マイネルラフレシアが内から伸びてデビュー2連勝…アイビーS

10月24日(土)、4回東京6日目9RでアイビーS(芝1800m)が行なわれ、柴田大知騎手騎乗の4番人気・マイネルラフレシア(牡2、美浦・高橋裕厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:48.4(良)。

2着にはクビ差で7番人気・ユウチェンジ(牡2、栗東・森厩舎)、3着には1馬身差で3番人気・ヒプノティスト(牡2、美浦・奥村武厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたアドマイヤビスタ(牡2、栗東・友道厩舎)は5着に敗れた。

エイシンギガント、アドマイヤビスタ、フィンガーポストといった内枠の馬たちが先団グループを形成し、その中からエイシンギガントがハナを主張する。2番人気レプランシュはゲートの出が良くなく、最後方の競馬を強いられた。道中はよどみのない展開となり、そのまま直線へ。逃げるエイシンギガントをアドマイヤビスタが早々と捕らえるも、中団に位置していたマイネルラフレシアが内から鋭く伸びて先頭に立つ。さらに外からユウチェンジが伸びてくるも、マイネルラフレシアがその追撃を振りきってゴールした。

勝ったマイネルラフレシアは、長い直線で左回りという東京コースの形態と似ている新潟コースで新馬勝ちを収めていた。近親に阪神JFを勝ったショウナンパントルがいるなど、大舞台にいっても期待できる。血統的にも2400mは持ちそうで、今後が楽しみな1頭だ。
馬主は株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新冠町のビッグレッドファーム。馬名の意味由来は「冠名+植物の一種」。

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1着 マイネルラフレシア(柴田大騎手)
「今日は言うことのない内容でした。馬群で折り合って運べればと思っていましたが、道中もフワッと上手に走れていました。ゴーサインを出してからも瞬時に反応してくれましたし、最後も余裕がありました。前走の勝ち方も良かったですけど、今日はそれ以上に良い内容でした。欲を言えば、もう少し体が増えてきてほしいですね。先々が楽しみです」

2着 ユウチェンジ(戸崎圭騎手)
「直線の不利が痛かったですね。競馬が上手ですし、最後も良い脚を使ってくれます。まだ緩さがありますし、これからもっと良くなってくると思います」

3着 ヒプノティスト(柴田善騎手)
「この前、外に行ったのもそうですが、気性的なものでそういう面を見せますね。先頭に立ちそうになると、手前を替えて先頭に立たないようにしようとしますし、内にモタれたときにステッキを入れたら外へ行ってしまい、他馬に迷惑をかけてしまいました。馬群のなかで進めて、最後だけ抜け出すようなレースをしたかったですけど、それが出来ませんでした」

4着 スターオブペルシャ(北村宏騎手)
「ゲートの中で後ろにモタれそうになりましたが、課題と思っていた駐立はガマン出来ました。スタートをしてから少し寄られて後ろからになりましたが、課題の折り合い面も何とかガマンすることが出来ました。最後は前に追いつけませんでしたが、よく伸びていますし、こういう競馬を覚えていけばいいという次に繋がる内容だったと思います」

5着 アドマイヤビスタ(ルメール騎手)
「前走のときよりもテンションが上がっていましたが、レースでは問題ありませんでした。直線を向いても良い走りでしたが、最後は同じ脚色になってしまいました。この距離は少し長いようです」

マイネルラフレシア
(牡2、美浦・高橋裕厩舎)
父:ジャングルポケット
母:フライングメリッサ
母父:ダンスインザダーク
通算成績:2戦2勝

マイネルラフレシア

マイネルラフレシア

マイネルラフレシア


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