【京王杯2歳S】重賞Vへ手応え ボーダレス「距離延長は問題ない」

4日、日曜東京11レース・京王杯2歳S(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、カンナS1着のボーダレス(牝2、美浦・伊藤圭厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-53.0-39.7-13.1秒をマークした。

【伊藤圭三調教師のコメント】
「前走は、返し馬から柔らか味のあるフットワークで走れていて、ジョッキーも好感触を掴んでくれていたようです。終いの脚もしっかりしていて、良い勝ち方が出来たと思います。レース後は短期放牧を挟んで、ここを目標に調整してきました。1週前追い切りもしっかり動けていましたし、今日はウッドで併せ馬をしましたがこちらも良い動きでした。前走内容から距離延長は問題ないと思いますし、ここでも先々に繋がる競馬が出来ればと思っています」

ボーダレス

完成度の高い走りで重賞制覇を狙うボーダレス(奥)



前走、サウジアラビアRC7着のトウショウドラフタ(牡2、美浦・萱野厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.2-54.3-39.9-13.0秒をマークした。

【松下助手のコメント】
「前走の敗因は距離ですね。ジョッキーからも長かったと言われました。今日の追い切りは終いの反応を見る程度でしたが、テンションも上がらず落ち着きがあって良い感じでした。1400はピッタリですし、ゲートを出てから先行して早目に抜け出す形が理想的です」

トウショウドラフタ


前走、2歳未勝利(10/18・新潟・芝1200)1着のフリームーヴメント(牡2、美浦・宗像厩舎)は、丸田恭介騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.4-55.1-40.7-13.2秒をマークした。

【宗像義忠調教師のコメント】
「ここまで順調にきています。ジョッキーも距離が延びて良いタイプだと言っていましたし、これまでのレース振りから距離が延びるのはマイナスではないと思っています。これまでは小回りの1200で置かれるところがあったので、広い東京コースが上手く合ってくれればと思います。将来を含めて期待している馬ですし、ここでの経験がプラスになっていくと思います」

フリームーヴメント


前走、2歳未勝利(10/18・新潟・ダ1200)1着のマザックヤース(牝2、美浦・高柳厩舎)は、松岡正海騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-53.4-39.0-13.1秒をマークした。

【高柳瑞樹調教師のコメント】
「前走はダートで勝ちましたけど、芝でも勝てる馬だと思っています。前走後は、短期放牧を1週間挟んで調整してきました。1400は少し長いかもしれませんけど、2歳のこの時期に強いメンバーと戦うことは良い経験になりますし、チャレンジしていきたいと思います」