が期待される。
馬主は近藤英子氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「歴史の」。

1着 ヒストリカル(田中勝騎手)
「早めに抜け出してしまい、ちょっと失敗。でも、力があるからね。決め手が違う。順当な勝利だよ」

2着 ライズトゥフェイム(石川騎手)
「悔しいですね。あと一歩で届かなかった。でも、折り合いが付き、理想の競馬はできました。右回りがいいと言われていますが、府中でも上手に走れますよ」

3着 ファントムライト(戸崎騎手)
「よくがんばっています。ちょっとじり脚ですし、ペースも遅かったですからね」

4着 エックスマーク(柴田大騎手)
「能力は高いのですが、難しいところがあります。ずっと耳を絞り、嫌々走っていましたね。直線はいい脚を使っているのですが」

5着 メドウラーク(藤岡康騎手)
「外目をスムーズに競馬できていれば。直線で窮屈になりました」

6着 アンコイルド(武士沢騎手)
「やめないように気を付けました。直線でちょっともたもたしましたが、いいポジションで競馬ができたのは収穫です」

9着 ステラウインド(蛯名騎手)
「スムーズな競馬だったけどね。坂を上がって止まってしまった。前半でちょっとかかったし、58キロの斤量も響いたよ」

10着 トラストワン(松岡騎手)
「休み明け。使って良くなるよ。こんな緩めの馬場は得意じゃない。パンパンの良で見直したい」

12着 セキショウ(大野騎手)
「スムーズに先行できていたら。しっかりハミを取っていましたし、走りは悪くなったですよ」

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ヒストリカル
(牡6、栗東・音無厩舎)
父:ディープインパクト
母:ブリリアントベリー
母父:ノーザンテースト
通算成績:23戦5勝
重賞勝利:
12年毎日杯(G3)

ヒストリカル

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