【POG】スズハヤトウーが終始先頭で押し切り勝ち…東京新馬

11月21日(土)、5回東京5日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、田中勝春騎手騎乗の8番人気・スズハヤトウー(牡2、美浦・松永康厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.7(良)。

2着にはクビ差で3番人気・ベストレート(牝2、美浦・牧厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・モズジョイ(牡2、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。

外枠各馬が好スタートを切り、その中から6番ベストレートが先頭に立つも、それをスズハヤトウーが押して交わしハナに立つ。その後ろをウインヴォラーレ、ブラスロック、ルージュバックの弟であるケイブルグラムが続く。3、4コーナーに差し掛かっても各馬特に動きがないまま直線へ。
逃げるスズハヤトウーをベストレートが抜きにかかり、一度は先頭に立つもスズハヤトウーが盛り返す。2頭の叩き合いとなったが、スズハヤトウーがベストレートの追撃を凌ぎきり1着でゴールした。ケイブルグラムは鞍上のR.ムーア騎手が鞭を振るうも伸びを欠いて5着に終わった。

勝ったスズハヤトウーは新種牡馬ダノンシャンティの産駒で、昨年の北海道サマーセールで378万という価格で落札された。馬主は宮原廣伸氏、生産者は新冠町の長浜牧場。馬名の意味由来は「鈴+地名+運より」。

1着 スズハヤトウー(田中勝騎手)
「渋太かったですね。調教で乗って、能力があることは分かっていました。流れが遅くて恵まれた面はありますが、勝てて良かったです」

2着 ベストレート(蛯名騎手)
「よく頑張っていますよ。良い形で競馬が出来ましたけど、最後は勝ち馬と同じ脚色になってしまいました。まだ全体的に緩さがありますし、気持ちの面でも不安定なところがあるので、その辺りがしっかりしてくれば良いですね」

3着 モズジョイ(中谷騎手)
「新馬だけに前半はあの位置からになりましたが、最後は良い脚を使ってくれました。もう少し真面目さが出てくれば更に良いですね。素質が高い馬ですし、すぐに勝てると思います」

4着 ウインヴォラーレ(松岡騎手)
「本当はハナに行って粘り込む競馬をしたかったですけど、物見をしていたので次を考えて乗りました。センスが良いですし、終いも良い脚を使ってくれました。慣れてくればハナに行っても大丈夫だと思います」

5着 ケイブルグラム(ムーア騎手)
「ゲートを出ればもう少し前に行けたと思いますが、スタートがゆっくりであの位置からになりました。今日はペースが遅かったですし、道中も物見をしたり子供っぽいところを見せていました。直線で加速するまでに時間がかかりましたが、ラスト1ハロンは良い伸びを見せてくれました。距離は2000くらいあっても良さそうです。次は変わると思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

スズハヤトウー
(牡2、美浦・松永康厩舎)
父:ダノンシャンティ
母:ダンシングナウ
母父:ダンシングブレーヴ

スズハヤトウー

スズハヤトウー

スズハヤトウー



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