【チャンピオンズC】ラスト圧巻12秒0レジェンド「申し分ない動き」

2日、日曜中京11レース・チャンピオンズC(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、みやこS3着のローマンレジェンド(牡7、栗東・藤原英厩舎)は、坂路で岩田康誠騎手を背に古馬1000万のサクセスグローリーを1秒4追走。鞍上のゴーサインが出ると豪快なフットワークでみるみる差を詰め、一気にパートナー交わし去ると5馬身近く先着。4F52.3-37.7-24.3-12.0秒を叩き出した。

「申し分ない動き。良かったね。前走は休み明けだったのに、あれだけのパフォーマンスをしてくれた。陣営がうまく調整してくれています。メンバーは揃ったけど、この馬の力を出し切れば去年以上のことができると思う」と会心の笑み。昨年のこのレースは3着で、前走のみやこS、前々走の平安Sも3着。ここで3着続きに終止符を打つことが出来るか。

ローマンレジェンド


前走、みやこS5着のクリノスターオー(牡5、栗東・高橋忠厩舎)は、H.ボウマン騎手とCWコースで初コンタクト。古馬準オープンのシグナルプロシードを相手に終い一杯に追われ5F52.2-38.7-12.9秒のタイムで鼻面を揃えてゴールした。

レースでも手応え以上の粘りを見せるのがこの馬の持ち味だが、中塚調教助手は「ボウマンに乗ってもらって、僕は併せた相手に乗りました。びっしり併せることができたし、ジョッキーにもゴールを過ぎてまでしっかり追ってもらいました。フワフワしてみたりと悪い癖も見せていましたが、これでこの馬に対するイメージも掴んでくれたと思うし、追い切りに乗ってくれたことはプラスに出るはず」と名手へ期待のコメント。昨年の8着から成長したところを見せたい。

クリノスターオー


前走、南部杯3着のワンダーアキュート(牡9、栗東・佐藤正厩舎)は、和田竜二騎手が騎乗し、CWコースで馬なりの調整。6F84.0-67.9-53.8-39.6-13.3秒をマークして、このレース6度目のチャレンジを迎える。

並床調教助手は「先週にいっぱいにやってあるんで、今週はサッと。ええ、予定通りですよ。けさは馬場が悪いと聞いています。苦手な馬場でしたが、そんな中でこの時計なら十分だと思います。前走後に少し熱発はあったけど、もう問題ないし、レース向けての調整は順調ですよ」と仕上がりをアピール。まだまだ衰えを見せない9歳馬の走りには大いに注目だ。

ワンダーアキュート