ドコフクカゼが得意の舞台でオープン2勝目…ブラジルC

10月25日(日)、4回東京7日目11RでブラジルC(ダ2100m)が行なわれ、石川裕紀人騎手騎乗の2番人気・ドコフクカゼ(牡5、栗東・友道厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:10.6(良)。

2着には1馬身3/4差で6番人気・ベルゲンクライ(牡5、美浦・高橋文厩舎)、3着にはクビ差で12番人気・トウシンイーグル(セ7、栗東・山内厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたロワジャルダン(牡4、美浦・戸田厩舎)は4着に敗れた。

きれいなスタートをきった15頭。まず抜け出したのはキャニオンバレーで、そこにアンコイルド、トウシンイーグル、ティアップゴールドが競りにいく。それら先行集団をロワジャルダン、ナリタハリケーン、ドコフクカゼが見る形となった。縦長の展開のまま第3コーナーに差し掛かると、後方にいたカゼノコ、ベルゲンクライら後方に位置していた各馬がまくり気味に上がり、直線を迎える。先行集団が早々と潰れ、前に出たのはドコフクカゼ。ベルゲンクライも伸びるが、ドコフクカゼには届かず。そのまま1着でゴールした。

勝ったドコフクカゼは今年5月のブリリアントSに続くオープンクラス2勝目を挙げた。また、これで7勝中4勝を東京ダート2100mで挙げる形となり、改めてこの距離とコース相性の良さを示した形となった。
馬主は國分純氏、生産者は日高町のファニーフレンズファーム。馬名の意味由来は「どこ吹く風」。

1着 ドコフクカゼ(石川騎手)
「得意の条件ですので、馬が競馬をわかっている感じ。力を信じて、小細工なしに乗りました。いくところ、いくところでスムーズにさばけ、しっかり脚を使えましたね。こちらは跨っていただけです」

2着 ベルゲンクライ(吉田豊騎手)
「リフレッシュされ、いい状態。力を付けているよ。ずっとかかっていたが、最後はしっかり伸びた」

3着 トウシンイーグル(江田照騎手)
「気の悪さも出さず、きょうは思ったよりテンに付いていけた。スムーズに運べたよ。3コーナーあたりで手応えが渋くなったけど、まだ脚があった。直線で前が開いたら、よく伸びてくれたよ」

4着 ロワジャルダン(C・デムーロ騎手)
「道中はリラックスしていたし、直線に向いてたときもいい手応え。ただ、最後の1ハロンで止まってしまったね。休み明けの影響だろう」

5着 ナリタハリケーン(池添騎手)
「外目をスムーズに運べた。一瞬、勝てると思ったよ。最後に止まったのは久々のぶんだね」

6着 クラージュドール(三浦騎手)
「休みを挟み、仕掛けどころの反応が鈍かった。でも、よく盛り返しているし、地力があるよ」

7着 カゼノコ(柴山騎手)
「スタート出てくれ、この馬としてはいい位置取り。勝ち馬と一緒に伸びかけたのですが、最後は離されてしまいましたね。休み明けのぶんでしょう」

9着 キングヒーロー(小牧騎手)
「まだ、馬群でモマれるような競馬に慣れてないからね。経験を積んでいけば、このクラスでも勝てるはずですよ」

13着 キャニオンバレー(柴田大騎手)
「この馬らしい競馬はできたのですが。展開がきつく、早めに苦しくなりました」

14着 アンコイルド(松岡騎手)
「前へいってほしいとの指示。ダートも合うが、ちょっとペースが早かった。気ムラな面が出てしまったね」

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ドコフクカゼ
(牡5、栗東・友道厩舎)
父:ワイルドラッシュ
母:デピュティプリミエ
母父:フレンチデピュティ
通算成績:24戦7勝

ドコフクカゼ

ドコフクカゼ

ドコフクカゼ

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