【BCクラシック】米三冠馬アメリカンファラオが圧巻の走りで頂点へ

10月31日(土)、アメリカ・キーンランド競馬場でBCクラシック(3歳上、1着賞金275万USドル、ダ2000m)が行われ、V.エスピノーザ騎手騎乗のアメリカンファラオ(牡3、米・B.バファート厩舎)が優勝。
2着には6馬身半馬身差でエフィネックス(牡4、米・J.ジャーキンス厩舎)、3着には3/4馬身差でオナーコード(牡4、C.マゴーヒーⅢ厩舎)が続いて入線した。

2頭が出走取消となり、8頭立てで行われたアメリカ最高峰レース。米国三冠馬アメリカンファラオに大きな注目が集まる中のゲートイン。大きな歓声の中、まずスッと先頭に立ったのはアメリカンファラオ。外から番手をとりに行くエフィネックス、内にトーナリスト、フローステッドの展開からコーナーへ。向こう正面で前の2頭が更に後続を引き離す。
先に仕掛たのは、2列目集団のトナーリストとフロステッド。最終コーナー手前で前との差を縮めると先頭のゴールデンホーンをぴったりとマーク。ゴールデンホーンもそれを確認し、コーナー途中で追い出しを開始。
合図を送り込まれたアメリカンファラオは抜群の反応を見せ、みるみるうちに後続との差を付ける。他馬とは異次元の走りでBCクラシックを制覇した。

勝ったアメリカンファラオは37年ぶりとなる米三冠馬で、前走トラヴァーズSでは2着に敗れる波乱があるも、堂々のレースでダート中距離路線の王座についた。このレースを最後にクールモアグループのアシュフォードスタッドで種牡馬入りすることが既に決定している。馬主・生産者はZayat Stables, LL。

アメリカンファラオ(American Pharoah)
父:Pioneerof the Nile
母:Littleprincessemma
通算勝利:11戦9勝
重賞勝利:
15年BCクラシック(米・G1)
15年ハスケル招待S(米・G1)
15年ベルモントS(米・G1)
15年プリークネスS(米・G1)
15年ケンタッキーダービー(米・G1)
15年アーカンソーダービー(米・G1)
14年フロントランナーS(米・G1)
14年デルマーフューチュリティ(米・G1)
15年レベルS(米・G2)

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